日本学術振興会賞

第12回(平成27年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第12回(平成27年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_関谷 毅
関谷 毅
(セキタニ ツヨシ)
SEKITANI Tsuyoshi



生年 1977年 出身地 山口県
現職 大阪大学産業科学研究所 教授
(Professor, The Institute of Scientific and Industrial Research, Osaka University)
専門分野 フレキシブルエレクトロニクス
略歴

1999年
2001年
2003年
2003年
2003年
2007年
2010年
2011年
2014年

大阪大学基礎工学部卒
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
博士(工学)の学位取得(東京大学)
東京大学大学院工学系研究科助手
東京大学大学院工学系研究科助教
東京大学大学院工学系研究科講師
東京大学大学院工学系研究科准教授
大阪大学産業科学研究所教授(現在に至る)

授賞理由
「柔軟性に優れた有機トランジスタ集積回路の開発と大面積センサーへの応用」
(Development of Ultraflexible Organic Transistor Integrated Circuits and Its Applications to Large-Area Sensors)

  関谷毅氏は、近年世界的に注目される有機材料の柔らかさを活かしたフレキシブルエレクトロニクス分野で世界最先端の業績を上げている新進気鋭の研究者である。フレキシブル有機トランジスタの作製プロセスの確立が実用化のためのコア技術となるが、関谷氏は自己組織化単分子膜をゲート絶縁膜として低電圧駆動で動作する大規模有機集積回路技術の開発に成功した。この成果を皮切りに、世界初の有機フローテイング型不揮発性メモリトランジスタの開発、大面積センサー、大面積アクチュエーターの実現、さらに柔軟性に優れた有機材料の特徴を活かした実デバイスへの応用・開発の推進と、世界的に注目される先駆的業績をあげてきている。
  関谷氏の一連の研究業績は、有機デバイスの持つ本質的な特徴を活かすための基本技術の開発とその学理の探求に裏打ちされたものである。こうした研究業績は、世界的に待望されていた柔らかいエレクトロニクスの実現に貢献するものであり、国内外の産官学で高い評価を受けている。
  関谷氏は、今後とも、継続的にフレキシブルエレクトロニクスに関連した分野で世界を先導する研究を行い、活躍することが期待される研究者である。

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