お問い合わせ先
国際事業部人物交流課
外国人著名研究者招へい担当
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FAX03-3263-1854

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Wilfried H. Brutsaert
滞在中の日程
受入実施の状況とその成果 昨年度から継続して、当初予定通りに受け入れを実施した。今年度の受け入れ期間中、前半は京都大学に滞在し、研究者らとの交流、講演会の実施などを行った。後半は筑波大学に滞在し、受け入れ機関として編集中であった国際学術誌特集号のGuest Editor を昨年度に引き続き担当した。また招へい研究者の新著である“Principle of Hydrology”の日本語版の出版が決定し、出版に向けた翻訳作業を進めた。この作業の過程で発生する様々な問題点について議論を行った。 セミナーを東北大学と筑波大学で行い特に多くの若手研究者の参加があった。 明白な形に残らない成果としては、若手研究者に対する精神的寄与、受け入れ機関側の国際的な研究活動に関する情報の共有などがあげられる。 形に残る成果としては、昨年度の名古屋大学滞在中に外部評価委員として提出した組織レビューが名古屋大学地球水循環研究センター年報として出版され、今後の同センター改革の一助となると考えられる。またGuest Editorとして担当したJournal of Hydrologyの特集号の編集が終了し、出版社であるElsevier社に引き渡された。年度内に出版が予定されている。
招へい研究者の受入機関に対する寄与 昨年度に引き続き、大学院生および若手研究者の研究論文について、直接議論を行い、研究論文のまとめ方についての指導を行った。このことは英語による細かい内容についてのコミュニュケーションの経験が比較的少ない彼らにとっては、非常に大きな刺激となった。また、国際学会誌への投稿論文を作り上げていくという作業を通して、論理構造の積み上げ方や英語表現など、これまでに200近い重要な論文を記してきた招へい研究者ならではのノウハウを直接聞くことができたことは、大きな収穫であった。 滞在期間中に行った講演およびセミナーには、若手研究者を多く含む参加者があった。招へい研究者の講演は、日本人にとり非常にわかりやすいものである。論理構造がはっきりしていること、英語の発音が聞き取りやすいこと、そして多少の日本語を入れ込むことができるためである。この上に、内容として最近の世界での関連研究分野の最先端の話であったことから、今後の研究を進める上での重要な示唆、ヒントを与えたものと思われる。 受け入れ機関全体の国際化に関しては、現在本学には数多くの外国人が滞在し、日常で国際的な環境に多少なりともあるため、招へい研究者1名で大きく変わったということはそれほど多くはない。しかしながら、招へい研究者が国際的な学会の会長などを歴任されたことなど、その経歴を有する者のみが与えることができる、国際的な情報、意志決定など、本学が今後ともそのような流れの中で一つの主要な位置を占めていく上で重要な示唆を与えてくれたと考えている。
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