日本学術振興会賞

第11回(平成26年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第11回(平成26年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_田中(大路) 真美
田中(大路) 真美
(タナカ(オオジ) マミ)
TANAKA (OJI) Mami



生年 1970年 出身地 山形県
現職 東北大学大学院医工学研究科 教授
(Professor, Graduate School of Biomedical Engineering, Tohoku University)
専門分野 医療福祉工学
略歴

1993年
1995年
1995年
1999年
2000年
2001年
2002年
2007年
2008年

東北大学工学部卒
東北大学大学院工学研究科博士前期課程修了
東北大学工学部助手
博士(工学)の学位取得(東北大学)
東北大学工学部講師
東北大学工学部助教授
東京工業大学精密工学研究所助教授兼任(2008年まで)
東北大学大学院工学研究科准教授
東北大学大学院医工学研究科/工学研究科教授(現在に至る)

授賞理由
「触覚メカニズムの解明と触覚センサシステムの開発に関する研究」
(Investigation of Tactile Mechanism and a Tactile Sensor System)

  田中真美氏は、触覚の周波数特性の違いにより、粗さや硬さ、弾性などの基礎的な感触・触感情報だけでなく、ふんわりやわらか感、サラサラドライ感、ペタペタ感、しっとり感など複合的な触覚感性量の計測に関して、感覚受容器の周波数特性に関する生理学的な考察を行うことにより、極めて独創的な研究を進め、多くの成果を挙げている。
  これらの成果は医療福祉工学・ヘルスケアの分野での新たなテクノロジー創出を切り開き、得られた知見を活かしてデバイス化し、企業と共同で製品につなげるなどの社会還元の視点も優れている。また、伝統工芸の職人技を数値化して後世に伝えていく可能性も考えられる。
  今後、これらの研究はロボットアームなど医用ロボットの動作などの技術開発だけでなく、医療、福祉などの分野での未熟者の訓練など、広い範囲での応用・発展性をもち、田中氏のさらなる発展と貢献が期待される。

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