日本学術振興会

審査方法

本事業は、本会内での審査、及び対応機関との協議により選考を行います。
二国間交流事業_ 研究者交流_ 審査方法の図
本会国際事業委員会書面審査員による書面審査、及び同委員会による合議審査に基づき、本会採用候補者を決定した後、対応機関との協議の上、採用/不採用を決定し、その結果を申請者及び申請者の所属機関長に通知します。

審査区分表および書面審査セット

概要

平成31年度採用分より、国際交流事業では従来の「系、分野、分科、細目表」ではなく、「小区分、書面審査区分、合議審査区分」で構成される「国際交流事業 審査区分表」で公募・審査を行うこととしました。この表は各種国際交流事業で共通して使用されるものであり、科学研究費助成事業や研究者養成事業の審査区分表とは異なります。
書面審査及び合議審査は、それぞれ「審査セット」の単位で行われます。「審査セット」は「審査区分表」に基づいて設定されていますが、適切な相対評価ができるように、関連する審査区分を組み合わせてグループ化しています。
タイトル 資料
国際交流事業 審査区分表
令和6年度(2024)年度分特定国派遣研究者 書面審査セット表

書面審査セット

書面審査セットとは、書面審査の評価のために、関連する複数の書面審査区分を組み合わせてグループ化したものです。特定国派遣研究者の「書面審査セット」では、1件の申請について、このグループの研究分野を専門とする3人の書面審査員を割り当て、書面審査を実施しています。セットごとの書面審査員は、専門分野のバランス、各審査員の所属機関が異なるようにしています。なお、書面審査セットは、毎年見直しを行っており、事業によって書面審査セットは異なりますので、申請の際には必ず特定国派遣研究者の「書面審査セット表」を確認のうえ、申請書を作成してください。

電子申請システムでの小区分、書面審査区分、合議審査区分の選択について

特定国派遣研究者では、一部の小区分を除き、小区分を選択すると、書面審査区分及び合議審査区分が自動的に表示されます。
二国間交流事業 電子システムの流れ

複数の書面審査セットに現れる小区分について

電子申請システムを用いて申請を行う際、複数の書面審査区分に現れる一部の小区分(審査区分表7ページ参照)を選択した場合、書面審査区分・合議審査区分を選択する必要があります。申請の際は以下の図のような流れとなります。それぞれの区分を選択する場合、自身が希望していない区分を誤って選択した場合、審査に大きな影響を与えますのでご注意ください。
二国間交流事業 審査方法 小区分選択の流れ

審査基準


審査にあたっては、以下の観点を基準とします。
 
①研究内容の学術的価値が高く、派遣によって当該分野の研究の推進が期待できること。【学術的価値】
②申請者と相手国研究者との事前交渉が明確で、研究計画が具体的かつ実現可能であると認められること。【計画の具体性、実現可能性】
③本派遣により、将来、持続発展的な共同研究や人的ネットワークの形成が見込まれること。【将来発展性】

なお、審査にあたっては、上記の観点に加え以下の点も考慮します。
 
○過去において相手国に長期滞在(留学・研究滞在)したことがある者については、再度その相手国を研究訪問することの意義が明瞭であること。