明治初年に誕生した日本のミュージアムは、戦後の復興期と高度経済成長期を踏まえたいわゆる地方の時代に、その数を飛躍的に増やし、国や地方自治体による経営が当然視されてきました。しかし、近年の行政構造改革の中で、国公立であることは自明ではなくなり、ミュージアムは大きな曲り角に立たされています。民間企業やNPOがその経営に参画する中で、それでもなおミュージアムに求められる公共性とは何かが問われています。
今後も日本社会はミュージアムを必要とするのでしょうか。そうであるならば、ミュージアムはこれまでに何をもたらしたのかを検証し、そのうえで、これからの可能性と課題を検討する作業が不可欠と思われます。
<ミュージアム>をテーマに掲げた本フォーラムでは、第5領域の各研究者が研究課題とする文化現象にとって、ミュージアムがどのような役割を果たすのか、さらには、それら文化現象が既存のミュージアム像にどのような変更を迫るのか、などについて考える機会とします。
構成:※敬称略 |
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開催趣旨説明 |
木下直之(東京大学) |
| 第1部「ミュージアムが生み出すもの 〜 アイデンティティ、伝統」 |
| 14:00〜14:20 |
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美術館とナショナルなるもの |
田中正之(国立西洋美術館) |
| 14:20〜14:40 |
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芸能の伝承と映像記録 〜ミュージアムが映す伝統 |
福岡正太(国立民族学博物館) |
| 14:40〜14:55 |
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コメント |
川口幸也(国立民族学博物館) |
| 14:55〜15:25 |
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ディスカッション |
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| 第2部「ミュージアムを変える力 〜 コミュニケーション、ワークショップ、NPO」 |
| 15:35〜15:55 |
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ワークショップが拓くコミュニケーション―共につくる場としてのミュージアム |
佐藤優香(国立歴史民俗博物館) |
| 15:55〜16:15 |
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コミュニケーションの場としてのミュージアムとそのデザイン |
要真理子(大阪大学) |
| 16:15〜16:30 |
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コメント |
五十殿利治(筑波大学) |
| 16:30〜17:00 |
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ディスカッション |
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| 参加した大学院生の意見・感想 |