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太陽電池をエネルギー変換素子に用いた太陽光発電は、地球温暖化ガスを排出しないクリーンなエネルギーとして期待されている。平成16年度に第175委員会が設置されて以来、太陽光発電システムに関する研究開発、産業応用は大きく進展し、この間、世界の太陽電池年間生産量は、約5倍に増加し、2010年における世界の太陽電池の製造設備は、30GW に達する見通しとなっている。太陽光発電に関する導入・開発目標を達成していくには、変換効率を大幅に向上させる基礎科学の探索が必要であり、製造面で眺めてみても、今後は、1GW〜10GWの年間生産量に見合った製造プロセス開発が必要となる。
以上のように次世代太陽光発電システムを取り巻く環境は、大きく変化しており、わが国がこの分野で技術開発の優位性を保ちつつ、大規模な普及に大きく貢献していくには、新原理・新材料の探索から、デバイス物理、デバイス構成、セル・モジュール製造のための周辺技術、システム応用技術、エネルギーマネージメント技術等の開発が急務となっている。また、今後の研究開発には、極めて挑戦的な課題が多く、これには、物理学、無機・有機材料工学、化学工学、機械工学、電気・電子工学、エネルギー科学、生命科学等の学際的かつ広範囲の学術研究が必要となってくる。さらに、産学間の連携研究、国際化に対応した迅速な調査研究と情報交換、国際的に著名な研究者や国の施策作成に関わる者等を加えての国際的討論会などによる情報の共有化が必要であり、本委員会を継続設置することとした。 |