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人文・社会科学振興プロジェクト研究事業

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活動報告

日本学術振興会人文社会科学振興プロジェクト
第Ⅴ領域「現代社会における言語・芸術・芸能表現の意義と可能性について研究する領域」
公開フォーラム<誘惑と越境> 第1部

〈誘惑〉をめぐって



日時

2007年5月30日(水)15:00-17:30


場所

京都大学文学研究科・文学部 新館地下会議室
(入場無料・事前の登録は必要ありません)


趣旨

 「誘惑と越境」をテーマに、京都大学と東京大学において公開フォーラムを開催いたします。人社プロジェクトの目標のひとつとして社会への働きかけ、「社会提言」というものがあります。人文科学研究に社会的現実への関心を呼び覚ますことは確かに重要ですが、一方人文科学的な知の本質上、社会が抱えている様々な問題に対して、即効の処方箋を提供することはありません。人文知はむしろ既存の現実社会を構成している概念の基層に降りてゆくものだからです。いわばそれは手術のような対症療法を与えるのではなく、むしろ習慣や体質そのものをじわじわと変化させる、そういうやり方で「社会提言」を行なうものだと考えます。
 さらに社会提言といっても、産業社会や地域社会の現場だけが社会ではありません。学校、大学もまたひとつの社会であり、とりわけ専門的研究に入る以前の学部学生への教養教育は、人文科学にとり最も身近で切実な社会環境であると言えます。しかしながら、効率化・専門化を旨として進められてきた昨今の大学改革の結果、学部学生が多様な知的刺激を受けるような「社会」は致命的に矮小化されていると言わざるをえません。
 そうした現実を踏まえて、今回の横断フォーラムはあえて大学のキャンパス内において、学部学生の参加をも視野に入れつつ行ないます。しだいに専門的職業人の訓練場と化しつつある現代の大学に最も不足しているのは、あらかじめ敷かれたレールから逸脱し、既存のシステムの「外」にある何かへの好奇心ではないかと考え、「誘惑と越境」をテーマに選びました。その第1部となる京都大学でのフォーラムでは、人文科学研究所の大浦康介氏(文学理論)をゲストにお迎えします。その後プロジェクトの企画委員・研究メンバー、そして会場の学生たちを交えて、討論を行ないたいと思います。通常の研究報告やシンポジウムという形とは少し異なり、そもそも人文科学の研究とはどのようなことなのか、といった根本的な議論を中心に据えたいと考えています。そうした議論もまた、大学やこうした研究プロジェクトの未来を考えていく上で根本的に重要なものだと考えています。積極的にご参加いただければ幸いです。


プログラム

(報告25分、コメント15分)
(敬称略)

15:00   開会
     
本フォーラムの趣旨説明
15:00〜15:15   「〈誘惑〉の次元を取り戻すこと」吉岡洋(京都大学)
     
講演
15:15〜16:00   「誘惑と試練—誘惑概念の源流を探って」大浦康介(京大人文科学研究所)
     
コメントとディスカッション
16:00〜17:00   大浦康介、山田広昭(東京大学)、岡田暁生(京大人文研)、吉岡洋
17:00〜17:30   会場参加者を交えた質疑応答
17:30   閉会

問い合せ先:
岡田暁生(aschu@mbox.kyoto-inet.or.jp
吉岡洋(Yoshioka.Hiroshi@bun.kyoto-u.ac.jp