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国際事業部人物交流課
外国人著名研究者招へい担当
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Tsung-Dao Lee
滞在中の日程
受入実施の状況とその成果 ツンダオ・リー氏の今回の招へいにおいては、我が国に於いて30年ぶりに開催された原子核物理学国際会議(INPC2007)の初日に開催された、一般向けの講演会「湯川秀樹博士生誕百年記念講演会」において、"Symmetry and Asymmetry"という題目で45分の講演をしていただいた。この講演会は、6月3日(日)の午後に、リー氏の講演を含めて、佐藤文隆、山崎敏光、A. Zichichi、有馬朗人、南部陽一郎、J. P. Schiffer氏らによる7つの内外の著名研究者による講演が行われ、東京国際フォーラムのホールCに約800名の聴衆を集めて開催された。聴衆はINPC2007の参加者以外にも多くの一般からの参加があり、盛会であった。一般向けということで、同時通訳による講演であった。アンケートの結果などからも、リー氏の講演はトップレベルの評判であったことが伺える。多くの人々に、物理学のおもしろさを伝える良い講演であったとともに、湯川博士の原子核物理分野に果たした役割についても、分かり易い解説であった。 INPC2007の開会式での講演においても、天皇皇后両陛下のご臨席の下、日本の原子核物理学研究が湯川博士以来、米国と深い協力関係を保ちながら今日のような発展を遂げてきたことを、いろいろなエピソードを交えながら強調されていた。我が国の若手研究者の多くが、改めてこの分野の研究の歴史を再認識させられたことであると思われる。
招へい研究者の受入機関に対する寄与 ツンダオ・リー氏が招へい期間中に行った講演は、若手研究者にとって物理学の持つ基本的な面白さと物理学の研究の進展に関する歴史的流れに関して、大いに刺激を与えるとともに新たな認識を植え付けることになったと思われる。特にニュートリノの質量に関する新しいアイディアの話は、当該分野の若手研究者の多い我が国にとって、興味をかき立てるものであった。 ツンダオ・リー氏は滞在中に多くの示唆に富む発言をなされた。日本の大学の法人化に伴う大学経営において、民間からの寄付を奨励するような制度の導入について米国の大学の例を挙げて議論されていたことが興味深かった。
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