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研究領域の概要及びプロジェクト研究概要 |
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研究グループの目的:本研究は、都市の実態を人類1万年という長期的視点、地球全域というマクロな地理的視野から、さらに物理的側面から、制度、記憶までを扱う、さまざまな学問領域を融合的に用いて分析し、今後の都市のあるべき姿を考究することを目的とする。 われわれが多く生活基盤とする都市は、日々、さまざまな理由をもって変化させられている。しかし、その根拠は必ずしも明らかでなく、これまで人類が蓄積してきた都市に関する歴史や知恵が反映しているとも言えない。その理由は、都市、そして、その変容の姿(すなわち、持続性)の示す範囲が学問的にも、現象的にも広範、複雑でありすぎるからである。本研究は、その広範さ、複雑さに、人文社会、工学などの諸分野を融合し、さらに世界各地でのフィールドワークを実施することにより、少しでも近づくことを目標とする。同時に、その成果をウェブ、紙媒体、フォーラムという形で社会に公開する。また、時代を担う子供たちに、都市をどのように深く観察し、それを持続させるかの都市持続教養教育プログラムとしても、結実させる。
研究グループの目的:概要: 目的: 重要性:
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研究グループの目的:自然科学の急速な進歩と市場経済の論理は、人類の欲望を満たし、利便を促進している。しかし、自然科学は、人間に幸福感や生きる意味を与えるわけではない。自然科学と人文・社会科学は、互いに補完しあい、共通のことばを用いて現実社会で生じる問題に対処していく必要がある。 産育(リプロダクション)は、人間が生き物として自然科学の法則に従うと同時に、文化をもつ存在であることを示す典型例であり、自然科学と人文・社会科学の両方の視点が不可欠の分野である。人間は、リプロダクションによって社会のメンバーを再生産し、文化を伝え、社会を維持してきた。現在、リプロダクションの分野で見られるさまざまな問題―少子化、不妊、生殖技術と倫理、育児不安や虐待などーに対処するには、自然科学的知だけでなく、人間が文化や社会の中で生きているという視点が重要である。 この研究グループは、リプロダクションをめぐって正反対の状況にあるとも言える先進国と途上国の両方の現状を視野に収め、地球上の人類の再生産と社会の維持について調査研究し、社会提言を行いたい。現在先進国で見られる上記のような問題を相対化するには、異文化の知恵や歴史的な視点が重要であり、またグローバル化によって途上国で生じている急激な医療化、市場化と民族の知恵の衰退に対しては、先進国の反省的な視点が重要であろう。 人類がリプロダクションに関して昔から蓄積してきたローカルな知恵と新たに獲得した科学技術をもとに、現代のリプロダクションを相対化し、それによってリプロダクションをとらえる新たなパラダイムを提供することを目的としている。
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プロジェクト研究の目的:社会における諸資源の公正な分配は、その社会の持続性を担保するうえで決定的である。第一に、環境問題の顕在化に如実に表れているように、自然のどの部分をどのくらい、どの程度の速度で取り出すか、という物質的な側面は、生態系の持続性に強く影響する。第二に、極端に不公正な諸資源の分配は、紛争や暴力の原因となり、社会秩序を不安定にするだけでなく、資源の性急な収奪を促し、その持続性を損なう。 では、人々の生活条件を規定している資源や機会はどのようなメカニズムで配分され、人々の選択肢に影響を与えているのだろうか。本プロジェクトでは、これを明らかにするための方法論の構築、現場での検証、理論枠組みの整備を行うとともに、異分野交流、国際交流を積極的に行い、研究成果の社会還元を試みる。市場が司る「財」のレベルではなく、実質的な「選択肢」のレベルで分配に関する考察を深めたい。とりわけ、諸資源を分配する行為それ自体が引き起こす二次的な作用や、意図せざる作用の形成プロセスを明らかにし、無意識に形成される機会の分布を決めている条件を、ダムを例とする人工物の配置や撤去が及ぼす社会的作用、自然が資源になる過程で生じる社会的作用、そして、それらのプロセスで選択肢を失ったり獲得したりする貧しい人々の戦略の観察から掘り起こす。 最も望ましい状態をひとつに固定し、その状態への盲目的な到達を促す「最適化」の発想を超え、不確実な状況の中で柔軟な選択肢を保持すること自体の価値を見出してみたい。このためには、事例に基づく実証研究だけではなく、規範論のレベルでの掘り下げも必要になる。それは「発展」と呼ばれる一連の社会変化の意味を、資源配分という観点から問い直す作業でもある。
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