日本学術振興会賞

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞の受賞者決定について

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞受賞者

photo_伊藤 孝行
伊藤 孝行
(イトウ タカユキ)
ITO Takayuki



生年 1972年 出身地 愛知県
現職 名古屋工業大学大学院工学研究科 准教授
(Associate Professor, Graduate School of Engineering, Nagoya Institute of Technology)
専門分野 マルチエージェントシステム
略歴

1995年
1997年
1999年
2000年
2000年
2000年
2001年
2003年
2005年
2005年
2007年
2008年

名古屋工業大学工学部卒
名古屋工業大学大学院工学研究科博士前期課程修了
日本学術振興会特別研究員-DC(2000年からPD)
名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程修了
博士(工学)の学位取得(名古屋工業大学)
南カリフォルニア大学情報科学研究所客員研究員
北陸先端科学技術大学院大学知識科学教育研究センター助教授
名古屋工業大学大学院工学研究科助教授
ハーバード大学客員研究員
MITスローン経営大学院客員研究員
名古屋工業大学大学院工学研究科准教授(現在に至る)
MITスローン経営大学院客員研究員

授賞理由
「自動交渉機構に関する理論とその応用に関する研究」
(Study on Theories and Applications of Automated Negotiating Mechanisms)

  伊藤孝行氏は、人間の交渉や合意形成を計算機で代行実行し支援するマルチエージェントシステムの研究分野において、人間の交渉や合意形成を分析・支援するための自動交渉機構に関する新学術分野を開拓した。
  具体的には、社会システムを複数の意思決定主体(エージェント)の協調と交渉という観点でモデル化し、ゲーム理論や計算機上での大規模シミュレーションを行いながら改善・向上させる仕組みを構築した。理論的には、競争的な状況と協力的な状況における自動交渉理論を提案し、人間の価値観の依存性や主観的評価を行うための計算モデルを構築した。
  考案した自動交渉機構や計算モデルは、環境問題や合意形成といった社会システムの課題解決に応用出来るものであり、その一部は主に共同研究などを通して応用され、社会還元されている。
  伊藤氏は国際的な学会活動も活発に行なっており、今後もマルチエージェントシステムの分野において幅広い活躍が期待される。 

第10回(平成25年度)日本学術振興会賞受賞者一覧へ戻る