生命の科学的探求の手段は、生体の計測と制御が一体をなす。医工学はまさに”見えないモノを見、聞こえない音を聞き、触れぬ部位に手を延ばす”計測と制御の技術で、日本は超音波、内視鏡、人工臓器、マイクロ手術、と国際的にも高い水準を占めている。この優位を持続し更なる新分野を開拓することは、医療福祉の水準向上に資し、長寿少子社会の安定化にとって不可欠である。
さらに最近では、生物学や医学の側から提起される問題志向型テーマはもちろん、先端的な目標展望型テーマが、近未来の理工学研究の課題発見や誘導のファームとして期待されている。
本研究は、目下の急務と目されている複眼的な目標の基礎理論の確立と応用分野の拡張を目指し、とくに今後のボーダーレスな本領域の進歩のために、意志の疎通性のよい専門家集団を組織して研究の推進を図るものとする。