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(理工領域-15)
電磁波の雑音レベルの低減
(研究推進委員長: 根元 義章 東北大学情報シナジーセンター長)
電気・電子情報機器の利用拡大に伴い、不要電磁波が急増し、それらの相互干渉に起因し、情報通信における混信、データ誤り、あるいは電子機器の誤動作などが多発し、重大な社会問題となっている。その解決には電磁波の雑音レベルの低減が必要であり、不要電磁波の発生そのものを制御すること、あるいは発生する不要電磁波を消去する方策を導出することが急務である。対象とすべき事例が多種多様であるが、二、三の場合について実験研究を行う。
本分野は、この課題を対象として研究を進める。具体的には不要電磁波の発生メカニズム(放射機構、伝達機構)の解明とそのモデル化を行い、これに基づき、効果的な電磁雑音の低減化の方策を探求する。高機能電子デバイスの特性を積極的に活用する電磁波の雑音レベルを抑制するというこれまでにない方式を研究開発する。併せて、世界標準となりうる電磁環境モニタリングシステムを開発し、電磁環境の統一的な評価法を確立する。
課題の解決により高品質な高速情報通信が保証されることになり、そのことの社会的は意義は極めて大きい。さらに、電磁環境が正しく把握され、環境保全に係わる議論が可能となる。また、周波数の有効利用にも繋がり、社会的意義は大きい。開発される雑音レベル低減化用機器は実社会において広範に多数利用されるものであり、経済効果も大きい。
(平成11年度開始)
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