日本学術振興会賞

第11回(平成26年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第11回(平成26年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_椛島 健治
椛島 健治
(カバシマ ケンジ)
KABASHIMA Kenji



生年 1970年 出身地 岐阜県
現職 京都大学大学院医学研究科 准教授
(Associate Professor, Graduate School of Medicine, Kyoto University)
専門分野 皮膚科学、免疫学、アレルギー学、脂質生物学
略歴

1996年
1996年
1997年
1997年
1998年
2000年
2003年
2003年
2003年
2003年
2005年
2008年
2010年

京都大学医学部卒
横須賀米海軍病院インターン
京都大学医学部附属病院臨床研修医
ワシントン大学医学部附属病院レジデント
京都大学医学部附属病院医員
日本学術振興会特別研究員-DC
京都大学大学院医学研究科博士課程修了
博士(医学)の学位取得(京都大学)
京都大学医学部附属病院助手
カリフォルニア大学サンフランシスコ校リサーチアソシエイト
産業医科大学皮膚科准教授
京都大学創薬医学融合拠点准教授
京都大学大学院医学研究科准教授(現在に至る)

授賞理由
「アトピー性皮膚炎の病態解明と新規治療法及び非侵襲的診断技術の開発」
(Study toward the Control and Non-invasive Diagnosis of Atopic Dermatitis via Understanding of Its Mechanism)

  アトピー性皮膚炎は難治性の慢性疾患である。椛島健治氏は、アトピー性皮膚炎の克服に向けて、可視化技術を用いた研究手法を開発し、皮膚バリアの破壊による免疫細胞の感作がアトピー性皮膚炎の要因となることを実証するとともに、皮膚を場とする免疫応答が全身にわたる免疫・アレルギー反応に影響を及ぼすことを見出した。また、これらの成果をもとに、アトピー性皮膚炎の革新的治療薬につながり得る新規の皮膚バリア機能亢進薬を発見した。更に、光技術を用いて非侵襲的に皮膚疾患を診断し得る新たなシステムを構築した。アトピー性皮膚炎の病態解明、新規治療薬開発、非侵襲的診断技術開発を牽引する椛島氏の研究は独創性と先駆性に富み、今後の更なる活躍が期待できる。

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