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人文・社会科学振興プロジェクト研究事業
  • テーマ名
  • 「文化の縁側:芸術文化から地域を考える」
    文化の縁側2:縁側討論会(パネル・ディスカッション)
    「まちづくりの触媒としての文化—コミュニティ・カルチャーの可能性を探る—」

  • 開催日時
  • 平成20年11月22日(金)

  • 会場
  • 素人の乱12号店エンジョイ北中ホール(JR高円寺駅徒歩7分)

  • 住所
  • 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F

  • 実施の様子


  • 最初の会場:
    素人の乱12号店エンジョイ北中ホール

    移動後:
    素人の乱9号店セピア(呑み屋・カフェ)

    文化の縁側2は、素人の乱12号店エンジョイ北中ホールから、途中素人の乱9号店セピアに会場を移して、アットホームな雰囲気の中で開催された。

    環境共生型のライフスタイルを目指す「カフェスロー」(東京・国分寺・渡邉由里佳さん報告)では、「スローライフとは、つながりを大切にする生き方」であり、「つながりを取り戻すことで世界を変える」ことを目指している。教育も福祉も環境も全部一緒にアートでやろうとする「Salon de AManTO-(サロン・デ・アマント)」(大阪・中崎・吉田惺庵さん報告)では、自分の稼ぎとは別に「傍を楽にする”働き”」、自分のやることで人を豊かにするボランティアを通して、当り前の交流を復活させることを試みる。シャッター商店街で居場所づくりに取り組む「素人の乱」(東京・高円寺・松本哉さん報告)では、「自分たちの生活しているまちで言いたいことを言うのが大事」と考え、リサイクルショップ・古着屋・カフェといった人が集まれる居場所づくりからデモ活動まで幅広く行っている。

    ディスカッションでは、松本さんも訪れたことのあるドイツの「文化の縁側」、地域における居場所づくりについて、研究者の知見も交えて議論した。ドイツには、居場所を作り、そこに人が集まれるための仕組みがある。それが前世代の社会運動の成果による制度的恩恵を受けているドイツの若者と日本の違いである。日本では居場所を作れる社会的な土台が乏しく、出会いの機会もないまま孤立してしまう。自分が働く場・住む場といろんなかたちでつながりたい欲求は切実で、「愛にあふれた場が今の社会ですごく求められている」(発言より)。

    居場所づくりの手がかりとしては、インスティテューションの設立、オルタナティブスペースをつくる、中間支援組織の立ち上げ、といった手法がある。目指しているのは、そこでのつながりを通して誰もが自力で問題を見つけて解決できる、いわば「生きやすく」なるための力を身につけられることだ。今回の研究会自体も、そうした実践の共同体を通じて学習するための場の一つといえるだろう。