日本学術振興会賞

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_神谷 之康
神谷 之康
(カミタニ ユキヤス)
KAMITANI Yukiyasu



生年 1970年 出身地 奈良県
現職 国際電気通信基礎技術研究所脳情報通信総合研究所神経情報学研究室 室長
(Head of Department of Neuroinformatics, Brain Information Communication Research Laboratory Group, Advanced Telecommunications Research Institute International)
専門分野 神経情報学
略歴

1993年
1995年
1996年
2001年
2001年

2001年
2003年
2004年
2008年

東京大学教養学部卒
東京大学大学院理学系研究科修士課程修了
日本学術振興会特別研究員-DC
カリフォルニア工科大学計算神経システム博士課程修了
Ph.D.(計算神経システム)の学位取得(カリフォルニア工科大学)
ハーバード大学メディカルスクール研究員
日本学術振興会特別研究員-SPD
国際電気通信基礎技術研究所脳情報研究所研究員
国際電気通信基礎技術研究所脳情報通信総合研究所神経情報学研究室室長(現在に至る)

授賞理由
「脳情報デコーディング法の開発」
(Development of Brain Decoding Methods)

  神谷之康氏は、機械学習アルゴリズムを用いてヒトの脳計測信号から行動や認知内容を解読する脳情報デコーディング法を世界に先駆けて開発した。
  この方法を用いて、脳画像の画素より微細な脳構造(コラム構造)に表現されている視覚的方位や運動方向の情報を単一試行の脳活動データから解読することに成功した。また、知覚像を脳活動から再構成する方法や睡眠中の脳活動から夢の内容を解読する方法を開発した。これらの研究は、ヒトの脳活動データから抽出できる心的情報の質と量を飛躍的に向上させ、 “Brain decoding”と呼ばれる新たな研究分野を生み出した。
  神谷氏は、多様な心的情報の解読の分野において大きな貢献をしており、今後もブレイン・マシン・インタフェースなどの臨床・産業応用の分野においても幅広い活躍が期待される。 

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