Sir Harold Kroto
滞在中の日程
| 年 月 日 |
曜日 |
訪問先名称・訪問内容 |
| 平成15年 |
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| 11月13日 |
木 |
BA005便でイギリス出国 |
| 11月14日 |
金 |
BA005便で成田到着
《白山キャンパス》
バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターとの共同研究打ち合わせ
11月15日開催シンポジウム打ち合わせ |
| 11月15日 |
土 |
《白山キャンパス》
1)21世紀COEプログラム第1回国際シンポジウム
(バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター第8回シンポジウム)
2)バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターとの共同研究打ち合わせ |
| 11月16日 |
日 |
ノーベル賞フォーラム(読売新聞) |
| 11月17日 |
月 |
信州大学訪問 |
| 11月18日 |
火 |
BA008便で成田出国 |
受入実施の状況とその成果
2001年度より東洋大学工学部客員教授、東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターの客員研究員となられたProfessor Krotoが来日された。今回は、東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターとの共同研究打合せおよび科学教育プログラムの共同開発打合せを行った。また、国際シンポジウムで発表していただいた。
11月14日
Professor KrotoがBA005便で成田空港に到着された。東洋大学から前川教授が出迎え、ホテルグランドパレスに移動した。
16時よりProfessor Krotoと前川教授、椿教授、花尻助教授が、11月15日に開催される「東洋大学国際シンポジウム:バイオ科学とナノテクノロジーの融合」における発表およびパネルディスカッションの打合せを行った。
また、17時より、カーボンナノ構造、磁性ナノ粒子とペプチドナノチューブの相互作用に関する共同研究打合せを行った。特に、ペプチド結合によるフーラレンクラスターおよび磁性ナノ粒子クラスターの作成について話し合った。
18時からは、科学教育プログラムの共同開発計画について話し合った。特に、来年度に行う授業「クロトー教授の楽しい科学」について、開催場所・開催日・授業内容等の打合せを行った。
11月15日
「東洋大学国際シンポジウム:バイオ科学とナノテクノロジーの融合」に出席するために、8時にホテルグランドパレスを出発し、東洋大学白山キャンパスに向かった。
8時30分から東洋大学井上円了記念ホールにてシンポジウムの準備(機器のテスト等)をした後、9時30分から国際シンポジウムにおいて、Professor Krotoが「ナノテクノロジー」という題目で講演を行った。
15時45分からのパネルディスカッションでは「バイオ科学とナノテクノロジーの融合研究」について、Professor Krotoをはじめ、前川、椿、井上、一木(東洋大学)掘越(海洋科学技術センター、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター客員研究員)、Derek Woolfson, Raymond Whitby(サセックス大学)、Jean-Claude Bacri(パリ第7大学)、Leonid Kalachev, William Derrik(モンタナ大学)、Nicole Grobert(オックスフォード大学)、Stefan Folsch(ポールドリューデ研究所)が1時間議論した。
16時45分から18時まで、Professor Krotoをはじめシンポジウムの参加者がポスターセッションに参加した。ポスターセッションでは、東洋大学の学生・大学院学生が過去1年間にバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターで行った研究の成果を発表した。53件のポスターについて活発な質疑応答が行われた。Professor Kroto から、「Your centre and your students are amazing actually.」 等のことばをいただき、他の研究者からも高い評価を得た。
休憩時間には、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターとサセックス大学との共同研究成果についても議論した。シンポジウム終了後開催された懇親会においても、Professor Krotoとバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターの研究員およびポスターセッションに参加した学生が研究経過・成果について議論し、また、新たな研究テーマの打合せを行った。
11月16日
Professor Krotoが、ノーベル賞フォーラムに出席されるため、名古屋に移動された。
11月17日
Professor Krotoが、信州大学訪問後東京に戻られ、帝国ホテルで前川教授と研究打合せおよび科学教育プログラム開発の打合せを行った。来年度の、サセックス大学とバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターとの主な共同研究テーマは以下のとおりである:
- フーラレンへの鉄原子挿入とフーラレンのマニピュレーション
- ペプチド結合によるフーラレンクラスターと磁性ナノ粒子クラスターの作成およびクラスターのマニピュレーション
- ナノチューブの表面修飾と生体分子反応
科学教育プログラム開発の主な内容は以下のとおりである:
- 今回の国際シンポジウムのビデオ編集とインターネット配信(Vega Science Trustおよびバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターのウェブサイト)
- 来年の「クロトー教授の楽しい科学」の企画
11月18日
Professor Krotoが、BA008便で離日された。
招へい研究者の受入機関に対する寄与
(若手研究者への刺激,受入機関全体の国際化など)
Professor Krotoの東洋大学訪問に際して、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターの共同研究者である、Dr. Woolfson(サセックス大学)、Dr. Whitby(サセックス大学)、Professor Bacri(パリ第7大学)、Professor Kalachev(モンタナ大学)、Professor Derrick(モンタナ大学)、Dr. Grobert(オックスフォード大学)も来日した。多くの先端的外国人共同研究者の出席のおかげで、非常に質の高い国際シンポジウムを開催することが出来た。また、Professor Krotoの協力により、サセックス大学からDr. Woolfson、Dr. Whitby、Dr. Grobert(サセックス大学で博士号を取得した)が本共同研究に参加するようになり、非常に充実した共同研究が遂行できるようになった。さらに、今回の国際シンポジウム開催中に開いた研究会により、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターが中心となって、サセックス大学とモンタナ大学、パリ大学との新たな共同研究も始まった。
ポスターセッションで、Professor Krotoから研究成果に対するコメントをいただき、学生の研究意欲が格段に向上した(4年生の大学院進学者が増大した)。
Vega Science Trust(サセックス大学)のマネジャーであるMs. Watsonも来日し、東洋大学とVega Science Trustとの科学教育プログラムの開発について十分に議論することが出来た。今回の国際シンポジウムの模様を収録したので、Professor Krotoおよびその他の発表者の講演をVega Science Trustとバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターのウェブサイトから配信することとした。また、それらを授業の一環として使用できるように、収録DVDを図書館に配布することとした。
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