日本学術振興会賞

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_曽我 謙悟
曽我 謙悟
(ソガ ケンゴ)
SOGA Kengo



生年 1971年 出身地 兵庫県
現職 神戸大学大学院法学研究科 教授
(Professor, Graduate School of Law, Kobe University)
専門分野 行政学
略歴

1994年
1994年
1997年
2000年
2008年
2010年

東京大学法学部卒
東京大学大学院法学政治学研究科助手
大阪大学大学院法学研究科助教授
ミシガン大学政治学部客員研究員
神戸大学大学院法学研究科准教授
神戸大学大学院法学研究科教授(現在に至る)

授賞理由
「現代の民主制各国における官僚制の理論的・計量的分析」
(Theoretical and Statistical Analysis on the Bureaucracy in Contemporary Democracies)

  曽我謙悟氏の一連の研究は、官僚を中心としつつ、政治家や利益団体、さらには一般の有権者など多様な政治的アクター(行為者)を視野におさめ、理論および実証研究の両面から、行政を政治過程の中に正しく位置づけようとする試みであり、その成果は日本の行政学の研究水準を飛躍的に向上させるものである。行政に関わる政治的アクターの選好や行動には、さまざまな政治制度や情報的環境が重層的に影響を及ぼすと考えられるが、曽我氏の主著の最大の功績は、そうしたきわめて複雑な影響のパターンを、ゲーム理論の枠組みを用いて網羅的かつ体系的に解明したことである。その上で、曽我氏は、政治的アクター間の相互作用がどのような政治的および政策的帰結をもたらすかを、さまざまなデータを駆使して、実証的にも明らかにした。これらの業績は、後進の研究者の研究動向にすでに大きな影響を与え、また国際的にも高い評価を得ており、曽我氏は、今後も日本の行政学・政治学においてますます主導的役割を果たすことが期待される。

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