(複合領域-9)
外科領域を中心とする
ロボティックシステムの開発
(研究推進委員長: 越智 隆弘 大阪大学大学院医学系研究科教授)
外科手術治療学は医療全体のなかでは大きな位置を占めながらも依然として外科医自身の能力による手仕事と認識されて、現代科学の支援による発展の少ない未踏分野である。医療水準を高め、全国どの地区の病院でも最小侵襲で最高のレベルの手術を受けられる医療環境整備を求める国民の要求に応えるために以下の研究を推進する。
- 超視野システム開発と外科臨床応用
種々の外科領域において、器官の病態を可視化する4次元画像解析システムを開発し、画期的な手術プログラミングとシミュレーションによる術後予測などをシステム化する。プログラムされた手術計画を安全かつ正確に行う手術ナビゲーションシステムを開発するとともに、手術中リアルタイムでの4次元画像解析による超内視鏡を開発し、高レベルかつ最小侵襲手術を可能にする。
- 遠隔手術システムの開発
遠隔地患者の所見を中央センターに送り、術前診断および手術プログラミングを行う。プログラムを遠隔地病院のナビゲーションまたは手術ロボティックシステムに送り、安全かつ正確な遠隔手術を可能にするシステムを完成させる。
- ロボティクス工学機器の開発
部位別の臓器特徴に応じて最小侵襲のアプローチで、手術目的を達するための最高機能を持つロボティックシステムを開発する。
(平成11年度開始)