現代の文化・芸術においては、従来の「境界」が変化しつつあり、越境的・脱領域的な傾向が著しくなっています。しかしそれは単に伝統的なものを切り捨てることを意味するわけではなく、むしろ伝統に新たな光をあて、再構築することにもつながるはずです。
このフォーラムでは、こういった状況をふまえ、文化・芸術研究の新たな地平を探ることを目的とします。第1部では、現代文化・芸術に現れている越境的現象(亡命・移民・多言語・多文化・異文化接触など)とはどのようなものか、それを研究するためにはどのようなアプローチが必要かを検討し、第2部では、現代にあって「伝統的なるもの」がどのように再発見・再構築され、それが社会でどのような役割を果たしているかという問題に焦点を当てます。
このフォーラムでは4つの報告をふまえて、越境と伝統保持という二つの相反する傾向を総合的にとらえるアプローチとはどんなものか、また新たな「境界」に対応する研究ディシプリンの再編はいかにして可能か、といった大きな問題につながる議論が活発にできることを期待しています。
| 第1部 境界を越えて |
| 13:35〜14:00 |
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報告1 山田広昭(東京大学)「共同体の構築と越境」 |
| 14:00〜14:25 |
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報告2 小林真理(東京大学)「政策の観点からみる文化の枠組み」 |
| 14:25〜14:40 |
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コメンテーター 柏木博(武蔵野美術大学) |
| 14:40〜15:00 |
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ディスカッション(20分) |
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| 第2部 伝統の再構築 |
| 15:15〜15:40 |
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報告1 高松晃子(聖徳大学)「音楽における伝統と革新」 |
| 15:40〜16:05 |
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報告2 北村結花(神戸大学)「『源氏物語』から現代のマンガへ」 |
| 16:05〜16:20 |
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コメンテーター 藤田治彦(大阪大学) |
| 16:20〜16:40 |
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ディスカッション(20分) |
| 16:40〜17:00 |
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総括・次回フォーラム予定の確認(20分) |
| 参加した大学院生の意見・感想 |