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独立行政法人 日本学術振興会
国際事業部 研究協力第一課
リンダウ・ノーベル賞受賞者会議派遣事業 担当
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東京都千代田区麹町5-3-1 麹町ビジネスセンター
TEL 03-3263-0986
FAX 03-3234-3700
MAIL lindau*jsps.go.jp
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第64回(生理学・医学)参加者 |
※報告書の内容は、参加者の個人的な見解であり、日本学術振興会の見解と一致しないものも含まれます。
(報告書全文及びその他の参加者の報告書はPDFをご覧ください。)
普段の生活で体験できない、多様性に富んだ環境で、刺激的な出会いの連続でした。ノーベル賞受賞者だけでなく世界中の科学者と出会える、まさにOnce in a Lifetimeな経験となりました。ノーベル賞をとらない限り、私たち研究者は人生に一度しかリンダウ会議に参加できないそうです。その一度のチャンス、ぜひチャレンジして掴んでください。そして参加するときは積極的にアプローチし、大いに楽しんでください。 |
リンダウ会議ではとても広い領域の研究者が集まります。ですので、自分の専門だけでなく、日頃から広範な領域に目を向け、予め各分野の基本事柄やキーワードを調べておくことをお勧めします。加えて、各ノーベル賞受賞者の研究について事前に調べておくことが肝要です。その際にはLindau Mediathequeを活用し、これまで行われたリンダウ会議の講演動画などを予め確認おくと、現地での理解の助けとなりますし、受賞者に尋ねてみたい疑問点なども整理できるのではないかと思います。 |
申請書を英語で書かなければならないことや、ノーベル賞受賞者とディスカッションすることに対してハードルの高さを感じることがあるかもしれませんが、参加するとそのハードルは感じているよりもずっと低いものだと感じるはずです。受賞者の先生方はつたない英語でも一生懸命に聞き取ってくださり、真摯に答えてくれます。このような機会はめったにありませんので、躊躇せず、是非申請し参加してください。きっと今まで感じたことのない、とてもエキサイティングな経験が出来ると思います。 |
きっと、リンダウ会議のような場に参加して、多くの人と交流して視野を広げ、仲間を増やしていくことがノーベル賞に繋がる一歩なのだと思います。研究活動に取り組む姿勢が変わるような、本当に貴重な経験をすることができました。 |
リンダウ会議は通常の研究会議や学会とは内容も雰囲気も全く異なる会議です。30名近いノーベル賞受賞者の方達の講義を纏めて拝聴させて頂くことが出来ますし、勇気があれば一対一で直接ノーベル賞受賞者の方達と議論することも出来ます。このような機会は稀有だと思います。ノーベル賞受賞者の方々もこの会議に対して特別な思い入れがあるようで、皆様非常に情熱的に講演をされますし、Discussionでも研究も含めて様々な質問にとても丁寧に回答されていました。また、夕食時などのインフォーマルな時間には積極的に若手研究者との交流を図っていらっしゃいました。日本/諸外国からの参加者も研究に対する情熱を持った方々ばかりであり、ノーベル賞受賞者の方達が講演中のメインホールは何とも言えない特別な雰囲気で満たされています。僭越ですが、是非多くの方にあの独特の雰囲気を味わって頂けたら、と思っております。応募に迷っている方がいらっしゃいましたら、是非一歩を踏み出して応募して頂けたら、と思います。(山本 遼介 筑波大学・下田臨海実験センター・研究員) |