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外国人著名研究者招へい担当
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外国人著名研究者招へい事業

研究活動報告

外国人著名研究者招へい事業報告書

Prof. Aaron Cichanover

滞在中の日程
年月日 訪問先名称・訪問内容(研究討議・講演・視察等)
平成18年2月20日 来日
2月21日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
2月22日 大阪大学にて講演
2月23日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
2月24日 日本たばこ産業株式会社にて講演
2月25-26日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
2月27日 基礎生物学研究所にて講演
2月28日 大阪へ移動
3月1日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
3月2日 京都大学再生医科学研究所にて講演
3月3-5日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
3月6日 沖縄へ移動
3月7-8日 Cell Regulations in Division and Arrest Workshopにて講演
3月9日 大阪へ移動
3月10-12日 東京、鎌倉へ移動
3月13日 東レ先端融合研究所にて講演
3月14日 筑波大学にて講演
3月15日 大阪へ移動
3月16日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
3月17日 川崎医科大学にて講演
3月18日 大阪へ移動
3月19日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
3月20日 大阪市立大学で開催の市民公開講座にて講演
3月21日 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
3月22日 サントリー株式会社にて講演
3月23-30 大阪市立大学大学院医学研究科分子制御分野にて共同研究
3月31日 離日

受入実施の状況とその成果

平成17年度の当初の計画に沿ってA. Ciechanover教授を受け入れた。今年度の招へいの目的も一昨年、昨年度に引き続き国際学術交流と共同研究の推進である。

1.学術交流について

本年度は昨年度に比べ滞在期間が短かったにもかかわらず、Ciechanover教授は精力的に講演会・学会などで各地を訪問された。学会は沖縄で開催された国際学会に出席され、公開ワークショップで講演された。また、筑波大学、基礎生物学研究所、京都大学、大阪大学、川崎医科大学の5ヵ所の研究機関において講演会を開かれた。さらに今回は創薬・応用の観点から3ヵ所の企業研究所での講演会も開催された。いずれの講演も我が国の多くの研究者にノーベル賞受賞に至ったユビキチン依存性蛋白質分解系の発見の経緯、ユビキチン修飾系の生理的・病理的重要性についての理解を深める有意義なものであったとともに、講演会を主催くださった研究者と研究・研究機関運営など多岐に渡る意見交換を行われた。加えて、期間中に川崎医科大学長、大阪市立大学医学研究科長、科学技術振興機構首席フェローと意見交換を行なわれた。

2.共同研究について

受入研究者はCiechanover教授と1998年から共同研究を続けてきたが、今回の滞在中には、ユビキチン修飾系の基本的ではあるが、未解決の問題に関する共同研究プロジェクトを立案した。Ciechanover教授のたっての希望で自ら実験され、興味深い実験結果を得られたので、今後、同プロジェクトはテクニオンーイスラエル工科大学と大阪市立大学の共同研究として進めていくこととした。

招へい研究者の受入機関に対する寄与
(若手研究者への刺激,受入機関全体の国際化など)

Ciechanover教授は、科学者がその成果を一般の市民に還元する重要性を認識されており、大阪市長にも御出席頂いて市民公開講座を開催した。講演では蛋白質分解、ユビキチン系の研究がもたらすことができる福音について判りやすくお話し頂いた(同時通訳付き)。大阪市民のみならず、大阪市立大学の研究者も数多く参加し大きな刺激を受けた。
また、大阪市立大学医学部学生・大学院生との交流を持たれ、医学部学生・大学院生に国際的視野を持ち、研究・医療に従事する必要性を力説された。

その他

Ciechanover教授は本招へい事業で2003年度から2005年度まで3年間、通算159日間我が国に滞在された。その間に、全国で24回講演され、我が国の研究者の啓発・国際化にご尽力頂いた。また、本招へい期間中の2004年にノーベル化学賞を受賞されたことは、受入研究機関にとっても望外の喜びであった。

本招へい事業での来日は本年度で終了するが、本事業での来日はCiechanover教授にとって非常に有意義なものであったと感謝された。さらに、次年度以降も来日して我が国の多くの研究者と交流し、我が国の研究者の国際化などに尽力したいとの申し出を頂いたことを追記しておきたい。