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「生涯教育に関する欧州資格枠組み」に関する動向


 2007年11月26日付、EU加盟国参加のリスボン教育会議において、「欧州生涯教育に関する質枠組み」制度(the European Qualifications Framework for lifelong learning: EQF)がスタートした。同制度開始の背景として挙がるのが、リスボン協定といわれる「ヨーロッパ地域の高等教育に関する資格の承認協定」(1997年:欧州会議/ユネスコ)であり、EU圏の制度設計・運営によりEU圏の国を超えた高等教育資格認定手続を簡素化・促進し、人材の移動を活発にすることを目的としている。
 なお、2010 年までに、加盟国各国の国レベルの資格枠組み制度とEU 基準の互換性整備を目指している。
 主な概略は以下の通り。

  • EQF の目的は(1)各国研究者・学生の移動性向上(2)生涯教育推進である。両者とも、雇用の向上、経済成長に不可欠である。
  • EQF には基礎から応用まで8段階の参照レベルを要し、学習成果に重点を置く。
  • 「学習成果」に力点を置いたもので
    (1)教育と研修並びに労働市場との適応性向上
    (2)「ノンフォーマル」「インフォーマル」教育の認定促進
    (3)国を超えた資格の利用・移動性の向上
    等に利点がある。
  • 同EQF の対象範囲は、「高等教育」に限らず、「職業教育・訓練」「社会人教育」も含む。
  • EQF は加盟国の国レベルの資格枠組み策定にも影響。
  • EU議会からは、2010年までにEQFの基準とEU加盟国の国レベルの高等教育等に関する資格枠組みとの参照性を要する旨、2012 年までに各種資格証明・学位等にEQF の認定を付与することなどが提言されている。


〔参考〕
”The European Qualifications Framework: major benefits for citizens and employers throughout Europe”
他European Commission Website

(JSPSロンドン研究連絡センター発行Newsletter No.15(平成20年1月発行)掲載)