日本学術振興会賞

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_後藤 真孝
後藤 真孝
(ゴトウ マサタカ)
GOTO Masataka



生年 1970年 出身地 東京都
現職 産業技術総合研究所情報技術研究部門 首席研究員
(Prime Senior Researcher, Information Technology Research Institute, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)
専門分野 音楽情報処理
略歴

1993年
1995年
1995年
1998年
1998年
1998年
2000年
2001年
2005年
2009年
2011年
2011年
2013年

早稲田大学理工学部卒
早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了
日本学術振興会特別研究員-DC
早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了
博士(工学)の学位取得(早稲田大学)
電子技術総合研究所知能情報部研究員
科学技術振興事業団さきがけ研究21研究員
産業技術総合研究所情報処理研究部門研究員
産業技術総合研究所情報処理研究部門主任研究員
産業技術総合研究所情報技術研究部門研究グループ長
科学技術振興機構CREST研究代表者
産業技術総合研究所情報技術研究部門上席研究員
産業技術総合研究所情報技術研究部門首席研究員(現在に至る)

授賞理由
「計算機による音楽・音声の自動理解とそのインタフェース応用に関する先駆的研究」
(Pioneering Work on Understanding of Music and Speech by Computers and Its Interface Application)

  後藤真孝氏は、複数の音源で演奏されている音楽信号の中から、その構成要素を推定するという問題に取り組み、メロディ、ビート、サビ等の音楽の主要な要素の推定に世界に先駆けて成功し、「音楽の自動理解」という新領域を開拓した。そして、音源の数を仮定しない独創的な信号処理と数理的枠組みを提唱し、多くの後続研究を生む貢献をした。
  また、「音楽理解研究が音楽の聴き方をどのように豊かにできるか」という独自の研究課題を設定し、音楽情報の検索や音楽鑑賞の支援のための多様なインタフェースの構築に成功した。楽曲中の興味のある箇所を容易に見つけて聴くことができるサビ出しインタフェースなど、斬新なアイディアを幾つも提案し、基礎から応用に至る広範な成果は、多数の報道や企業への技術移転によって社会に大きなインパクトを与えている。さらに、学術利用可能な音楽データベースを構築し、音楽情報処理の分野全体が発展する基盤を築いた。
  後藤氏は音楽情報処理の分野で世界的に高い評価を受けており、今後も幅広い活躍が期待される。

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞受賞者一覧へ戻る