「奄美の在地の環境認識」を考える
「奄美の在地の環境認識」を考える |
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平成20年9月17日 (水) |
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奄美文化センター |
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鹿児島県奄美市名瀬長浜町517 |
わたしたちが奄美大島で実施した「飛び出す人文・社会科学〜津々浦々学びの座〜」の参加者は、あいにくの台風13号直下にもかかわらず、一般参加者(主に関西在住者)、話題提供者の奄美在住環境運動家、主催者を合わせ、35名でした。 わたしたちのグループメンバーである同志社女子大学の大西秀之さんから今回のサイエンスカフェについて趣旨説明がおこなわれた後、環境ネットワーク奄美の薗博明さんがクロウサギなどを原告とする訴訟をとおして奄美大島固有の環境価値を見直すきっかけをきずいたことを紹介してくださいました。つづいて、奄美哺乳類研究会の半田ゆかりさんが、誤った認識にもとづいてハブ対策のためにマングースが導入され、現在はその生態を観察しながら駆除にあたり、奄美の生態系回復に多くの方がかかわっている事例を伝えてくださいました。最後に現役の猟師でもある奄美島立会物流センターの四本龍太郎さんが山からの視点と海からの視点にもとづく自然認識のありようについて、ご自身の経験にもとづいて解説してくださいました。 これらの話題提供を受けたうえで、参加者のあいだで議論と問答がおこなわれました。 一般参加者は奄美に居住していない人がほとんどであり、今回のテーマはかならずしも各人の環境認識や生活意識に直結して論じることができるものではありません。しかし、わが身を奄美という大規模開発をうけながらもゆたかな自然とそれに適合してきた生活をいまに残す地域において、居住者の生の感覚を伺うことは、普段は気がつくことのない環境認識を意識することができる貴重な機会であったのではないかと考えます。 そして、自分が生活する場所に立ち返ったとき、あらためて身の回りの環境のあり方、さらにはつながってはいても意識をすることのなかった地域の環境について考え直す材料を得られたことと思います。 ![]() |


