高等教育における地方振興型プロジェクト〜日英高等教育に関する協力プログラム〜HEFCE(Higher Education Funding Council of England:イングランド高等教育財政会議)は高等教育の教育、研究のほか、第三の目的として、地方振興事業による運営費交付金の配分をしている。高等教育機関の地域経済及び地域社会への貢献を強化することが目的である。 英国の全ての大学は、地域、地方、国、国際とさまざまなレベルの仕事をしている。HEFCEは国の機関であり、主な運営費交付金配分は国レベルで行われており、政府の地方行政政策に直接関与する機関ではない。大学の運営費交付金配分について、いかに高等教育の質の向上を維持し、国際競争力のあるものにするか、国としての立場から実施してきた。 しかしながら、国内の各地方にある大学運営について、その地方に対する十分な認識のもとに運営費交付金を配分してきたわけではない。地域振興庁と交付金の共同配分をしたり、その地方の要望にあわせ、地域の経済活性化に役立てる運営費交付金をその地域の大学に配分することにより、英国の地方格差の解消に大学が役立つようにすること目的として、この地域振興事業を実施している。 HEFCEは高等教育機関の質を高く維持することにより、次の三つの方法により、地域経済及び地域社会への高等教育機関の貢献度をあげることを目指している。 1 地域社会とその地域にある高等教育機関の相互参加を促し、お互いにアクセスしやすい環境を整える。 実施方法としては、一極集中しているロンドンを除き、イングランドを次の8行政ブロックにわけ、そのブロック内にある大学をまとめて、大学連合を形成し、大学連合ごとに運営費交付金の配分をする。大学連合のしかた、大学の地域経済、社会との連携のしかたは各地域により異なり、それぞれの地域でケーススタデイを積み上げている。その内容の詳細についてはここでは省略する。 1 North East (JSPSロンドン研究連絡センター発行Newsletter No.13(平成19年7月発行)掲載) |








