日本学術振興会賞

第11回(平成26年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第11回(平成26年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_高木 剛
高木 剛
(タカギ ツヨシ)
TAKAGI Tsuyoshi



生年 1969年 出身地 愛知県
現職 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授
(Professor, Institute of Mathematics for Industry, Kyushu University)
専門分野 情報セキュリティ
略歴

1993年
1995年
1995年
2001年
2001年
2002年
2005年
2008年
2010年
2011年

名古屋大学理学部卒
名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了
日本電信電話株式会社NTTソフトウェア研究所
Dr.rer.nat.(理学)の学位取得(ダルムシュタット工科大学)
ダルムシュタット工科大学情報科学部助手
ダルムシュタット工科大学情報科学部助教授
公立はこだて未来大学システム情報科学部助教授
公立はこだて未来大学システム情報科学部教授
九州大学大学院数理学研究院教授
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所教授(現在に至る)

授賞理由
「公開鍵暗号の安全性評価と高速実装に関する研究」
(Security Analysis and Efficient Implementation of Public-key Cryptography)

  インターネットをはじめとするIT技術に基づく様々なサービスや取引において、情報の不正改ざんや不正取得等の攻撃を効果的に防ぐために不可欠な基盤技術の一つとして、公開鍵暗号がある。高木剛氏は、「攻撃しにくく作った公開鍵暗号の攻撃可能性を正確に見積もる」、すなわち「難しさを可能な限り正確に見積もる」という極めてチャレンジングな課題に取り組み、暗号理論、計算代数、アルゴリズム、計算機構における一連の新しい方法を開拓して、公開鍵暗号の攻撃可能性と高速実装性に関して、多くのインパクトのある先進的な成果を挙げた。これらの成果は、公開鍵暗号およびその発展系の新しい暗号技術をセキュアに使用するための指針作りにおいて世界的に大きな影響を与え、広く活用されている。このように高木氏は、暗号の安全性評価と高速実装の研究分野で国際的に認知され、更なる活躍の期待される代表的研究者の一人である。

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