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外国人著名研究者招へい担当
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J Robin Warren
滞在中の日程
受入実施の状況とその成果 J Robin Warren博士の来日,および日本各地での記念講演会の実施は,日本消化器学会会員は勿論であるが,日本の多くの大学(弘前大学,富山大学,大分大学)の研究者および一般市民にとっても極めて意義深いものであり,我が国の国民に深い感銘を与えた。 J Robin Warren博士の「ノーベル賞受賞記念講演」は,ヘリコバクター・ピロリ菌発見の経緯,そしてこの後の展開についての内容であり,博士の真摯な人柄からにじみ出る奇をてらうことのないもので,大発見が単なる偶然ではなく,偉大な新発見を導くための日ごろの熱意と努力がその基本に存在したことを知り,多くの聴衆に深い感動を与えた。 前述したように,Warren博士の来日の期間中に記念講演を拝聴した人数は1000名以上に達し,ヘリコバクター・ピロリ感染と胃癌発症との関連がほぼ明らかになった現在,胃癌多発国である我が国の研究者及び国民に深い感銘を与えた。さらに,アジア諸国の研究者に対しても深い感銘を与えた。 このように,ヘリコバクター・ピロリ菌発見についての十分な記録を今後の研究の発展へと繋げる重要な機会を与えていただいた日本学術振興会に対し心から感謝の意を表します。
招へい研究者の受入機関に対する寄与 Warren,Marshall両博士のノーベル賞受賞の理由は,ヘリコバクター・ピロリが胃炎の原因であり,その除菌治療により消化性潰瘍再発が著しく抑制されることであった。近年の治験では,ヘリコバクター・ピロリの持続感染が長時間を経て胃がんや胃マルトリンパ腫の発症につながることも明らかになっており,最近では消化器におけるSlow Bacterial Infection が注目されている。これらの視点に関して,その発見者であるWarren博士からの直接のメッセージは,若手研究者への新たな刺激として十分なものであった。また,本招へいを通じて我が国のヘリコバクター・ピロリ感染対策がより一層の進展を示すとともに,本菌の感染頻度が高いアジア地区への対策が日本の指導によりさらに進歩することが望まれる。今回は,大分大学で開始されたアジアにおける胃癌研究プロジェクトに対しても大きく貢献して頂いた。Warren博士の講演は,招へい受け入れ機関である大分大学のみならず,ヘリコバクター・ピロリ研究の専門学会である日本消化器学会会員や,今回の共同ホスト校及びホスト施設を努めていただいた,弘前大学,富山大学の今後の研究の発展に大きなインパクトを与えることが期待される。
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