平成12年度未来開拓学術研究推進事業研究成果報告書概要



1.研究機関名 東京大学
 
2.委員会名 製鋼第19委員会
 
3.研究期間 平成8年度〜平成12年度
 
4.研究プロジェクト番号 96R01901
 
5.研究プロジェクト名 環境調和型新製鉄プロセスに関する研究

6.プロジェクト・リーダー
プロジェクト・リーダー名 フリガナ 所属部局名 職名
森田 一樹 モリタ カズキ 大学院工学系研究科 助教授

7.コア・メンバー

コア・メンバー名 フリガナ 所属研究機関名・所属部局名 職名
佐野 信雄 サノ ノブオ 新日本製鐵(株)(東京大学名誉教授) 顧問
片山 裕之 カタヤマ ヒロユキ 島根大学・総合理工学部 教授
岩瀬 正則 イワセ マサノリ 京都大学・大学院エネルギー科学研究科 教授

8.研究協力者

研究協力者名 フリガナ 所属研究機関名・所属部局名 職名
郭 木星 カク モクセイ 東京大学・大学院工学系研究科 リサーチ・アソシエイト
KARSSEV, Andrey Vladimirovich カラセフ アンドレ フラディミロビッチ 東京大学・大学院工学系研究科 リサーチ・アソシエイト

9.研究成果の概要

21世紀の地球環境対策は重大な課題となっているが、なかでも製造業による環境汚染、資源の有効利用は早急に取り組むべき問題である。一方、我が国の鋼消費量の大部分を自国で製造することを期待する限り、炭酸ガス発生量の削減とエネルギー効率の向上のための鉄スクラップの大量利用、省資源、環境保全のためにスラグの発生量の削減を十分に配慮したものでなければならない。そこで、省資源省エネルギー、廃棄物資源化を念頭に置いた新しい製鉄プロセスを構築することを目標に、我が国の製鋼製錬分野の代表として6名の大学研究者および2名の企業研究者から研究グループを結成し、東京大学を主拠点、島根大学、京都大学を副拠点として、平成8年度から本研究プロジェクトを行った。 製鉄所自身と社会環境の側面から、製鉄所から外に出すものの高付加価値化(製鉄プロセスにおける廃棄物の無害化および資源化)、製鉄所のポテンシャルを活かした地域社会が直面する環境問題の解決(製鉄プロセスを利用した一般廃棄物の無害化、環境負荷低減)、来るべき資源状況の変化への対応、に分類して研究を進め、それぞれの要素研究の社会的ニーズと成果、今後の実用化への見通しについて関連づけを明確化し、本プロジェクトの成果にもとづき環境調和型新製鉄プロセスとしてまとめた。その成果については、平成12年6月日本製鋼協会と製鋼環境国際会議を大阪で共同開催し、未来開拓学術研究推進事業研究プロジェクトセッションにて、最終年度途中までの報告会を行うとともに、本研究の総括と個別の成果についてさらに、平成13年5月15日、日本学術振興会製鋼第19委員会(東京大学山上会館)にて「未来開拓学術研究推進事業研究プロジェクト報告会」を開催する予定である。

10.キーワード

(1)環境、(2)エネルギー、(3)省資源
(4)製鉄プロセス、(5)廃棄物処理、(6)都市ゴミ
(7)高温プロセス、(8)排出物低減

11.研究発表(印刷中も含む)

[雑誌論文]
著者名 論文標題
K. Matsuzaki Thermodynamics of FetO-TiO2-SiO2 Melts in Equilibrium with Solid Tron.
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 37 1997 562-565

著者名 論文標題
Y. Taniguchi Activities of FeOin CaO-Al2O3-SiO2-FeO and CaO-Al2O3-CaF2-FeO Slags
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 37 1997 956-961

著者名 論文標題
K. Takeuchi Chemical Potentials of Oxygen for Three-phase Assemblages of CaSiO3(S)+Ca2iSi2O7+ (CaO+SiO2+FeO) Melt and Ca3iSi2O7+Ca2iSiO4+{CaO+SiO2+FeO} Melts
雑誌名 発行年 ページ
Steel Research 68 1997 516-519

著者名 論文標題
S. Ohashi Effect of MgO and BaO on Fe3+/Fe2+ equilibrium in a candidate glass for immobilization of high level nuclear Waste
雑誌名 発行年 ページ
High Temperature Materials and Processes 16 1997 169-172

著者名 論文標題
塚田虎之 熱間圧延用冷却排水からのγ-Fe2O3の回収
雑誌名 発行年 ページ
水曜会誌 22 1997 573-579

著者名 論文標題
北村寿宏 環境調和型製鉄法へのアプローチ 〜奥出雲の企業たたらの歴史に学ぶ鉄鋼業の環境対応技術の方向〜
雑誌名 発行年 ページ
島根大学総合理工学部紀要シリーズA 31 1997 291-301

著者名 論文標題
K. Matsuzaki Activity Measurement of FetO-TiO2-SiO2-(CaO, MgO, AlO1.5) Meltsin Equilibrium with Solid Iron
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 38 1998 1147-1150

著者名 論文標題
Y. Okabe Thermodynamics of Chromium Oxides in CaO-SiO2-CaF2 slag
雑誌名 発行年 ページ
Metallurgical and Materials Transactions B 29B 1998 131-136

著者名 論文標題
H. Ohta Activities of SiO2 and Al2O3 and Activity Coefficients of Fet2-Al2O3-MgO slags
雑誌名 発行年 ページ
Metallurgical and Materials Transactions B 29B 1998 119-129

著者名 論文標題
T. Okumura Oxidation reduction equilibrium of Fe3+/Fe2+ in a candidate glass for immobilization of high level nuclear waste
雑誌名 発行年 ページ
Glass Technology 39 1998 142-146

著者名 論文標題
丸川雄浄 21世紀における製鉄業の新しい発展
雑誌名 発行年 ページ
ふぇらむ 3 1998 165-174

著者名 論文標題
丸川雄浄 鉄鋼業におけるリサイクルの取り組み
雑誌名 発行年 ページ
精密工業会誌 64 1998 511-516

著者名 論文標題
北村寿宏 排ガス中のダイオキシン類の低減への取り組みの現状と課題
雑誌名 発行年 ページ
島根大学総合理工学部 紀要シリーズA 32 1998 193-204

著者名 論文標題
K. Matsuzaki Rate of Reduction of FetO-TiO2-SiO2 Slags with CO Gas
雑誌名 発行年 ページ
Metallurgical and Materials Transactions B 30B 1999 827-829

著者名 論文標題
K. Morita Activity of Chromium Oxide and Phase Relations for the CaO-SiO2-CrOx System at 1873 K under Moderately Reducing Conditions
雑誌名 発行年 ページ
Steel Research 70 1999 319-324

著者名 論文標題
T. Kitamura Utilization of Waste Wood as Charcoal Absorbent of Exhansted Gas in Iron and Steelmaking Process
雑誌名 発行年 ページ
Transactions MRS-J 24 1999 329-332

著者名 論文標題
北村寿宏 スギ材からの吸着用木炭の製造に及ぼす製炭条件の影響
雑誌名 発行年 ページ
木材学会誌 45 1999 171-177

著者名 論文標題
片山裕之 「循環型技術」の体系化への試み
雑誌名 発行年 ページ
島根大学総合理工学部 紀要シリーズA 33 1999 109-123

著者名 論文標題
S. Ohashi Oxidation - Reduction Equilibria of Ferrous/Ferric Ions in Oxide Melts
雑誌名 発行年 ページ
Steel Research 71 2000 375-380

著者名 論文標題
S. Ohashi Oxidation - Reduction Equilibria of Cuprous/Cupric Ions in Oxide Melts
雑誌名 発行年 ページ
Canadian Metallurgical Quarterly 39 2000 397-404

著者名 論文標題
K. Matsuzaki Distribution Equilibria of Pb and Cu between CaO-SiO2-Al2O3 Melts and Liquid Copper
雑誌名 発行年 ページ
Metallurgical and Materials Transactions B 31B 2000 1261-1266

著者名 論文標題
H. Ono - Nakazato Oxidation Behavior of Silicon and Carbon in Molten Iron-Carbon-Silicon Alloys with Carbon Dioxide
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 40 2000 S61-S65

著者名 論文標題
K. Morita A Newly Developed Method for Determining SiO2 Activity of the Silicate Slags Equilibrated with Molten Silicon Alloys
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 40 2000 554-560

著者名 論文標題
K. Kume Activity Measurement of CaO-SiO2-AlO1.5-MgO Slags Equilibreted with Molten Silicon Alloys
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 40 2000 561-566

著者名 論文標題
T. Hirosumi Solubility of Chlorine into Aluminosilicate Slag Systems
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 40 2000 943-948

著者名 論文標題
北村寿宏 CCA処理木材の炭化時における銅, クロム, ヒ素の挙動
雑誌名 発行年 ページ
木材学会誌 46 2000 587-595

著者名 論文標題
丸川雄浄 PCB含有使用済みトランスの資源リサイクル
雑誌名 発行年 ページ
工業材料   2000 62-65

著者名 論文標題
T. Tanaka Application of Capillarity of Solid CaO to Dephosphorization of Hot Metals
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 41 2001 S70-S72

著者名 論文標題
北村寿宏 スギ材から製造した木炭の比表面積に及ぼす炭化条件の影響
雑誌名 発行年 ページ
木材学会誌 47 2001 164-170

著者名 論文標題
K. Morita The Heating Characteristics of CaO-SiO2-FetO Slags under Microwave Irraliation
雑誌名 発行年 ページ
ISIJ International 41 2001 No7

著者名 論文標題
Y. Uchida Measurements of Ferrous Oxide Activities to Reduce Steelmaking Slag Volume
雑誌名 発行年 ページ
High Temperature Materials and Processes 20 2001  

著者名 論文標題
T. Kitamura Control of Slag and Inclusion in Japanese Traditional Iron and Steelmaking Process
雑誌名 発行年 ページ
Ironmaking and Steelmaking 28 2001  

著者名 論文標題
K. Morita Resurrection of Iron and Phosphorus Resource in Steelmaking Slags
雑誌名 発行年 ページ
Journal of Material Cycles and Waste Management 3 2001  


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