日本学術振興会

概要

趣旨

日独共同大学院プログラムは、日本とドイツの大学が協力して大学院の教育研究を共同で行おうとするものであり、具体的には、博士課程在学者が相互に相手国の大学院でその教育を受け研究活動に従事し、教員及びポスドク等の若手研究者についても双方の大学院が相互派遣を行うとともに、国際共同学位(ジョイント・ディグリー(以下、「JD」という。)又はダブル・ディグリー(以下、「DD」という。))プログラムを実現することにより、日独の大学院における組織的な学術の国際交流を促進し、博士課程における若手研究者の育成及び国際的な共同研究の充実に資することを目指すものである。

プログラムの内容等

  1. 博士課程(一貫制の場合は博士後期課程)に在籍する大学院学生を、ドイツの大学院(エクステンション・プログラムを含む)に派遣し、共同で当該学生の教育、研究指導、博士論文の作成指導等を行います。
  2. ドイツの大学院に教員を派遣し、派遣先大学院における講義、研究指導及び博士論文の作成指導等を行います。
  3. 大学院学生及び若手研究者の研究発表を主な内容とする共同セミナー等を行います。
  4. プロジェクト実施期間内に、国際共同学位(JD又はDD)プログラムを構築することとします。

期待される成果

  1. 大学院教育の国際化とレベル向上
  2. 教育の課程の組織的展開の強化、国際的な通用性、信頼性の向上

実施方法

ドイツ研究振興協会(DFG)との覚書(平成17年4月締結)に基づき実施

経費負担

本会とDFGがそれぞれ自国の大学院学生及び教員等にかかる渡航費、滞在費、及び自国における共同セミナー開催費を大学に支援
日独の大学による共通カリキュラムの実施フロー図