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英国国会議事堂での科学技術学術懇談会


 11月27日(火)に国会議事堂にて科学技術大臣(Ian Pearson、MP、 Minister of State for Science and Innovation)、国会の科学技術委員会長(Phil Willis、 MP)、委員の国会議員多数、及びRCUK(Research Councils UK:英国研究会議)会長(Prof. Ian Diamond)、 UUK (Universities UK:英国大学協会)会長(Prof. Richard H. Trainor、King's College London)の主催により、科学技術学術懇談会が開催された。
 当日は、英国の行政法人機関(EPSRC・HEFCE等)及び大学長、並びに在英大使館関係者(EU・日本・中国・インド)等が参加し、英国の科学技術政策に関する意見・情報交換会が開催され、JSPSロンドンセンターからは、古川センター長が参加した。


会議の主な点は以下のとおりである。

  • 科学技術学術予算を今後2011年までに3倍とする。英国は世界をリードする研究先進国であるが、その維持・発展のためにドイツとフランスの研究者が獲得する研究費の合計額以上をイギリスの研究者に提供する。
  • 英国の研究者は世界でなければならない。アメリカとの研究連携を維持しつつ、経済発展の著しい中国、インド、ブラジルなどとの連携強化を志向する。政策もスピードが要求される時代であり、英国が世界をリードする研究先進国であり続けるため、予算増並びに人材養成に努める。
  • 「ボトムアップ」並びに「トップダウン」両方の政策・取組が重要である。ボトムアップについては、研究者は常に新研究領域に時間を投資してほしい。トップダウンについては、ファンデイングエージェンシーは大学等研究機関と協同の上、国際研究連携推進を図ってほしい。
  • 英国の高等教育は世界をリードしている。英国の大学は国際機関であり、その国際活動は英国経済の重要な担い手であり、英国経済に多大な貢献をしている。
  • 国際研究協力を強化するため、去る4月にRCUKの北京事務所を開所した。本日ワシントンD.Cでアメリカ事務所を開所したところである。また、来年春までにはインドに事務所を開設する。アメリカのRCUK事務所は在米英国大使館内に設置した。また、RCUK はEU 内の14のRC と協定を締結した。
  • 人材養成についてはRoyalSocietyフェローシップ枠をさらに拡大し、サポートした研究者のネットワークを立ちあげ、同窓会メンバーを研究に組み込み続ける努力をする。研究者のライフコースを確保することが重要である。博士コースを中心にした国際COE を設立したい。
  • RCUK はフォード、ファイファー、エアバス、ノキア、をUK 大型研究として選考し、サポートしていくこととした。


(JSPSロンドン研究連絡センター発行Newsletter No.15(平成20年1月発行)掲載)