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外国人著名研究者招へい担当
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外国人著名研究者招へい事業

研究活動報告

外国人著名研究者招へい事業報告書

Fritz Melchers

滞在中の日程
年 月 日 訪問先名称・訪問内容
平成15年  
1月3日 来日
6日-11日 東京大学医科学研究所(研究指導)
12日 一時出国
   
2月16日 再入国
17日 東京大学医科学研究所(講演)
18日 東京医科歯科大学大学院(講演・研究指導)
19日-23日 千里ライフサイエンスセンター(国際シンポジウム出席:Regulation of Immune Response in Health and Disease)
24日 東京大学大学院医学系研究科(講演・研究指導)
25日-26日 東京大学医科学研究所(研究指導)
27日 国立感染症研究所(講演・研究指導)
28日 慶応義塾大学医学部(講演・研究指導)
3月3日-4日 大阪大学大学院医学系研究科(講演・研究指導)
5日-8日 九州大学生体防御医学研究所(講演・研究指導)
9日-11日 熊本大学医学部(講演・研究指導)
12日-6日 京都大学大学院医学研究科(講演・研究指導)
17日 東京大学医科学研究所(研究指導)
18日 東京工業大学大学院(講演・研究指導)
19日 東京理科大学生命科学研究所 (講演・研究指導)
20日 千葉大学医学部(講演・研究指導)
24日-30日 東京大学医科学研究所(研究指導)
31日 帰国

受入実施の状況とその成果
 平成14年度の当初の計画に沿ってMelchers 先生を受け入れた。滞在中は我が国を代表する研究機関を訪れ、東京大学総長、大阪大学総長、熊本大学学長、東京大学大学院医学系研究科長、東京大学医科学研究所所長、京都大学大学院医学研究科長などを表敬訪問し、大学や研究科の管理・運営や諸情勢につき意見交換をした。また、それぞれの免疫学関連部局を訪問し、情報交換と講演、共同研究プロジェクトの討議と実施、大学院生の研究指導をした。滞在中に100名を超える研究者及びそこに所属する学生と意見交換をした。以下の成果が得られた。

  1. 免疫細胞の初期発生に関する共同研究がスタートした。研究に使用する細胞や試薬の提供、技術指導を受けた。現在研究を継続中であり、興味ある結果が得られるものと期待している。
  2. 生命科学、免疫学に関する情報交換と講演:滞在中に東京大学医科学研究所、東京大学大学院医学系研究科、東京医科歯科大学医学部、千葉大学医学部、東京工業大学生命理工学研究科、大阪大学医学系研究科、京都大学大学院医学研究科、九州大学生体防御医学研究所、熊本大学医学部、国立感染症研究所、慶應大学医学部、東京理科大学生命科学研究所などで活発な研究指導や情報交換と講演を行い、多くのインパクトを与えるとともに、共同研究プロジェクトを立案した。
  3. 免疫関連の研究プロジェクトに関し、大学院生やスタッフと研究データをもとに討議し、貴重な助言を頂いた。
  4. 日本各地を訪問することにより、日本文化や日本人の考え方などに関し、貴重な意見交換をした。

受入機関に対する寄与
  1. 医科学研究所所長や執行部との意見交換において、法人化後の研究所の管理・運営体制に関し、Melchers 教授のバーゼル大学での体験をもとに、貴重な助言を頂いた。
  2. 免疫調節分野において、胎児肝臓細胞をストローマ細胞上で培養し、初期B細胞を発生させる共同研究がスタートした。研究に使用する細胞や試薬の提供、技術指導を受けた。現在研究を継続中であり、興味ある結果が得られるものと期待している。各若手研究者や大学院生から個別に研究プロジェクトと研究データの説明を受け、研究の推進に関し、貴重な助言を受けた。非常に多くの有益な情報交換ができ、助言を頂いた。
  3. 免疫制御に関する講演と情報提供:滞在中に東京大学医科学研究所、東京大学大学院医学系研究科において「造血幹細胞の可塑性」や「B細胞前駆細胞の発生と分化」に関する講演と情報交換を行い、多くのインパクトを与えた。
  4. 若手研究者は大いなる刺激を受けた。受け入れ機関全体の国際化に大きく寄与するものと思われる。本招聘プログラムを継続する2年間にMelchers 先生を中心にした、国際シンポジウムを開催したい。

その他
 Melchers 先生より、本学の若手研究者や大学院生の研究レベルが極めて高いが英語での発表能力が十分でないことを指摘された。今後、本学での英語での研究発表能力を高める方策をたてることの緊急性を指摘された。