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人文・社会科学振興プロジェクト研究事業

プロジェクト研究の成果

プロジェクト研究一覧表

研究領域 4
Project Number 4-2

プロジェクト研究名:

豊かな人間像の獲得−グローバリズムの超克

グループ名:

産育の現場からの考察

リーダー名(所属):

松岡悦子(医学部)

研究組織(研究協力者含む)(人名、所属、役割)

グループ長
松岡悦子 (旭川医科大学 医学部 助教授) (総括・リプロダクションの多様なモデルの考察)

メンバー
荻野美穂 (大阪大学大学院 文学研究科 教授) (セクシュアリティーの歴史、ジェンダー)
大石時子 (天使大学大学院助産研究科  教授) (性教育、セクシュアリティー)
中山まき子 (同志社女子大学 現代社会学部現代子供学科 教授) (ジェンダーと政策)
北島博之 (大阪府立母子保健総合医療センター 新生児科部長) (母子関係、医学)
菅沼ひろ子 (宮崎県立看護大学 教授) (助産学)
柘植あづみ(明治学院大学 社会学部社会学科 教授) (生殖技術、科学技術と社会)
杉山章子 (日本福祉大学 福祉学部保健福祉学科 教授) (医療政策、歴史)
正高信男 (京都大学霊長類研究所 教授) (母子関係) 加納尚美 (茨城県立医療大学 保健医療学部 助教授) (助産学、女性の人権)
日隈ふみ子 (国際医療福祉大学大学院 助産学分野 教授) (助産学)
舩橋惠子 (静岡大学人文学部 教授)(女性政策、産育の比較文化)
田口亜紗(成城大学大学院文学研究科日本常民文化研究室研究員)(セクシュアリティー、身体論)
猪瀬優理 (北海道大学大学院文学研究科 助教) (家族、ジェンダー)
井家晴子(東京大学大学院 総合文化研究科文化人類学研究室 博士2年)(出産の比較文化)

平成19年度の研究成果

研究の計画および推進方法
1.出産を時間的に相対化するために、大正3年から昭和52年までの9830件の出産のデータベースをもとに、現代の出産との比較を行う。
2.空間的な比較のために、日本の現状を、アジアや欧米との比較の視点から考察する。モンゴル、インドネシア、中国で調査を行った。
3.女性の選択を中心におき、なおかつ社会全体の設計を踏まえたリプロダクションを実現できるように、シンポジウムや社会提言を行う。
4.サイエンスカフェ人社版

1.については、データの入力を終え、助産録データを提供してくれた助産所の子孫の方に聞き取り調査を行った。9830件のデータのうち約7割が自宅での出産、残りが助産所での出産であったが、現在の病院での出産との違いを、分娩時刻、女性の出産年齢、児の体重、死産率の変化などさまざまな側面から検討し、それを紀要にまとめた。さらにこのデータを、2008年6月にグラスゴーで行われるInternational Confederation of Midwives (ICM)において、松岡、菅沼、大石、日隈で発表する予定である。
2.モンゴル、インドネシア、中国において、リプロダクションの現状がどのようになっているかの調査を行った。モンゴルでは産科病院で出産を見学させてもらい、インドネシアでは都市部と村落部の出産施設を見学し、産後の女性に聞き取り調査を行った。中国では出産施設を見学し、医師に聞き取り調査を行った。いずれの国においても、都市部の産科病院での帝王切開率の高さが特徴的であり、女性たちは医学モデルの出産を近代的な出産法として歓迎していた。出産の近代化が医療化となっている実態が明らかとなったが、その一方で伝統的な出産習俗が病院の医師によって実践されるなど、出産には伝統が色濃く反映されている点も明らかになった。
3.リプロダクションの新たなモデルを提案するために、さまざまな国で行われている課題や取り組みを知るためのワークショップと公開のシンポジウムを行った。参加者は、オーストラリア、フィンランド、アメリカ合衆国(2人)、パレスチナ、イギリスからと日本の研究者であった。ワークショップはセミクローズドで英語で行い、日本の助産所の見学をプログラムに加えた。
 シンポジウムは公開とし、外国人の発表を英語で行い、それぞれの発表に日本の研究者が解説とコメントを加えた。日本で現在問題となっている産科施設の集約化と、それによってもたらされる出産場所の減少、さらなる医療化は、日本だけでなく他の国でも同様に問題となっていること、女性たちにとって集約化は決して良い解決法ではないことが明らかになった。

シンポジウム、ワークショップ等の開催状況

サイエンスカフェ人社版の実施
2007年11月20日 旭川北高等学校 「私たちはどうやって生まれてきたの?命をサポートする助産師とは」   参加人数 生徒約200人。天使大学(大学院生10人、教員1人)。旭川医科大学(学生1人、教員2人)

国際ワークショップ
2008年3月25-26日 ワークショップ “Possibilities and Challenges for Reproduction in a Socio-Cultural Context”グランドヒル市ヶ谷 参加人数 15名 (うち外国人研究者6名)

国際シンポジウム
2008年3月27日 シンポジウム「リプロダクションをめぐる課題と可能性−社会・文化の視点から」  日本大学文理学部 オーバルホール 参加人数50-60名 (うち外国人研究者6名)

<飛び出せ人文・社会科学〜津々浦々学びの座〜実施状況>
旭川北高等学校の2年生を対象に、天使大学大学院生による出産劇を見てもらい、その後出産と助産師という職業について説明を行った。

論文、著書等:

松岡悦子「病院出産の医療人類学」『保健の科学』Vol.49 杏林書院 p.310-315  2007年5月。

松岡悦子「文化か自然かー眠り方と子育て」『心理学ワールド』39号 p.24-25 2007年10月。

松岡悦子 大石時子 菅沼ひろ子 日隈ふみ子「大正・昭和期の産婆による出産―大阪市の一助産院の記録をもとに」『旭川医科大学紀要』第24号 p.43-59 2008年3月

松岡悦子「アジアの出産から考える−TBAの存在を忘れないで」『母性衛生』49巻1号 p.36-38 2008年4月

  

グループ名:

伝承の現場からの考察
(The Comprehensive Study on the Modernity of the Oral Traditions)

リーダー名(所属):

小長谷 有紀 (国立民族学博物館・研究戦略センター・教授)

組織構成:

グループ長
小長谷 有紀(国立民族学博物館・教授)(研究総括・口頭伝承の現代的意義)

サブグループ・グループ長
竹原 新(大阪大学・准教授)(サブグループリーダー・伝承における世界観の変容)
赤羽根有里子(岡崎女子短大・准教授)(サブグループリーダー・昔話と絵本の変容)
坂井 弘紀(和光大学・講師)(サブグループリーダー・伝承の現在−近現代における変容)

メンバー
阿部 紀子(江南短期大学・教授)(昭和初期から現代までの絵本)
大野 寿子(東洋大学・准教授)(ドイツ伝承文学における「場」の移行と変容)
荻原 眞子(千葉大学・教授)(アイヌおよびシベリア諸民族の叙事詩)
加藤 康子(梅花女子大学・教授)(江戸期から明治初期までの子ども絵本)
斎藤 君子(ロシアおよびシベリア諸民族の口承文芸研究家)
齋藤 純(天理大学・教授)(日本における伝説・昔話の変容と展開)
島田志津夫(東京外国語大学・非常勤講師)(ウズベク・タジクの近現代文学)
丹菊 逸治(東京外国語大学・非常勤講師)(アイヌおよびニブフ民族の口承文芸)
塚崎今日子(札幌大学・講師)(東スラヴのフォークロア)
長崎 広子(大阪大学・准教授)(南アジアの伝承文学における変容)
真鍋 祐子(東京大学東洋文化研究所・准教授)(朝鮮半島の口承文芸と文化変容)
美濃部京子(静岡文化芸術大学・准教授)(イギリスの口承文芸の多様な姿)
三原 幸久(関西外国語大学・名誉教授)(日本およびスペイン語圏昔話の比較)
山森 靖人(関西外国語大学短期大学部・准教授)(メキシコ先住民の口承文芸と文化変容)

平成19年度の研究成果

 日本における幼児教育はこれまで厚生省の管轄するいわゆる保育園と文部科学省の管轄する幼稚園とで実施されてきたため、幼保一元化をめぐって二重性の整備が問題となり、さらに数の不足を補うための認定こども園の新設や、幼児教育の義務化(義務教育化)など、もっぱら制度の再設計が議論の中心となっている。それは同時に、教育の内容については議論が先送りされることを意味している。とりわけ、幼児教育に従事する人びとのための高等教育すなわち、幼教免許にかかる教育内容について現段階では「ことば」の教育が軽視されているなどの問題をはらんでいるにもかかわらず、十全に検討されていない。そこで、本年度は、世界の口承文芸に関する研究成果を幼児教育や小学校低学年などの教育現場において一般的に利用されるために、以下のような研究活動を実施した。

1)公開セミナー「昔話にみる未来」の実施:学術上の成果および社会還元のための方法論という2面についてセッションを分けて、6月23-24日に公開セミナーを行った。社会還元のための方法については、昨年度1年間実施してきた、愛知教育大学での出張授業の経験も整理して活かした。
2)公開セミナー報告書『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』の配布:上記セミナーの発表内容をとりまとめ、幼児教育のための高等教育を専門に扱っている短期大学等約200校へ配布した。積極的措置(ポジティブアクション)として、幼稚園教諭免許課程において児童文学や絵本に関する研究成果を十分に専門的に取り入れる授業が実施されることを提言するものである。
3)中国での国際シンポジウムの開催:現代的な文脈において口承文芸を読み解くための切り口として「環境問題」を設定し、北京師範大学との共催で国際シンポジウム「自然環境と民俗地理学」を実施した。地球規模の環境問題が出現するに伴って、地域生活における環境への配慮が生じてきた結果、過去からの伝承内容のなかに自然環境に関する在来の認識を再発見するという作業が社会的な要請となっていることを共時的な現象として国際的に確認した。本シンポジウムの内容は、2008年中に中国において中国語で一般書として刊行される予定である。
4)教育副読本『民話と環境教育』の編集:上述のセミナーで提言された視点と、北京のシンポジウムで国際的に確認された共時的視点を生かして、小学校教育用の副読本として、世界の民話を素材に環境教育に生かすための書籍を編集することとし、具体的な素材について研究発表を行った。2008年中に日本で一般書として出版する予定である。
5)サイエンス・カフェ人社版の参加:7月および11月の両期間ともに参画した。大阪府立国際児童文学館にて読み聞かせを実践しているボランティアの人びとに対して、研究者側からコンテンツの提供を行った。のべ73人の参加者アンケートからは、研究者によるコンテンツの提供が実践者にとって大きな知的支援となることが確認された。
6)人社プロジェクトにおける他の2グループと協業して「家族」に関するイメージを民話や説話に求める作業を行い、それらを聞き取り形式に加工してまとめ、『家族のデザイン』の1章とした。

シンポジウム、ワークショップ(サイエンスカフェ人社版)等の開催状況

成果公開のためのセミナーを以下の要領で実施した。
2007年6月23・24日「昔話にみる未来」、千里ライフサイエンスセンター・サイエンスホール、新聞広告による一般参加者も含めて参加者50人。当セミナーについては当日提示した資料をもとに報告書『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に生かす』を作成した。

本プロジェクトにおける主要研究機関である梅花女子大学の児童文学関連講座と連携して、学生を対象として、児童文学の実践的な専門家である松野正子氏によるワークショップ(実践授業)を実施した。
2007年7月7日「子どもと子どもの本とわたしと」、梅花女子大学、参加者20人。
2008年1月23日「同上」同上、参加者80人。

<飛び出せ人文・社会科学〜津々浦々学びの座〜実施状況>
大阪府立国際児童文学館との共催により、当館学習室において公開講座を実施した。
2007年7月5日「ロシアの昔話と語り部たち」 齋藤君子(参加者数33人)
2007年11月20日「インド−神話の舞台を旅して−」 長崎広子(参加者数40人)
2007年11月27日「変わりゆくメキシコの神話」 山森靖人(参加者数40人)

論文、著書等:

著書

小長谷有紀、『モンゴル国における20世紀(2)社会主義を闘った人びとの証言』、国立民族学博物館SER71号、2007年8月

小長谷有紀、『The Twentieth Century in Mongolia(2)Political Life in Socialist Mongolia』(in Mongolian)、国立民族学博物館SER72号、2007年8月

加藤康子『超訳 日本の古典』全12巻 学習研究社、2008年2月

大野寿子『黒い森のグリム―ドイツ的なフォークロア』郁文堂、2008年3月

小長谷有紀、加藤康子、内ヶ崎有里子、阿部紀子『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、2008年3月

論文

内ヶ崎有里子「赤本の文体」『江戸文学』第37号、ぺりかん社、105-112頁、2007年3月

大野寿子「Waldsybolik bei den Brudern Grimm」(独語)表題和訳:グリム兄弟における森の象徴学『 Fabula. Zeitschrift fur Frzahlung.(ファブラ―伝承文芸研究誌)Bd.48(48号)』、:ヴァルター・ドゥ・グルイター出版社(Walter de Gruyter)、73-84頁、2007年4月

大野寿子「グリム・メルヒェンにおける森の諸相(U)―「人工の事物(もの)」をめぐって―」、『東洋大学文学部紀要「文学論藻」第82号』東洋大学、116-135頁、2007年

阿部紀子「絵本の戦闘場面に表れる作り手の意識 −合戦絵本を例に−」『研究「子どもと文化」』第10号、13-32頁 、2007年

斉藤君子「クシャミの民俗 ―日本とロシア―」『なろうど』54号、ロシア・フォークロア談話会、10-18頁、2007年4月

斉藤君子「ロシアの水餃子ペリメニは〈耳〉」『なろうど』54号、ロシア・フォークロア談話会、36-38頁、2007年4月

斉藤君子「日本から見たワタリガラス説話」『第22回特別展 環北太平洋の文化U』北方民族博物館、30-33頁、2007年4月

大野寿子「「いばら姫」における魔法の眠りと時間の喪失―グリム兄弟の文献学的観点から」―梅内幸信編『グリム・メルヒェン研究―その多様なアプローチ』日本独文学会研究叢書第050号4-15頁、2007年7月

斉藤君子「ロシアの民話事情」『聴く 語る 創る』第16号、日本民話の会、104-107頁 、2007年7月

三原幸久「スペインの民話事情」 『聴く語る創る 16 特集 近頃民話事情』 日本民話の会、 123-126頁、2007年7月

三原幸久「私にとっての昔話 昔話の伝承を追って」『こどもと昔話 32』 小澤昔ばなし研究所、21-26頁、2007年7月

真鍋祐子「霊魂の行方を求める社会」『アジア遊学―日中韓の霊魂観の違い』101号、勉誠出版、102-112頁、2007年8月

長崎広子「トゥルシーダース作『ドーハーヴァリー』(1)」『印度民俗研究』10号、印度民俗研究会、31-46頁、2007年9月

大野寿子「Das Sudliche und das Nordliche in ?Italienische und Scandinavische eindrucke“ Jacob Grimms」(独語)表題和訳:ヤーコプ・グリム旅行記『イタリアとスカンジナヴィアの印象』における「南方」と「北方」『Akten des XI. Internationalen Germanistenkongresses Parris 2005 ?Germanistik im Konflikt der Kulturen“. 』(国際ゲルマニスト会議2005年パリ大会「文化論争におけるドイツ学」報告)Bd.9. (第9巻)ペーター・ラング出版社(Peter Lang AG.)、67-73頁、2007年10月

大野寿子「愛知教育大学における「魔女像の比較文化研究」授業実践報告」、『日本グリム協会九州支部会報「グリム九州」第64号』、4-8頁、2007年10月

齊藤 純「猿橋の桃太郎−見立てから伝説へ−」『世間話研究』第17号 世間話研究会、 1-25頁、2007年10月

加藤康子「古典を学ぶ喜び」『三省堂 国語教育 ことばの学び』vol.14 、三省堂、2-5頁、2007年10月

斉藤君子「日本の昔話『ふくろう紺屋』とエスキモーの昔話『ワタリガラスとフクロウ』」『なろうど』55号、ロシア・フォークロア談話会、1-8頁、2007年10月

斉藤君子「モスクワの地名」『なろうど』55号、ロシア・フォークロア談話会、36-37頁、2007年10月

三原幸久「ラテンアメリカのことば遊び」 『ことばの世界 第4巻 うたう』日本口承文芸学会編・三弥井書店発行、208-219頁、2007年10月

三原幸久『学生・生徒の伝承する現代伝説―日本とスペインの学生・生徒から採集した口承説話―』(豊島和子氏と共編・三原は題2部担当) 関西外国語大学豊島研究室出版、388頁、2007年11月

美濃部京子「イギリスのなぞなぞ」『シリーズことばの世界 第4巻 うたう』、三弥井書店、141-148頁、2007年11月

斉藤君子「首都モスクワに出現した新しい聖地」『リャビンカ・カリンカ』第24号、6-7頁、2007年11月

大野寿子グリム兄弟におけるメルヒェンと伝説―水の循環の比喩をてがかりに―日本独文学会西日本支部「西日本ドイツ文学」第19号、17-31頁、2007年12月

齊藤 純「伝説と観光」日本口承文芸学会編『シリーズことばの世界 第3巻 はなす』三弥井書店、88-100頁、2007年12月

加藤康子「江戸期子ども絵本の魅力(承前)−昔話の絵本化・赤本『兎大手柄』の場合−」『梅花女子大学文化表現学部紀要』第4号、1-17頁、2007年12月

斉藤君子「風呂好きの国ロシア」『群』第31号、群像社、3頁、2007年12月

加藤康子「翻刻・豆本『頼光一代記』について」『叢 草双紙の翻刻と研究』第29号、東京学芸大学近世文学研究「叢の会」、165-178頁、2008年2月

荻原眞子「口承文芸という世界」『シリーズ ことばの世界』第1巻、三弥井書店、24-35頁、2008年2月

大野寿子「グリム文献学―いにしえの森をもとめて―」、『東洋大学日本文学文化学会「日本文学文化」第7号』、57頁、2008年2月

竹原新「イラン民話の抽象的様式」『イラン研究』第4号、大阪大学外国語学部外国語学科ペルシア語専攻、109-123頁、2008年3月

山森靖人「絵本に描かれたウィチョール族 ―メキシコ先住民文化と異文化間教育―」『言語・文化研究の諸相』大阪教育図書、287-304頁、2008年3月

赤羽根有里子(勤務校紀要のため本姓を使用)「江戸期昔話絵本―『赤本再興 花咲ぢゞ』について(二)―」『岡崎女子短期大学研究紀要』第41号、岡崎女子短期大学、105-114頁、2008年3月

坂井弘紀「中央アジアの英雄叙事詩」『シリーズことばの世界第1巻つたえる』三弥井書店、174-175頁、2008年

坂井弘紀「ノガイ・オルダの創始者エディゲの生涯」『和光大学表現学部紀要』31-49頁、2008年3月

坂井弘紀「英雄叙事詩『エディゲ』のヴァリアント比較」『千葉大学ユーラシア言語文化論集』10号、75-91頁、2008年3月

坂井弘紀「中央ユーラシア・テュルクの英雄叙事詩「オラクとママイ」」『研究プロジェクト報告ユーラシア諸民族の叙事詩研究(3)-テキストの梗概と解説-』千葉大学大学院社会文化科学研究科、25-37頁、2008年3月

阿部紀子「絵本と保育―実践研究に示される絵本の意義」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、38-50頁、2008年3月

内ヶ崎有里子「日本児童文学学会中部例会での議論」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、108-121頁、2008年3月

内ヶ崎有里子「おまじないだった赤い絵本」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、182-186頁、2008年3月

大野寿子「伝承文学を豊かに語るための実験授業―愛知教育大学での試み」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、52-91頁、2008年3月

大野寿子「グリムの森の物語」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、201-204頁、2008年3月

荻原眞子「ことば・言語・口承文芸の伝承―千葉大学での試み」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、104-107頁、2008年3月

加藤康子「日本の絵本の源が語りかけること」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、26-36頁、2008年3月

加藤康子「若い世代へ伝える―梅花女子大学での試み」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、92-102頁、2008年3月

斎藤君子「昔話を語ること」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、128-132頁、2008年3月

齋藤純「桃太郎の生まれた場所」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、187-192頁、2008年3月

坂井弘紀「カザフの子ども向け書籍と「伝承」」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、176-181頁、2008年3月

竹原新「説話と置き換え」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、133-135頁、2008年3月

丹菊逸治「ニヴフ文化の伝承者たち」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、136-145頁、2008年3月

塚崎今日子「幸せになれない美女の話」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、193-197頁、2008年3月

長崎広子「インドの伝承との出会い」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、146-150頁、2008年3月

真鍋祐子「林慶業との出会いとその顛末」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、155-164頁、2008年3月

真鍋祐子「補遺―大学教育から私が得たもの、得られなかったもの」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、165-166頁、2008年3月

美濃部京子「昔話を通して異文化を学ぶ」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、122-126頁、2008年3月

美濃部京子「妖精たちの物語」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、198-200頁、2008年3月

三原幸久「昔話はなぜおもしろいか―日本の昔話とスペイン語の昔話から」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、10-25頁、2008年3月

山森靖人「鳥になる話を求めて」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、151-164頁、2008年3月

山森靖人「絵本になった毛糸絵」『次世代をはぐくむために―昔話研究を幼児教育に活かす』国立民族学博物館、167-175頁、2008年3月

  

グループ名:

家族と人口変動の現場からの考察

リーダー名(所属):

津谷 典子(経済学部)

組織構成:

津谷 典子 慶應義塾大学経済学部・教授
家族変容と出生力の社会人口学的分析担当、研究全体の総括
黒須 里美 麗澤大学外国語学部・教授
結婚と家族の歴史人口学的分析担当
吉田 千鶴 関東学院大学経済学部・助教授
就業と家庭役割の労働経済学的分析担当
Minja Kim CHOE 米国東西センター研究部・主任研究員
アジアの結婚と出生力の統計学的分析担当
Feng WANG 米国カリフォルニア大学アーバイン校社会学部・教授
アジアとヨーロッパの家族と出生力の歴史人口学的分析担当

平成19年度の研究成果

 本研究グループは、18世紀以降現在までの長期的視点に立ち、家族の変容が今後のわが国の人口変動に与えうる影響と意味について考察することにより、次世代の再生産を担う社会単位である「家族」という視点から、人口変動の下での社会の持続性にとって必要な人間像を探ることを最終目的としている。そのため、本グループは、進行する少子化とその最大の要因である家族の変容に焦点をあて、その文化・歴史的背景、社会経済的要因、さらに少子化への社会政策的対応について、@欧米諸国および他のアジア諸国との国際比較、A過去・現在・未来という時間の視座、という2つの分析軸を設定して検証することを目的としている。特に本グループでは、@パートナーシップ形成行動、A夫婦の就業と家庭内ジェンダー関係、の2つに焦点を当て、歴史・文化的背景を含む長期的変動と国際比較の視点からの接近を試みた。さらに本グループでは、出生力と家族に影響を与え、またその影響を受けると考えられる家族政策についても国際比較の視点から分析・考察を行った。
 平成19年度は、@のパートナーシップ形成行動については、出生力と家族政策に焦点を当て、わが国を含む先進諸国を対象に国単位のマクロデータを用いて、出生力と女性の就業および政策・制度環境との関係について実証分析を行った。この研究成果は、以下の第59回日本人口学会大会における津谷の報告、および次ページに示した人社シリーズ本として発表している。さらに、@について、18〜19世紀の近世日本における結婚とその解消に関する実証分析を行い、歴史人口学的視座からの接近を試みた。その研究成果は、以下に示されているように、Tsuya and KurosuおよびKurosu他により欧州社会科学史学会(ESSHC)にて報告した。さらに、歴史人口学的分析に用いてきた分析法であるイベントヒストリー分析モデルについてもまとめ、その成果を論文(本の一章)として出版した。次に、Aの夫婦の就業と家庭内ジェンダー関係については、夫婦の就業と家庭内役割分担との関係に焦点を当て、複数のミクロ・データを用いて実証分析を行った。その成果は、次ページに示した津谷による論文と編著本、および吉田による日本人口学会における報告として発表した。
 平成19年度の本事業に係わる学会報告論文は以下のとおりである。

津谷 典子(2007) 「ヨーロッパの少子化と政策対応」第59回日本人口学会大会、島根大学、6月9〜10日.
吉田 千鶴 (2007) 「夫婦の就業と出生の国際比較」第59回日本人口学会大会、島根大学、6月9〜10日

Tsuya, Noriko O. and Satomi Kurosu. (2008) "Household Socioeconomic Status and Individual
Vulnerability in Early Modern Japan," Paper presented at the 7th European Social Science
History Conference(ESSHC), Lisbon, 26 February-1 March.

Kurosu, Satomi, Miyuki Takahashi and Aoi Okada (2008) "Widowhood and Remarriage in
Northeastern Japan: Rural-Urban Comparison 1716-1870," Paper presented at the 7th
European Social Science History Conference, Lisbon, 26 February-1 March.

シンポジウム、ワークショップ(サイエンスカフェ人社版)等の開催状況

・サイエンス・カフェ人社版、2007年7月6日開催、麗澤大学生涯教育プラザ・プラザホ−ル、「家庭と仕事−今と昔−」、参加人数47名.
・人文・社会科学振興プロジェクト研究事業 公開シンポジウム、2008年3月8日開催、ベルサ−ル九段・イベントホ−ル、「人生を楽しくデザインしよう!−個人が拓く社会のかたち」、参加人数約250名.

<飛び出せ人文・社会科学〜津々浦々学びの座〜実施状況>
柏市周辺の市民、麗澤大学教職員、大学院生を含む47名の参加者を迎え、近年の少子化を切り口に、日本人男女の結婚、子育てと家庭、働き方の変化について、実証研究結果に基づいたわかりやすいプレゼンテーションを行い、引き続きインフォーマルな雰囲気の中で、参加者との話し合いを行った。参加者から多くの質問がよせられ、少子化や未婚化、家庭内の家事・育児などについて、海外との比較を含め幅広いディスカッションが行われた。詳細はサイエンスカフェ人社版のHP(http://www.jsps.go.jp/jinsha/11_science.html)を参照されたい。

論文、著書等:

津谷典子「将来人口推計からみた「この国のゆくえ」」『年金と経済』第26巻2号、2007年7月、p.3.

津谷典子「ジェンダー関係のゆくえ」阿藤 誠・津谷典子(編著)『人口減少時代の日本社会』原書房、2007年8月、pp. 83-122.

阿藤誠・津谷典子(編著) 『人口減少時代の日本社会』、2007年8月、原書房.

津谷典子 「イベントヒストリー分析の歴史人口学への応用」稲葉 寿(編著)『現代人口学の射程』ミネルヴァ書房、2007年12月、pp. 146-171.

Kurosu, Satomi. "Remarriage Risks in Comparative Perspective: Introduction," Continuity and Change Vol. 22, No.3, December 2007, pp. 367-372.

Kurosu, Satomi. "Remarriage in a Stem Family System in Early Modern Japan," Continuity and Change Vol. 22, No.3, December 2007, pp. 429-458.

Wang, Feng and A. Mason. "The Demographic Factor in China's Transitions," in Brant and Rawski (eds.), China's Great Economic Transformations, Cambridge University Press, 2008, pp. 136-166.