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独立行政法人 日本学術振興会
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リンダウ・ノーベル賞受賞者会議派遣事業 担当
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リンダウ・ノーベル賞受賞者会議派遣事業

参加者の声

第64回(生理学・医学)参加者


※報告書の内容は、参加者の個人的な見解であり、日本学術振興会の見解と一致しないものも含まれます。

今後、リンダウ会議に参加を希望する方へのアドバイスやメッセージ(報告書から抜粋)

(報告書全文及びその他の参加者の報告書はPDFをご覧ください。)

普段の生活で体験できない、多様性に富んだ環境で、刺激的な出会いの連続でした。ノーベル賞受賞者だけでなく世界中の科学者と出会える、まさにOnce in a Lifetimeな経験となりました。ノーベル賞をとらない限り、私たち研究者は人生に一度しかリンダウ会議に参加できないそうです。その一度のチャンス、ぜひチャレンジして掴んでください。そして参加するときは積極的にアプローチし、大いに楽しんでください。
(木越 悠 筑波大学・生命環境科学研究科・博士後期課程)

リンダウ会議ではとても広い領域の研究者が集まります。ですので、自分の専門だけでなく、日頃から広範な領域に目を向け、予め各分野の基本事柄やキーワードを調べておくことをお勧めします。加えて、各ノーベル賞受賞者の研究について事前に調べておくことが肝要です。その際にはLindau Mediathequeを活用し、これまで行われたリンダウ会議の講演動画などを予め確認おくと、現地での理解の助けとなりますし、受賞者に尋ねてみたい疑問点なども整理できるのではないかと思います。
また、会議期間中の宿泊については、是非ホームステイをお勧めします。私の場合は、毎朝ホストファミリーと朝食をとり、帰宅後もお酒を飲みながら色々な話をすることができて、とても親しく家族のように仲良くなることができました。今回はちょうどワールドカップサッカーの期間中だったので、ホストファザーが家のテラスにスクリーンを用意し、近所の人も呼んでみんなでサッカー観戦をしました。こうしたこともあり、現地のコミュニティに入って人々の暮らしや文化についても知ることができました。 (中畑 義久 生理学研究所・発達生理学研究系・特別研究員)

申請書を英語で書かなければならないことや、ノーベル賞受賞者とディスカッションすることに対してハードルの高さを感じることがあるかもしれませんが、参加するとそのハードルは感じているよりもずっと低いものだと感じるはずです。受賞者の先生方はつたない英語でも一生懸命に聞き取ってくださり、真摯に答えてくれます。このような機会はめったにありませんので、躊躇せず、是非申請し参加してください。きっと今まで感じたことのない、とてもエキサイティングな経験が出来ると思います。
(大屋 愛実 東京大学・大学院総合文化研究科・博士後期課程3年)

きっと、リンダウ会議のような場に参加して、多くの人と交流して視野を広げ、仲間を増やしていくことがノーベル賞に繋がる一歩なのだと思います。研究活動に取り組む姿勢が変わるような、本当に貴重な経験をすることができました。
(セーボレー 那沙 東京農工大学・大学院工学府生命工学専攻・JSPS特別研究員DC1)

リンダウ会議は通常の研究会議や学会とは内容も雰囲気も全く異なる会議です。30名近いノーベル賞受賞者の方達の講義を纏めて拝聴させて頂くことが出来ますし、勇気があれば一対一で直接ノーベル賞受賞者の方達と議論することも出来ます。このような機会は稀有だと思います。ノーベル賞受賞者の方々もこの会議に対して特別な思い入れがあるようで、皆様非常に情熱的に講演をされますし、Discussionでも研究も含めて様々な質問にとても丁寧に回答されていました。また、夕食時などのインフォーマルな時間には積極的に若手研究者との交流を図っていらっしゃいました。日本/諸外国からの参加者も研究に対する情熱を持った方々ばかりであり、ノーベル賞受賞者の方達が講演中のメインホールは何とも言えない特別な雰囲気で満たされています。僭越ですが、是非多くの方にあの独特の雰囲気を味わって頂けたら、と思っております。応募に迷っている方がいらっしゃいましたら、是非一歩を踏み出して応募して頂けたら、と思います。(山本 遼介 筑波大学・下田臨海実験センター・研究員)


第64回リンダウ・ノーベル賞受賞者会議(生理学・医学)報告書(PDF)

藤原 摩耶子(スミソニアン保全生物学研究所・種の保全センター・JSPS海外特別研究員) PDF
波多野 寛子(オックスフォード大学・ナフィールド骨関節疾患医療研究センター・JSPS海外特別研究員) PDF
木越 悠(筑波大学・生命環境科学研究科・博士後期課程) PDF
中畑 義久(生理学研究所・発達生理学研究系・特別研究員) PDF
中村 恭平(東北大学・医学部血液・免疫病学分野・博士課程大学院生) PDF
大屋 愛実(東京大学・大学院総合文化研究科・博士後期課程3年) PDF
セーボレー 那沙(東京農工大学・大学院工学府生命工学専攻・JSPS特別研究員DC1) PDF
山水 康平(アメリカ国立衛生研究所(NIH)・国立老化研究所(NIA)・博士研究員) PDF
山本 遼介(筑波大学・下田臨海実験センター・研究員) PDF
陽川 憲(ボン大学・植物細胞分子研究所・博士研究員) PDF


参加者アンケート結果(PDF)