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英国予算配分に関する訪問調査


 6月6日(水)〜7日(木)に、文部科学省大臣官房会計課のHEFCE(Higher Education Funding Council of England:イングランド高等教育財政会議)及びRCUK(Research Councils UK:英国研究会議)の訪問出張に同行し、資金配分等に関して意見交換を行った。

 HEFCEでは、国際担当部署のマネジャーであるDr. Cliff Hancockと資金配分担当部署のマネジャーであるDr. Thomas Brainに対応いただいた。HEFCEから配分される運営費は、大きく教育関係経費と研究関係経費に分けられるが、研究関係経費はHEFCEで実施している研究評価(RAE)を基準に配分額が決定されている。RAEは、大学における各研究分野のランクを1、2、3a、3b、4、5、5*の7段階で評価するもので、近年、評価による傾斜配分の傾向が顕著である。現在は4以上の評価を得られないと経費が配分されず、4と5は約3倍の差がある。このような現状に対して、英国の大学が世界の大学と競争して勝ち抜くためにはこのような傾斜配分が必要、との発言があった。

 RCUKでは、財務及び奨学金の運営担当部署の長であるMr. Brian Hooperに対応いただいた。特に、最近2年の間に、科学的根拠に加えて費用対効果の観点も重要視されてきており、費用対効果がきちんと見込めるかという観点からも審査を行っていること、研究課題の審査は研究の質の向上を第一に考えていることからピア・レビューを基本としており、今後RAEの評価を活用することは考えていないこと、RCUKでは年間15〜20大学を対象に、各RCの研究資金配分担当者の中から4名程度からなる監査チームを送り、2日間かけて研究費の不正使用を行ってないか検査を行っており、未然に不正使用を防ぐ努力を行っている等の発言があった。


(JSPSロンドン研究連絡センター発行Newsletter No.13(平成19年7月発行)掲載)