平成13年度日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業研究成果報告書概要



研究推進分野名 成人病−遺伝素因と環境因子の解明
 
研究プロジェクト名 脂肪細胞の分子生物学  ‐脂肪蓄積と血管病発症の分子機構の解明-
 
(英文名) Molecular Biology of Adipocytes: Studies on Molecular Mechanisms of Fat Accumulation and Vascular Diseases
 
研究期間 平成9年度 〜 平成13年度

プロジェクト・リーダー名 研究経費 333,826千円
氏名・所属研究機関
所属部局・職名
松澤佑次 ・大阪大学 ・大学院医学系研究科 ・教授 内訳 平成 9年度63,146千円
平成10年度72,830千円
平成11年度67,850千円
平成12年度65,000千円
平成13年度65,000千円

1.研究組織

氏名 所属機関・部局・職 研究プロジェクトでの役割分担
船橋 徹 大阪大学・大学院医学系研究科・講師 脂肪組織発現遺伝子の解析
山下 静也 大阪大学・大学院医学系研究科・助教授 脂肪組織発現遺伝子と動脈硬化の分析
宮川潤一郎 大阪大学・大学院医学系研究科・講師 脂肪組織発現遺伝子と糖尿病の分析

2.研究計画の概要

 運動不足や過栄養に傾いている我が国を初めとする先進諸国において、動脈硬化疾患や糖尿病(この中でも現在特に問題となるのは大血管障害)の増加が憂慮されている。この両者を繋ぐものは脂肪細胞であり、脂肪細胞への脂肪蓄積、過剰増殖や機能異常が血管病、糖尿病などの病態と結びついている可能性がある。ところが脂肪細胞は単なるエネルギー備蓄細胞とのみ捉えられており、その生物学的特性が分子レベルで充分検討されているとはいいがたい。そこで本研究は、1)直接的に脂肪細胞に焦点をあて、その生命機能を明らかにする(生命科学)、2)それにより明らかにされた脂肪細胞機能が過栄養によって如何に変化し、疾病にいたるかを明らかにしよう(治療医学・予防医学)と企図したものである。
 本研究は、脂肪細胞の個々の分子機能解析によって遺伝素因がどのように関与しているかを調べ、過栄養という環境負荷がどのような変化をもたらして血管病にいたるかという、成人病発症における環境と遺伝の関わりを分子生物学的に解明しようと試みたものである。
 本研究は海外研究に追従するものではなく、独創的発想に立脚したものであり、我が国独自の医学研究の未来を拓こうとするものである。

3.研究目的
 本研究の「目的」は脂肪細胞の生物学的機能を明らかにすることによって独創的な疾患(特に血管病)戦略を企図したものである。
1 この目的のために脂肪組織機能を遺伝子レベルで包括的に解析する手法を「開発」する。
2 1を用いて脂肪組織機能異常が疾病、特に血管病発症に結びつく理論的根拠を「立証」する。
3 2の理論に基づいた病態発症機構を細胞レベル、個体レベル、さらに臨床医学的に「解析」する。
4 3の解析結果をふまえ脂肪細胞機能異常が血管病を発症させる機構を「確立」し、治療応用への道を探索する。

4.研究成果の概要
4−1 研究計画、目的に対する成果
1 脂肪組織機能を遺伝子レベルで包括的に解析する手法を「開発」する。
 脂肪組織発現遺伝子の包括的解析については大規模ランダムシークエンス解析法がとられた。本法は本研究発足以前に大阪大学細胞生体工学センターとの共同研究において行われていたものであるが、当教室においても同方法を立ち上げ引き続き施行した。
2 脂肪組織機能異常が疾病、特に血管病発症に結びつく理論的根拠を「立証」する。
 脂肪組織発現遺伝子解析の結果、従来エネルギー備蓄組織とのみ考えられていた脂肪組織が様々な生理活性物質を合成・分泌する内分泌臓器でもあることが明らかになり、このような脂肪細胞由来分子を「アディポサイトカイン」と名付けた。この中には種々の血管作動性物質が含まれており、体脂肪蓄積時の過剰分泌が血管病発症に結びつくことが考えられた。またこの過程で脂肪細胞を特徴づける多数の特異的遺伝子を同定した。
3 病態発症機構を細胞レベル、個体レベル、さらに臨床医学的に「解析」する。
 上記の脂肪組織特異的遺伝子のうち、アディポネクチンは脂肪組織特異的な分泌蛋白でありながら、体脂肪、特に内臓脂肪蓄積時には血中濃度が低下した。本分子は血管内皮細胞の接着分子発現、血管平滑筋増殖などを抑制する抗動脈硬化作用を有した。さらに筋肉細胞のインスリン感受性を増強する作用も併せ持ち、脂肪細胞における本分子の分泌不全がインスリン抵抗性、動脈硬化という過栄養における重要な病態の基盤となることが示された。さらに本分子の遺伝的欠損により上記の病態が引き起こされることが臨床的、発生工学的に確認された。
4 脂肪細胞機能異常が血管病を発症させる機構を「確立」し、治療応用への道を探索する。
 上記の解析結果により過栄養による脂肪細胞機能異常が血管病を発症させる機構がほぼ確立された。しかしこれを治療応用するためには、受容体の同定、細胞内シグナル伝達機構などを明らかにして行かねばならない。さらに過栄養負荷により脂肪組織において多くの遺伝子発現が変化するためにこれらの遺伝子群の同定を続行する必要がある。

4−2 研究計画、目的外の成果
 本研究によって過栄養負荷による脂肪細胞機能異常は、単純にアディポサイトカインの過剰分泌がおこるのみでなく、脂肪細胞が本来分泌している生命機能維持に必要な生理活性物質が、分泌不全に陥るものもあるということが明らかになった。脂肪細胞は骨髄中にも多く存在し血球系の分化に重要な機能を示すと考えられているが、当教室血液グループの研究によってアディポネクチンは単に血管機能や糖代謝に影響を持つのみでなく、血球系の分化や炎症にも関与することが示された。実際脂肪細胞は免疫に関与する補体分子、サイトカインなどを多く発現しており、脂肪細胞機能は過栄養に対するバッファー機能のみでなく、広く生体防御に機能していると考えられる。

4−3 研究成果の展望
 本研究による脂肪細胞の分泌機能、「アディポサイトカイン」の概念確立、生体防御装置としての脂肪細胞機能の解明は、広く生命科学の分野に多大なインパクトを与えた。また本研究過程で発見され機能解析が行われた新規脂肪細胞特異的遺伝子、抗動脈硬化、抗糖尿病作用を持つアディポネクチン、グリセロールチャネル分子アクアポリンアディポース、アポトーシス関連分子ガレクチン12などは、それぞれ海外でも評価され、国内外を問わず追従する研究が盛んに行われてきている。
 本研究はこれまで顧みられなかった脂肪細胞機能にスポットをあてたものであり、アディポサイエンスという生命科学の新分野を拓くとともに、この過程で見出された新規分子が治療応用される可能性を持つことから創薬分野においても新たな可能性を広げたと考えられる。

4−4 本事業の趣旨に鑑み、果たした役割
 以上述べてきたように、本研究は内分泌臓器としてのアディポサイトカイン概念の確立と、生命学的に重要な新規脂肪細胞遺伝子の同定、機能解析によって、生命科学と医学、創薬の分野の新たな未来を開拓したと自負する。この背景には臨床的観察に立脚した基本概念があったこと、目先の結果に囚われず包括的な作業を行ったことが挙げられる。特に前者は重要で、昨今、同様の大規模解析が国家レベルで進行しているにもかかわらず、海外、特に米国に比し目立った成果が挙げられているとは必ずしもいえないのは、基盤にあるオリジナリティーが重要視されていないためと思われる。多くの研究助成に関しても、申請者の過去の業績(しかも論文そのものでなく掲載されている雑誌の価値)によって評価され、申請研究の内容とその独創性が充分評価されているとは必ずしもいえないのではないであろうか。海外で行われた研究を追従し、さらにそれを先んじて「良い」雑誌に掲載されたとしても、それはマラソンのゴール近くでレースに参加する如くであり、我が国において独創的な研究が育まれる土壌を阻むのではないだろうか。その意味において「未来開拓」研究が企画されたことは評価に値するものであり、企画全体が実りのあるものであったと信じる。
 本研究の成果に対し、2001年度のベルツ賞が授与された。ベルツは明治初期に西洋医学を日本に伝えた一人であるが、その言葉に「日本人は西洋医学の果実を摘み取ることに懸命であり、木を育てる術を学びとろうとはしなかった。」というものがある。独創性において日本を再生しなければならない現在において、今一度この批評を噛み締める必要がある。

5.キーワード

(1)遺伝子、(2)バイオインフォマティクス、(3)環境・生体
(4)生体分子、(5)ゲノム、(6)発現制御
(7)トランスレーショナルリサーチ、(8)医学・医療

6.研究成果発表状況

A.学術雑誌論文(Journal Papers)
全著者名 論文名
Kondo H, Shimomura I, Matsukawa Y, Kumada M, Takahashi M, Matsuda M, Ouchi N, Kihara S, Kawamoto T, Sumitsuji S, Funahashi T, Matsuzawa Y Association of adiponectin/ACRP30/AdipoQ mutation with type 2 diabetes mellitus: A candidate gene for the insulin resistance syndrome.
学術雑誌名 ページ 発行年
Diabetes ??? ??? ??? 2002(in press)

全著者名 論文名
Yokota T, Meka CSR, Medina KL, Igarashi H, Comp PC, Takahashi M, Nishida M, Oritani, Miyagawa J, Funahashi T, Tomiyama Y, Matsuzawa Y, Kincade PW Paracrine regulation of fat cell formation in bone marrow cultures via adiponectin and prostaglandins.
学術雑誌名 ページ 発行年
J Clin Invest ??? ??? ??? 2002(in press)

全著者名 論文名
Lindsay RS, Funahashi T, Hanson RL, Matsuzawa Y, Tanaka S, Tataranni PA, Knowler WC, Krakoff J Adiponectin protects against development of type 2 diabetes in the Pima indian population.
学術雑誌名 ページ 発行年
Lancet ??? ??? ??? 2002(in press)

全著者名 論文名
Stefan N, Vozarova B, Funahashi T, Matsuzawa Y, Weyer C, Lindsay RS, Youngre JF, Havel PJ, Pratley RE, Bogardus C, Tataranni PA Plasma adiponectin concentration is associated with skeletal muscle insulin receptor tyrosine phosphorylation and low plasma concentration precedes a decrease in whole-body insulin sensitivity in humans
学術雑誌名 ページ 発行年
Diabetes ??? ??? ??? 2002(in press)

全著者名 論文名
Matsumoto S, Kishida K, Shimomura I, Maeda N, Nagaretani H, Matsuda M, Nishizawa H, Kihara S, Funahashi T, Matsuzawa Y. Increased plasma HB-EGF associated with obesity and coronary artery disease.
学術雑誌名 ページ 発行年
Biochem Biophys Res Commun. 292 1 781-786 2002

全著者名 論文名
Yang WS, Jeng CY, Wu TJ, Tanaka S, Funahashi T, Matsuzawa Y, Wang JP, Chen CL, Tai TY, Chuang LM. Synthetic peroxisome proliferator-activated receptor-gamma agonist, rosiglitazone, increases plasma levels of adiponectin in type 2 diabetic patients.
学術雑誌名 ページ 発行年
Diabetes Care. 25 1 376-380 2002

全著者名 論文名
Nishizawa H, Yamagata K, Shimomura I, Takahashi M, Kuriyama H, Kishida K, Hotta K, Nagaretani H, Maeda N, Matsuda M, Kihara S, Nakamura T, Nishigori H, Tomura H, Moore DD, Takeda J, Funahashi T, Matsuzawa Y. Small heterodimer partner, an orphan nuclear receptor, augments PPARg transactivation.
学術雑誌名 ページ 発行年
J Biol Chem 277 1 1586-1592 2002

全著者名 論文名
Zoccali C, Mallamaci F, Tripepi G, Cutrupi S, Parlongo S, Malatino L, Bonanno G, Rapisarda F, Fatuzzo P, Tanaka S, Funahashi T, Ouchi N, Kihara S, Matsuzawa Y Adiponectin, the most abundant adipocyte-derived protein, is functionally related to metabolic risk factors and predicts cardiovascular outcomes in end stage renal disease.
学術雑誌名 ページ 発行年
J Am Soc Nephrol. 13 1 134-141 2002

全著者名 論文名
Nagaretani H, Nakamura T, Funahashi T, Kotani K, Miyanaga M, Tokunaga K, Takahashi M, Nishizawa H, Kishida K, Kuriyama H, Hotta K, Yamashita S, Matsuzawa Y Visceral fat is a major contributor for multiple risk factor clustering in Japanese men with impaired glucose tolerance.
学術雑誌名 ページ 発行年
Diabetes Care. 24 1 2127-2133 2001

全著者名 論文名
Kishida K, Shimomura l l, Nishizawa H, Maeda N, Kuriyama H, Kondo H, Matsuda M, Nagaretani H, Ouchi N, Hotta K, Kihara S, Kadowaki T, Funahashi T, Matsuzawa Y. Enhancement of the aquaporin adipose (AQPap) gene expression by a peroxisome proliferator-activated receptor g.
学術雑誌名 ページ 発行年
J Biol Chem. 276 1 48572-48579 2001

全著者名 論文名
Nakamura T, Funahashi T, Yamashita S, Nishida M, Nishida Y, Takahashi M, Hotta K, Kuriyama H, Kihara S, Ohuchi N, Nishimura T, Kishino B, Ishikawa K, Kawamoto T, Tokunaga K, Nakagawa C, Mineo I, Watanabe F, Tarui S, Matsuzawa Y. Thiazolidinedione derivative improves fat distribution and multiple risk factors in subjects with visceral fat accumulation-double-blind placebo-controlled trial.
学術雑誌名 ページ 発行年
Diabetes Res Clin Pract. 54 1 181-190 2001

全著者名 論文名
Halleux CM, Takahashi M, Delporte ML, Detry R, Funahashi T, Matsuzawa Y, Brichard SM Secretion of Adiponectin and Regulation of apM1 Gene Expression in Human Visceral Adipose Tissue.
学術雑誌名 ページ 発行年
Biochem Biophys Res Commun. 288 1 1102-1107 2001

全著者名 論文名
Yang WS, Lee WJ, Funahashi T, Tanaka S, Matsuzawa Y, Chao CL, Chen CL, Tai TY, Chuang LM Weight reduction increases plasma levels of an adipose-derived anti-inflammatory protein, adiponectin.
学術雑誌名 ページ 発行年
J. Clin. Endocrinol. Metab. 86 1 3815-3819 2001

全著者名 論文名
Comuzzie AG, Funahashi T, Sonnenberg G, Martin LJ, Jacob H, Black AK, Maas D, Takahashi M, Kihara S, Tanaka S, Matsuzawa Y, Blangero J, Cohen D, Kissebah A The genetic basis of plasma variation in adiponectin, a global endophenotype for obesity and the metabolic syndrome.
学術雑誌名 ページ 発行年
J. Clin. Endocrinol. Metab. 86 1 4321-4325 2001

全著者名 論文名
Kishida K, Shimomura I, Kondo H, Kuriyama H, Makino Y, Nishizawa H, Maeda N, Matsuda M, Kihara S, Kurachi Y, Funahashi T, Matsuzawa Y Genomic structure and insulin-mediated repression of the aquaporin adipose (AQPap), adipose-specific glycerol channel.
学術雑誌名 ページ 発行年
J Biol Chem. 276 1 36251-36260 2001

全著者名 論文名
Takahashi M, Nagaretani H, Funahashi T, Nishizawa H, Maeda N, Kishida K, Kuriyama H, Shimomura I, Maeda K, Hotta K, Ouchi N, Kihara S, Nakamura T, Yamashita S, Matsuzawa Y The expression of sparc in adipose tissue and its increased plasma concentration in patients with coronary artery disease.
学術雑誌名 ページ 発行年
Obes Res. 9 1 388-393 2001

全著者名 論文名
Maeda N, Takahashi M, Funahashi T, Kihara S, Nishizawa H, Kishida K, Nagaretani H, Matsuda M, Komuro R, Ouchi N, Kuriyama H, Hotta K, Nakamura T, Shimomura I, Matsuzawa Y PPARg ligands increase expression and plasma concentrations of adiponectin, an adipose-derived protein.
学術雑誌名 ページ 発行年
Diabetes 50 1 2094-2099 2001

全著者名 論文名
Hotta K, Funahashi T, Matsukawa Y, Takahashi M, Nishizawa H, Kishida K, Matsuda M, Kuriyama H, Kihara S, Nakamura T, Tochino Y, Bodkin NL, Hansen BC, Matsuzawa Y Galectin-12, an adipose-expressed galectin-like molecule possessing apoptosis-inducing activity.
学術雑誌名 ページ 発行年
J Biol Chem. 276 1 34089-34097 2001

全著者名 論文名
Kobayashi H, Nakamura T, Miyaoka K, Nishida M, Funahashi T, Yamashita S, Matsuzawa Y Visceral fat accumulation contributes to insulin resistance, small-sized low-density lipoprotein, and progression of coronary artery disease in middle-aged non-obese Japanese men.
学術雑誌名 ページ 発行年
Jpn. Circ. J. 65 1 193-199 2001

全著者名 論文名
Weyer C, Funahashi T, Tanaka S, Hotta K, Matsuzawa Y, Pratley RE, Tataranni PA Hypoadiponectinemia in obesity and type 2 diabetes: Evidence for a role of insulin resistance and/or hyperinsulinemia.
学術雑誌名 ページ 発行年
J. Clin. Endocrinol. Metab. 86 1 1930-1935 2001

全著者名 論文名
Hotta K, Funahashi T, Bodkin NL, Ortmeyer HK, Arita Y, Hansen BC, and Matsuzawa Y Circulating concentrations of the adipocyte protein, adiponectin, are decreased in parallel with reduced insulin sensitivity during the progression to type-2 diabetes in rhesus monkeys.
学術雑誌名 ページ 発行年
Diabetes 50 1 1126-1133 2001

全著者名 論文名
Nakamura T, Tsubono Y, Kameda-Takemura K, Funahashi T, Yamashita S, Hisamichi S, Kita T, Yamamura T, Matsuzawa Y Magnitude of sustained multiple risk factors for ischemic heart disease in Japanese employees: a case-control study. The group of the research for the association between host origin and atherosclerotic diseases under the preventive measure for work-related diseases of the Japanese labor ministry.
学術雑誌名 ページ 発行年
Jpn Circ J. 65 1 11-17 2001

全著者名 論文名
Ouchi N, Kihara S, Arita Y, Nishida M, Matsuyama A, Okamoto Y, Ishigami M, Kuriyama H, Kishida K, Nishizawa H, Hotta K, Muraguchi M, Ohmoto Y, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y Adipocyte-derived plasma protein, adiponectin, suppresses lipid accumulation and class A scavenger receptor expression in human monocyte-derived macrophages.
学術雑誌名 ページ 発行年
Circulation 103 1 1057-1063 2001

全著者名 論文名
Ouchi N, Kihara S, Arita Y, Okamoto Y, Maeda K, Kuriyama H, Hotta K, Nishida M, Takahashi M, Muraguchi M, Ohmoto Y, Nakamura T, Yamashita S, Funahashi T, and Matsuzawa Y Adiponectin, adipocyte-derived plasma protein, inhibits endothelial NF-kB signaling through cAMP-dependent pathway.
学術雑誌名 ページ 発行年
Circulation 102 1 296-301 2000

全著者名 論文名
Yokota T, Oritani K, Takahashi I, Ishikawa J, Matsuyama A, Ouchi N, Kihara S, Funahashi T, Tenner AJ, Tomiyama Y, Matsuzawa Y Adiponectin, a novel member of soluble defense collagens, negatively regulates the growth of myelo-monocytic progenitors and the functions of macrophages.
学術雑誌名 ページ 発行年
Blood 96 1 1723-1732 2000

全著者名 論文名
Takahashi1 M, Arita Y, Yamagata K, Matsukawa Y, Okutomi K, Horie M, Shimomura I, Hotta K, Kuriyama H, Kihara S, Nakamura T, Yamashita S, Funahashi T, and Matsuzawa Y Genomic structure and mutations in adipose-specific gene, adiponectin.
学術雑誌名 ページ 発行年
Int . J. Obes. 24 1 861-868 2000

全著者名 論文名
Hotta K, Funahashi T, Arita Y, Takahashi M, Matsuda M, Okamoto Y, Iwahashi H, Kuriyama H, Ouchi N, Maeda K, Nishida M, Kihara S, Sakai N, Nakajima T, Hasegawa K, Muraguchi M, Ohmoto Y, Nakamura T, Yamashita S, Hanafusa T, Matsuzawa Y Plasma concentrations of a novel, adipose-specific protein, adiponectin, in type 2 diabetic patients.
学術雑誌名 ページ 発行年
Arterioscler Thromb Vasc Biol. 20 1 1595-1599 2000

全著者名 論文名
Kishida K, Kuriyama H, Funahashi T, Shimomura I, Kihara S, Ouchi N, Nishida M, Nishizawa H, Matsuda M, Takahashi M, Hotta K, Nakamura T, Yamashita S, Tochino Y, Matsuzawa Y Aquaporin Adipose, a Putative Glycerol Channel in Adipocytes.
学術雑誌名 ページ 発行年
J Biol Chem. 275 1 20896-20902 2000

全著者名 論文名
Okamoto Y, Arita Y, Nishida M, Muraguchi M, Ouchi N, Takahashi M, Igura T, Inui Y, Kihara S, Nakamura T, Yamashita S, Miyagawa J, Funahashi T, Matsuzawa Y An adipocyte-derived plasma protein, adiponectin, adheres to injured vascular walls.
学術雑誌名 ページ 発行年
Horm Metab Res. 32 1 47-50 2000

全著者名 論文名
Hotta K, Matsukawa Y, Nishida M, Kotani K, Takahashi M, Kuriyama H, Nakamura T, Wada K, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y Mutation in bombesin receptor subtype-3 gene is not a major cause of obesity in the Japanese.
学術雑誌名 ページ 発行年
Horm Metab Res. 32 1 33-34 2000

全著者名 論文名
Ouchi N, Kihara S, Arita Y, Maeda K, Kuriyama H, Okamoto Y, Hotta K, Nishida M, Takahashi M, Nakamura T, Yamashita S, Funahashi T, and Matsuzawa Y Novel modulator for endothelial adhesion molecules: adipocyte-derived plasma protein, adiponectin.
学術雑誌名 ページ 発行年
Circulation 100 1 2473-2476 1999

全著者名 論文名
Yoshizumi T, Nakamura T, Yamane M, Islam AH, Menju M, Yamasaki K, Arai T, Kotani K, Funahashi T, Yamashita S, Matsuzawa Y Abdominal fat: standardized technique for measurement at CT.
学術雑誌名 ページ 発行年
Radiology 211 1 283-286 1999

全著者名 論文名
Arita Y, Kihara S, Ouchi N, Takahashi M, Maeda K, Miyagawa J, Hotta K, Shimomura I, Nakamura T, Miyaoka K, Kuriyama H, Nishida M, Yamashita S, Okubo K, Matsubara K, Muraguchi M, Ohmoto Y, Funahashi T, and Matsuzawa Y Paradoxical decrease of an adipose-specific protein, adiponectin, in obesity.
学術雑誌名 ページ 発行年
Biochem Biophys Res Commun 257 1 79-83 1999

全著者名 論文名
Kuriyama H, Yamashita S, Shimomura I, Funahashi T, Ishigami M, Aragane K, Miyaoka K, Nakamura T, Takemura K, Man Z, Toide K, Nakayama N, Fukuda Y, Lin MC, Wetterau JR, Matsuzawa Y Enhanced expression of hepatic acyl-coenzyme A synthetase and microsomal triglyceride transfer protein messenger RNAs in the obese and hypertriglyceridemic rat with visceral fat accumulation.
学術雑誌名 ページ 発行年
Hepatology 27 1 557-562 1998

全著者名 論文名
Kihara S, Ouchi N, Funahashi T, Shinohara E, Tamura R, Yamashita S, Matsuzawa Y Troglitazone enhances glucose uptake and inhibits mitogen-activated protein kinase in human aortic smooth muscle cells.
学術雑誌名 ページ 発行年
Atherosclerosis 136 1 163-168 1998

全著者名 論文名
Shinohara E, Kihara S, Ouchi N, Funahashi T, Nakamura T, Yamashita S, Kameda-Takemura K, Matsuzawa Y Troglitazone suppresses intimal formation following balloon injury in insulin-resistant Zucker fatty rats.
学術雑誌名 ページ 発行年
Atherosclerosis 136 1 275-279 1998

全著者名 論文名
Matsuura F, Yamashita S, Nakamura T, Nishida M, Nozaki S, Funahashi T, and Matsuzawa Y Effect of visceral fat accumulation on uric acid metabolism in male obese subjects: Visceral fat obesity is linked more closely to overproduction of uric acid than subcutaneous fat obesity.
学術雑誌名 ページ 発行年
Metabolism 4 1 929-933 1998

B.国際会議発表論文(International Conferences)
全著者名 論文名
Shimomura I Effect of leptin on fatless mice
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
Brain Somatic Cross-Talk and The Central Control of Metabolism Paris ??? ??? 2002

全著者名 論文名
Shimomura I, Funahashi T, Matsuzawa Y The Link Between Fat Cells and Insulin Resistance
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Workshop on Insulin Resistance San Diego ??? ??? 2002

全著者名 論文名
Kihara S Adipose tissue-derived protein, adiponectin and atherosclerosis (Invited)
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
Gordon coference ??? ??? ??? 2001

全著者名 論文名
Shimomura I Emerging roles of SREBP transcription factors in the control of lipid homeostasis(Invited)
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
6th International meeting on the genetics, pathogenesis, prevention, and therapy of diabetes Erice ??? ??? 2001

全著者名 論文名
Kihara S, Ouchi N, Arita Y, Okamoto Y, Kumada M, Maeda N, Nagaretani H, Matsuyama A, Sakai, Hiraoka H, Nakamura H, Funahashi T, Matsuzawa Y Multiple risk factor clustering syndrome and adipocytokines
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
5th International Conference on Preventive Cardiology Osaka ??? ??? 2001

全著者名 論文名
Maeda N, Takahashi M, Hotta K, Shimomura I, Kihara S, Nakamura T, Funahashi T, Matsuzawa Y Effect of thiazolidiones on the expression and plasma levels of adiponectin, anti-atherogenic protein
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
First International Symposium on PPARs Florence ??? ??? 2001

全著者名 論文名
Nishizawa H, Yamagata K, Takahashi M, Kihara S, Yamashita S, Nishigori H, Tomura H, Takeda J, Funahashi T, Matsuzawa Y The orphan nuclear receptor SHP functions as a positine regulator of PPAR gamma 2
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
First International Symposium on PPARs Florence ??? ??? 2001

全著者名 論文名
Kuriyama H, Funahashi T, Matsuzawa Y Obesity in Japan and molecular pathogenesis in visceral obesity
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
The First International Nutrition Seminar for Asian Countries - Nutritional Issues on Overweight and Obesity Souel 31 ??? 2000

全著者名 論文名
KiharaS, Ouchi N, Arita Y, Okamoto Y, Takahashi M, Matsuyama A, Maeda N, Nagaretani H, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y Anti-atherogenetic property of adipocyte-derived plasma protein, adiponectin
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
17th International Society for Heart Reseach Osaka ??? ??? 2000

全著者名 論文名
Ouchi N, Kihara S, Arita Y, Okamoto Y, Matsuyama A, Nakamura T, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y A human visceral fat-derived plasma prptein contributes to coronary artery disease as a modulator for macrophage inflammatory response
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
73th American Heart Association New Orleans ??? ??? 2000

全著者名 論文名
Maeda N, Takahashi M, Hotta K, Nakamura T, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y Effect of weight reduction and thiazolidinedione on plasma adiponectin concentration
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
11th International Congress of Endocrinology Sydney 358 ??? 2000

全著者名 論文名
Kuriyama H, Kishida K, Funahashi T, Tochino Y, Yamashita S, Matsuzawa Y The expression of aquaporin adipose in visceral fat and its significance in the development of NIDDM
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
11th International Congress of Endocrinology Sydney 357 ??? 2000

全著者名 論文名
Hotta K, Funahashi T, Matsukawa Y, Maeda K, kuriyama H, Yamashita S, Matsuzawa Y Analysis of gene expression profile in the visceral FATcDNA library
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
11th International Congress of Endocrinology Sydney 70 ??? 2000

全著者名 論文名
Funahashi T Adipocytokine and vascular disease
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
Annual Fall Conference of the korean Society for Lipidology Taegu ??? ??? 2000

全著者名 論文名
Arita Y, Kihara S, Ouchi N, Maeda K, Nishida M, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y A novel adipocyte-derived plasma protein, adiponectin, inhibits vascular smooth muscle cell proliferation
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
12th International Symposium on Atherosclerosis Stockholm ??? ??? 2000

全著者名 論文名
Ouchi N, Kihara S, Arita Y, Matsuyama A. Nishida M, Okamoto Y, Nakamura T, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y A novel adipocyte-derived plasma protein, adiponectin, suppresses lipid accumulation and class A scavenger receptor expression in human macrophages
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
12th International Symposium on Atherosclerosis Stockholm ??? ??? 2000

全著者名 論文名
Kihara S, Ouchi N, Arita Y, Okamoto Y, Nakamura T, Yamashita S, Matsuzawa Y A novel adipocyte-derived plasma protein, adiponectin, inhibits endothelial adhesion molecule expression through NF-kB signaling pathway
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
12th International Symposium on Atherosclerosis Stockholm ??? ??? 2000

全著者名 論文名
Nishizawa H, Yamagata K, Takahashi M, Kishida K, Yamashita S, Funahashi T, Tomura H, Takeda J, Matsuzawa Y The orphan nuclear receptor SHP activates transcriptional activity of PPARγ2
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
60th American Diabetes Association San Antonio A310 ??? 2000

全著者名 論文名
Kihara S, Kuriyama H, Funahashi T, Matsuzawa Y Identification and the role of adiponectin and aquaporin adipose
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Forum on Progressive Endocrinology Kobe ??? ??? 2000

全著者名 論文名
Arita Y, Kihara S, Ouchi N, Maeda K, Yamashita S, Okamoto Y, Muraguchi M, Ohmoto Y, Funahashi T, Matsuzawa Y A novel adipocyte-derived plasma protein, adiponectin, inhibits vascular smooth muscle cell proliferation
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
72th America Heart Association Atlanta 743 ??? 1999

全著者名 論文名
Ouchi N, Kihara S, Arita Y, Matsuyama A, Nishida M, Maeda K, Nakamura T, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y A novel adipocyte-derived plasma protein, adiponectin, suppresses scavenger receptor expression in human monocyte -derived macrophages
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
72th America Heart Association Atlanta 751 ??? 1999

全著者名 論文名
Kuriyama H, Funahashi T, Kishida K, Yamashita S, Okubo K, Matsubara K, Matsuzawa Y Molecular cloning of a novel aquaporin from adipose tissue with glycerol permeability and glycerol transport mechanism
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
9th European Congress on Obesity Milano ??? 22-23 1999

全著者名 論文名
Kishida K, Kuriyama H, Tochino Y, Yamashita S, Funahashi T, Matsuzawa Y Augmented expression of aquaporin adipose gene in fasting and feeding
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
9th European Congress on Obesity Milano ??? 28-29 1999

全著者名 論文名
Funahashi T Molecular mechanism of atherosclerosis in obesity - Importance of atherosclerosis
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
Asian Pacific Society of Atherosclerosis and Vascular Disease Osaka ??? ??? 1999

全著者名 論文名
Matsuzawa Y Visceral obesity, from gene to diseases(Invited)
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Congress on Obesity Paris 56 ??? 1998

全著者名 論文名
Hotta K, Bodkin NL, Y.Arita Y, MuraguchiM, Ortmeyer HK, Funahashi T, Hansen BC, Matsuzawa Y Analysis of plasma adiponectin and leptin levels in rhesus monkeys
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Congress on Obesity Paris 162 ??? 1998

全著者名 論文名
Hotta K, Bodkin NL, Y.Arita Y, MuraguchiM, Ortmeyer HK, Funahashi T, Hansen BC, Matsuzawa Y Longitudinal reciprocal canges in plasma leptin and plasma adiponectin in rhesus monkeys
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Congress on Obesity Paris 162 ??? 1998

全著者名 論文名
Kihara S, Ouchi N, Funahashi T, Yamashita S, Matsuzawa Y Palmitic acid-induced ras membrane association enhances growth signal in human aortic smooth muscle cells
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Congress on Obesity Paris 5 ??? 1998

全著者名 論文名
Ouchi N, Kihara S, Funahashi T, Yamashita S, Matsuzawa Y Role of palmitic acid in the mitogenic response to insulin in human aortic smooth muscle cells
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Congress on Obesity Paris 97 ??? 1998

全著者名 論文名
Kuriyama H, Maeda K, Funahashi T, Okubo K, Matsubara K, Matsuzawa Y Molecular cloning and expression of a novel human aquaporin from adipose tissue with glycerol permeability
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Congress on Obesity Paris 96 ??? 1998

全著者名 論文名
Arita Y, Kihara S, Funahashi T, Takahashi M, Ouchi N, Yamashita S, Maeda K, Matsuzawa Y A novel adipocyte-derived factor, adiponectin, is decreased in obesity and coronary artery disease
会議名 開催場所 論文番号 ページ 発行年
International Congress on Obesity Paris 42 ??? 1998

D.特許等取得状況
特許等名称 発明者名
抗炎症剤、単球系細胞の増殖抑制剤 松澤佑次
権利者名 種類 出願番号 出願年月日 設定登録年月日
大阪大学長 発明 特願平11-06108号 平成11年3月9日 平成12年1月7日


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