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人文・社会科学振興プロジェクト研究事業

プロジェクト研究の成果

プロジェクト研究一覧表

研究領域 5
Project Number 5-1

プロジェクト研究名:

伝統と越境 ―とどまる力と越え行く流れのインタラクション―

グループ名:

自己表象の生成と変容

リーダー名(所属):

柏木博(武蔵野美術大学造形学部・教授)

組織構成:

柏木 博   (武蔵野美術大学・教授、研究グループ長)
長沼 行太郎 (関東短期大学・教授、調整)
北澤 洋子  (武蔵野美術大学・教授)
高橋 敏夫  (早稲田大学・教授)
田中 正之  (武蔵野美術大学・准教授、企画)
辻 吉祥   (早稲田大学・非常勤講師、記録・編集)

 

平成20年度の研究成果

美術・デザイン・文学の分野での<自己表象>の問題性(生成、変容、社会的機能)について、下記@〜Eのテーマで分担研究と研究会、2008年秋に展覧会をおこない、さらに、他分野との交流をサイエンスカフェのかたちでおこなった。
@ 肖像画と自己表象T……美術史的観点から。自己の描かれ方についての研究。主に前近代。
A 肖像画と自己表象U……美術史的観点から。自己の描かれ方についての研究。主に近現代。
B ものと自己表象……デザイン史的観点から。自己の換喩としてのモノについての研究。
C 伝記と自己表象T……文学史的観点から。自己の語られ方についての研究。
D 伝記と自己表象U……現代文化論の観点から。いわゆる大衆文化のなかでの自己表象の研究。
E 美術と文学が社会に提供した自己表象モデル……研究のまとめ

    研究成果の公開を主に次の方法でおこなった。

  • 企画展「Visual Devices 視覚装置:見ることを見る」
  • 企画展リーフレット『Visual Devices 視覚装置:見ることを見る』の刊行
  • 共同著作『自己表象の生成と変容 W』の刊行、2009年3月。
  • サイエンスカフェ「視覚装置の魅力」の実施(200.10.16)
  • 学振シリーズ本への執筆・刊行

シンポジウム、ワークショップ等の開催状況:

企画展「視覚装置:見ることを見る」の実施
2008年10月6日〜同年10月25日
武蔵野美術大学資料図書館2階展示室
主催:武蔵野美術大学美術資料図書館
企画/監修:柏木博・北澤洋子・田中正之・長沼行太郎
参加人数:延べ約750人。

<飛び出す人文・社会科学〜津々浦々学びの座〜実施状況>
2008.10.16(木)「特別講座-サイエンスカフェ:視覚装置の魅力」を講師・森山朋絵(東京都現代美術館)、ナビゲーター・柏木博(当研究グループ長)で開催。武蔵野美術大学美術資料館第10講義室。参加者:約80名。

論文、著書等:

○柏木博・田中正之・北澤洋子・長沼行太郎・高橋敏夫・辻吉祥著『Visual Devices 視覚装置:見ることを見る』、武蔵野美術大学美術資料図書館発行、p1-45、2008年10月)
○長沼行太郎「人はなぜ自伝を書くのか、読むのか?」、沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』 p63-74、東信堂、2009年3月
○高橋敏夫「人はなぜ、ときに「他者」を「自己」のあらわれとみなすのか?」、沼沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』 p75-83、東信堂、2009年3月
○北澤洋子「人はなぜ自画像を描くのか?」、沼沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』 p84-93、東信堂、2009年3月
○田中正之「人はどのように自画像を描くのか」、沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』、沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』 p94-102、東信堂、2009年3月
○柏木博「陶酔する室内空間と電脳空間」、沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか? p103-112、東信堂、2009年3月
○辻吉祥「《コラム》「わたし」と死の篩い――優性思想と文学」、沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』、p113-116、東信堂、2009年3月
○辻吉祥「オリーヴ・シュライナーの「青鞜」――背理の優生学」学会発表、2008.6.21 日本社会文学会 春季大会 於:日本女子大学

<人社シリーズ本>
沼野充義編『未来を拓く人文・社会科学15 芸術は何を超えていくのか?』東信堂、2009年3月

  

グループ名:

「越境と多文化」

リーダー名(所属):

楯岡求美(神戸大学大学院国際文化学研究科)

組織構成:

リーダー:   楯岡求美 神戸大学大学院・准教授(ロシア演劇)
サブリーダー: 毛利公美 東京大学大学院・助教(ロシア亡命文学)
コアメンバー: 増本浩子 神戸大学大学院・准教授(スイス等のドイツ語文学)/ヴァレリー・グレチコ 東京大学非常勤講師(ロシア文学および記号論)/林みどり 立教大学・教授(ラテンアメリカ思想文化史)/井上優 明治大学・准教授(シェイクスピア上演史)/阿部 賢一 武蔵大学・准教授(中欧文化論)/昼間 賢 早稲田大学・非常勤講師(フランス文学)/中村 唯史 山形大学・准教授(ロシア文学、コーカサス論)
研究協力者: 西谷修 東京外国語大学教授(フランス思想)/ 澤田直 立教大学教授(フランス語文学)/ 望月哲男 北海道大学スラヴ研究センター教授(ロシア文学・ロシア文化論) 等
若手研究者:松井真之介 神戸大学大学院国際文化学研究科異文化研究交流センター研究員(フランスのアルメニア移民)/奥彩子 大阪大学大学院人間科学研究科GCOE特任研究員(旧ユーゴスラヴィア中心とした東欧文学)等。

コア・グループによる研究体制
@「越境とテクストの生成」(阿部賢一/林みどり/昼間賢 担当)
切断と再生、移動と蝟集、シュミラクルの脅威とオーセンティシティの召喚。モダニズムに作用する複数の強度と、再編纂される〈声〉の配置をたどりなおす試み
A「亡命と演劇様式の伝承」(井上優 担当)
B「境界線のトランス フォーメーション (形質転換)と近代」(ヴァレリー・グレチコ/中村唯史 担当)
C「ロシア亡命と諸芸術」(毛利公美 担当)

平成20年度の研究成果

越境には空間軸、時間軸、意識軸など、多層的形態がある。自然自明的に思われていた国民国家の枠組み、民族や言語文化などが共同想像による歴史的社会的な創造物であることが近年特に認識されるようになった。人間はいずれかの場に帰属せざるを得ないし、その場というものは、常に他の異質なものとの接触によって作られる境界線に囲まれたものである。線によって区切られることは、どこか外界を失うことにつながる。そのような喪失が強烈に意識化されるのが亡命や移住といった、空間的移動をともなう越境の形態である。逆に隔離されることによって帰属社会とのコミュニケーションが断絶するということもある。いずれにしても、越境が善か悪かではなく、境界線というものがつねに相対的なものであり、固定的ではないことを意識化することで、われわれは喪失の痛みを回避する可能性を手にするのではないだろうか。越えていくことを前進や進歩のように捉えるのではなく、戻る道筋を確保すること、複数の境界線を重ねながら引くことで、帰属するグループが単一ではなく、複合的であり、変化するものであることを認識することが求められている。個別の人間が多文化性内包していて、ひとは決して本質的に自己アイデンティティを確立しているのではなく、外界とのかかわりの中でフレキシブルに変容する総体として存在している。固定的だった従来の常識的なアイデンティティ・イメージを崩し、意識を変えるには、文学や諸芸術の創作を通した疑似体験が有効である。変化に伴う自己の揺らぎと違和感の内面化に焦点を当て、コア・グループに分かれて研究を進めた。以下はその成果の一部である。3月に東京で2回にわたり総括研究会い、成果は報告書として3月末に刊行予定である。

@郊外と暴力:昼間 賢 (早稲田大学)は セネガルとフランスのハーフである若手女性作家マリー・ンディアイの作品を取り上げ、中心と周縁のいずれにも属さない「郊外」という住空間が、精神的にもどこにも帰属できない中間的な空間として意識されることを明らかにした。阿部賢一 (武蔵大学)はゲルマン系のドイツ文化とスラヴ系のチェコ文化のせめぎあうチェコで、見えない文化層としてのロマを描いた小説を取り上げ、非公式言語であるロマの言葉が入り混じった物語の中の声に耳を傾けることで,国民国家の中にありながら境界内に吸い上げられうことなく浮遊する人々について論じた。林みどり (立教大学)はフリオ・コルタサルの小説をとりあげ、言葉が空間を飛び越えるメディア装置であり、公的な法治空間であるパリとDVの繰り返される家族(私的空間)を直接的につなぎ、壁の落書きである口で拉致され、拷問された人々の叫びを日常に呼び込むという文学手法の中に境界線を揺るがす文学のエネルギーを見出した。

A周縁:ポーランドの文化的中心であるワルシャワやクラクフではなく、東部地方(クレスィ)、シロンスク(シレジア)、カシュブといった周縁地域に焦点を絞り、ポーランド研究の新たな展開の可能性を検証した。隣接地域の文化に直接的に晒されてきた、周縁における地域主義の過去・現在・未来について研究するに当たって人文学的視点の重要性を考察した。

B音楽における連続と拡散:ヨーロッパクラシックの規範である12音階(区切られた音)ではない音のありようについて、ホーミーなどの「のど歌」や電子楽器テルミンの連続した音が耳と知識ではなく、体への共鳴として享受されることを検証した。とくにテルミンは映画音楽に使われるが、歌舞伎の下座と同様、感情への伝達が社会的に規定され、記号化されている部分と感覚を直接刺激するものとが自在に交差していることが明らかになった。

C周縁と中心、往還のダイナミズム:越境の多様性はどのように概念化できるのかを、多言語社会でありながらどちらかといえば住み分けの進んでいるスイスの社会状況、文学における越境として、ロシアの思想家、ジャーナリスト、作家であったローザノフのドキュメントを文学作品へと捉え返す手法に注目し、「境界」は必ずしも線ではなく、広がりを持っていること、衝突を和らげるために異質なものがそこに留まり、次第に理解が進められる場ともなりうることが議論された。

シンポジウム、ワークショップ等の開催状況:

2008年
7月5日(土)ワークショップ「『郊外(sub-urbia)』と『暴力』――パリ・プラハ・ブエノスアイレス――」立教大学池袋キャンパス、参加人数:50人
7月28日(月)ワークショップ「音と声のうねり――『音楽における連続と拡散』 その1――」神戸大学大学院 国際文化学研究科、参加人数:40人、神戸大学国際文化学研究科(大学院教育改革支援プログラム)と共催。
11月12日(水)トーク・朗読・シンポジウム 「多和田葉子さんを迎えて――『未来への郷愁――21世紀の文芸を切り拓くために』」東京大学本郷キャンパス、参加人数:150人「人社プロジェクト」研究領域V-1 「伝統と越境――とどまる力と越え行く流れのインタラクション」企画。
10月25日(土)記念シンポジウム「北大総合博物館企画展示「カレル・チャペック その生涯と時代〜没後70周年展 1890-1938」 北海道大学総合博物館、参加人数:100人、北海道大学総合博物館およびスラブ研究センターとの提携協力。
11月18日(火)ワークショップ「音は感情をゆらがせる――『音楽における連続と拡散』 その2――」神戸大学大学院 国際文化学研究科、参加人数:40人、神戸大学国際文化学研究科(大学院教育改革支援プログラム)と共催。

2009年
1月10日(土)ワークショップ「人文学的アプローチによるポーランド地域主義研究――文学・芸術・言語を通して考えるポーランドの周縁地域――」 東京大学本郷キャンパス、参加人数:30人(ゲストにポーランド大使館領事)。地域研究コンソーシアム(JCAS)、北海道大学スラブ研究センターと共催。
3月2日(月)  国際研究コロキアム「周縁と中心、往還のダイナミズム」ベルリン自由大学比較文化学研究所、参加人数:25人。

<飛び出す人文・社会科学〜津々浦々学びの座〜実施状況>
2009年3月30日(月)「規範と境界を超える文学─ダニイル・ハルムスをめぐって」東京大学本郷キャンパス。映画『ハルムスの幻想』(スロヴォダン・D・ペシク監督、1988年、ユーゴスラヴィア)の上映とディスカッション。詩の朗読(原語と翻訳)。

論文、著書等:

林みどり・阿部賢一 編著『「郊外 (sub-urbia)」と「暴力」― パリ・プラハ・ブエノスアイレス―』2009年、3月刊行予定。報告書。
井上優編著『演劇の近代と越境(2)』2009年、3月刊行予定。報告書。
松井真之助編著『阪神間モダニズム/「伝承のマニエール―マイノリティの言語継承と記憶」(仮)』2009年、3月刊行予定。報告書。

<人社シリーズ本(刊行予定含む)>
未来を開く人文・社会科学 15
沼野充義編『芸術は何を超えていくのか?』東信堂、2009年3月。

  

グループ名:

伝統から創造へ

リーダー名(所属):

福岡正太(国立民族学博物館)

組織構成:

高松晃子、聖徳大学、サブグループAの総括
寺田吉孝、国立民族学博物館、東南アジア伝統芸能の映像記録
笹原亮二、国立民族学博物館、日本の民俗学と民俗芸能の映像記録
俵木悟、東京文化財研究所、日本の芸能保護政策と民俗芸能の映像記録
藤岡幹嗣、映像民族学者、芸能の映像記録の方法論
久万田晋、沖縄県立芸術大学、沖縄・奄美の伝統芸能の映像記録
梅田英春、沖縄県立芸術大学、東南アジアの伝統芸能の映像記録
尾高暁子、東京芸術大学、映像音響アーカイブ構築における諸問題
岡田裕成、福井大学、植民地時代のアンデス美術における伝統研究
小塩さとみ、宮城教育大学、日本およびベトナム音楽における伝統研究
菅聡子、お茶の水女子大学、日本文学における伝統研究
田井竜一、京都市立芸術大学、オセアニアおよび日本の民俗芸能における伝統研究
藤原貞朗、茨城大学、近代フランスおよび日本美術における伝統研究
根来章子、お茶の水女子大学、研究補助

平成20年度の研究成果

研究グループ「伝統から創造へ」は、福岡正太をリーダーとするサブグループと高松晃子をリーダーとするサブグループから成る。

@サブグループ「東南アジアにおける伝統芸能を資源とした芸術創造を支える共有の知の構築」

平成20年度は、次の3つを柱として研究活動を行った。1.映像による芸能の民族誌的記録作成について議論を深めること、2.実際にメンバーの手により映像記録を作成すること、3.関係者とともに映像を視聴し意見交換を行うことである。議論の焦点の1つとなったのは、映像記録と実際に芸能をになう人々との関係である。芸能を、様々な社会的なプロセスを含むものとして広くとらえた場合、記録の作成も、その社会的なプロセスの一部とみなすことができる。とすれば、映像記録作成は、芸能をになう人々がどのような記録を必要としているのか、その記録をどのように活用したいのか、という問題から切り離して考えるべきではない。この点を意識しながら、鹿児島県三島村硫黄島において映像記録作成を行い、さらに、カンボジア、硫黄島、喜界島等において、映像の上映と意見交換を行う会を開催した。その過程で、映像を共同で視聴することは、芸を見つめなおし、芸能が置かれている状況を振りかえる機会となること、その芸能に対して自分たちが何をできるかを考えるきっかけとなることなどがわかってきた。これを踏まえ、映像の撮影、編集、公開の全ての過程を、芸能の伝承のプロセスの中に位置づけて考えること、そして、映像記録を単なる過去の記録としてではなく、芸能の伝承に資する資源として生かす可能性を探ることを、映像による芸能の民族誌的記録の作成の1つの指針とする可能性が明らかになった。

Aサブグループ「芸術文化における〈伝統的なもの〉」

2008年度には、2つの研究会とまとめの報告会・座談会、3冊目の報告書の編纂を行なった。1回目の研究会は、「西洋音楽におけるアジア」と称して、2008年6月7日、聖徳大学において開催した。お茶の水女子大学の根来章子氏の報告「近代フランス音楽にあらわれたアジアの表象―20世紀前半音楽シーンにおける異国の伝統の取り扱いについて」を軸に、音楽における異国の伝統的素材の使用について討論をおこなった。2回目の研究会「伝統と身体」は、2008年12月13日、お茶の水女子大学で開催した。お茶の水女子大学の藤本寛子氏による報告「明治時代の興行取締と「音楽」―「劇場取締規則」「寄席取締規則」「観物場取締規則」の比較を通して―」と、学習院大学の兵藤裕己氏による「国民形成と身体の生成」という2つの報告を得て、伝統による身体規制の問題について討論した。最後に、5年間の総まとめとして、2009年3月1日、宮城教育大学において、個々のメンバーによるまとめの発表とテーマ別の座談会を行なった。そこでは、5年間の成果として、分野横断的な視点を得たこと、研究者だけでなく創作者や表現者の立場からアプローチできたことなどを再確認したが、「伝統」の受容と浸透のダイナミズムを解明しきれなかったという反省も残った。報告書には、2007年度以降の全ての活動レポート、および5年間の活動に関する資料を掲載し、活動の締めくくりとした。

シンポジウム、ワークショップ等の開催状況:

2008年9月2日
三島村総合開発センター、「八朔太鼓踊り映像上映会」、約40名
2008年10月19日
国立民族学博物館、フォーラム「映像による芸能の民族誌」、約40名
2009年1月20日
スバエク・トム一座リーダー宅(シエムリアップ)、「スバエク・トム映像上映会」、約15名
2009年1月23日
パンニャサストラ大学(プノンペン)、「スバエク・トム映像上映会」、約200名
<飛び出す人文・社会科学〜津々浦々学びの座〜実施状況>
2008年12月4日
喜界町役場コミュニティホール、「八月踊りを映像で記録する」、約40名
2009年3月21日
国立民族学博物館、「映像の中のインドネシア芸能」(東洋音楽学会との共催)、約20名

論文、著書等:

藤原貞朗著『オリエンタリストの憂鬱―植民地時代フランスの東洋学者とアンコール遺跡の考古学』、めこん、2008年11月
高松晃子編著、『伝統から創造へ』3、日本学術振興会人文・社会科学振興プロジェクト研究事業「伝統と越境―とどまる力と越えゆく流れのインタラクション」「芸術文化における<伝統的なもの>グループ、2009年3月
笹原亮二編、『喜界島で「奄美大島の八月踊り」を見る』、国立民族学博物館機関研究プロジェクト「伝統芸能の映像記録の可能性と課題」、機関研究プロジェクト「ユーラシアと日本:交流とイメージ」、2009年3月

<人社シリーズ本(刊行予定含む)>
沼野充義編『芸術は何を超えていくのか?』2009年3月(高松晃子「伝統はどのように伝えられるのか?」5-16、福岡正太「伝統は誰のものか?」17-25、笹原亮二「伝統芸能は記録できるのか?」26-36、寺田吉孝「音楽・芸能への『思い』は記録できるか?-『大阪のエイサー』の制作と上映をめぐって」37-47、藤原貞朗「伝統意識はどのように創出されるのか?」48-56、小塩さとみ「箏曲における伝統と創造」57-60)