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国際事業部人物交流課
外国人著名研究者招へい担当
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外国人著名研究者招へい事業

研究活動報告

平成24年度外国人著名研究者招へい事業報告書

事業報告書

HIPEL, Keith William

滞在中の日程

2014年/年月日 訪問先名称・訪問内容(研究討議・講演・視察等)
1月28日 来日.夜,京都大学の黄檗宿泊施設に到着.
1月29日 京都大学防災研究所にて大志万直人所長を表敬訪問.多々納裕一教授,横松宗太准教授が同行.
1月30日
~2月3日
京都大学防災研究所において、研究員・学生への教育指導.
2月4日 JRにて宇治市から山口市に移動.
2月5日
~2月7日
山口大学工学部において、研究員・学生への教育指導.
2月8日 JRにて山口市から熊本市に移動.
2月9日
~10日
藤見准教授,吉田特任准教授(熊本大学)らと共に,天草市の高浜地区,崎津地区を含む地域の現地視察.
2月11日 山田教授(熊本大学)と大学間交流事業に関する意見交換.
2月12日 喜多教授(熊本大学e-learning推進機構)と大学間交流事業に関する意見交換.
2月13日 大谷教授(熊本大学大学院自然科学研究科副研究科長),川越教授,山田教授,濱准教授(熊本大学)らと今後の研究教育連携に関する意見交換及び夕食会.
2月14日 吉田特任准教授とコンフリクトの統制に関する研究調査打ち合わせ.
2月15日 “2014 International Seminar on Implementation Science for Resilient Society Adaptable to Extreme Weather Events”において基調講演.塚原教授(九州大学),長谷中教授(熊本大学),及び熊本大学減災型社会システム実践研究教育センターの教授陣らと研究討議を実施.
2月16日

航空便にて熊本から東京(羽田)へ移動。東京到着後、東京工業大学・猪原健弘教授と岩手・東京滞在中の全日程を確認。

その後、JRにて東京より盛岡へ移動.

2月17日 岩手大学工学部社会環境工学科・南 正昭教授の案内の下、宮古市田老地区の被災地や仮設商店,応急仮設住宅群を視察。関西学院大学・岡田憲夫教授も同行.
盛岡市内に戻った後、南 正昭研究室の懇親会に参加し、研究室所属の学生やスタッフ12名と交流.
2月18日 岩手大学三陸復興推進機構、地域防災研究センター主催の「復興まちづくり」国際セミナー&オープン・ミーティング"Reconstruction and Urban Designing/planning"にて、基調講演(タイトル「Competition and Cooperation in Societal and Technological Systems of Systems」)。アジア各国からの国際協力機構(JICA)研修員27名、岩手大学教員等15名、学生15名、その他約5名が参加.
午後の部のオープンミーティング(登壇者:関西学院大学・岡田憲夫教授、国際協力機構青年海外協力隊事務局・三次啓都次長、国際協力機構・小向絵美国際協力専門員、岩手大学・南 正昭教授)にオブザーバーとして参加.
岩手県立大学ソフトウェア情報学部・藤田ハミド教授と夕食会。翌日の特別講演会に関する打ち合わせ.
2月19日 岩手県立大学ソフトウェア情報学部・藤田ハミド教授、佐々木 淳教授, 柴田義孝副学長と打ち合わせ後、中村慶久学長を表敬訪問.
岩手県立大学特別講演会にて講演(タイトル「複雑化社会における問題解決法 Responsible Governance ~System of Systems Engineering Designの視点から ~」)。聴講者数81名(うち学内者は61名(教員14名、研究員8名、学生39名)、 学外者20名のうち8名が他大学所属、7名は民間企業所属、5名は無所属).
講演会後、学内施設見学、藤田研究室セミナーに参加し教員や学生と意見交換。(参加者:藤田ハミド教授、佐々木 淳教授、羽倉 淳準教授、槫松理樹準教授、山田敬三準教授、学生17名)
夕方、学長ならびに藤田教授主催の夕食会に参加。参加者6名.
2月20日 JRにて盛岡より東京へ移動.
東京工業大学の合意形成学国際プログラム(IPCOB)セミナーにて講演(タイトル「Responsible Governance in a Complex World: A System of Systems Engineering Design」)。聴講者数23名(うち学内者は13名(教員1名、研究員1名、学生11名)、学外者10名のうち7名が他大学所属、残りの3名は民間企業所属ないしは非営利団体).
2月21日 東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻・堀田研究室にて研究紹介(堀田昌英教授、坂本麻衣子准教授、他大学院生3名)を行った後、専攻主催の昼食会に参加し、研究室所属の教員、学生、スタッフと交流。
東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系国際協力学専攻主催のリサーチセミナーにて講演(タイトル「Decision Support Systems in Water Resources and Environmental Management」)。学内外からの聴講者数約40名が参加.
夕方、カナダ大使館にて開催された日加アカデミック・コンソーシアム (JACAC) Student Forumの閉会式・レセプションに出席。(来賓は高円宮妃久子様。)日本とカナダの大学生と交流.
2月24日 東京工業大学・猪原健弘教授との夕食会に出席し、翌日の表敬訪問について打ち合わせ.
2月25日 東京工業大学・猪原健弘教授と共に日本学術会議の大西 隆会長を表敬訪問。面談には田口和也事務局長、飯島信也事務局次長、佐藤正一(国際担当)参事官が同席.
東京工業大学・猪原教授と共に日本学士院の杉村 隆院長を表敬訪問。面談には古在由秀部長(第2部:自然科学分野)、山崎敏光会員(原子核物理学)が同席.
東京工業大学・猪原教授と共に日本工学アカデミーの小宮山 宏会長(三菱総研理事長)を表敬訪問.
2月26日 JRにて東京より仙台市へ移動.
2月26日 Yamabiko137で東京から来仙。午後に東日本大震災の津波災害を受けた宮城県宮城郡七ヶ浜町を訪問した。曽道智教授と大学院生1名が同行.
2月27日 午前 東北大学青葉山キャンパスを視察し、曽道智教授とコンフリクトの研究についての討論.
12時半から14時まで東北大学情報科学研究科の徳山豪副研究科長と曽道智教授と昼食会を開き、日本・カナダとの研究交流についての懇談.
16時から17時半まで東北大学情報科学研究科主催の特別講演会で「Fulfillment and Success in Research」を題とする講演をしながら、東北大学の教員・学生との交流.
18時半から20時半まで東北大学情報科学研究科主催の懇親会で、亀山充隆研究科長、中尾光之副研究科長、田所諭研究長補佐、安藤朝夫研究長補佐、河野達仁教授、曽道智教授と将来の交流について懇談.

 

受入実施の状況とその成果 

招へい研究者のハイペル教授は,平成24年度3月に引き続き,平成25年度2月および3月の2カ月のご来日滞在期間中,京都大学をはじめ,山口大学,熊本大学,岩手大学,岩手県立大学,東京工業大学,東京大学,東北大学,鳥取大学の各大学において研究講演を実施した.これらにより,我が国の研究者間に最新のシステム・オブ・システムズアプローチおよびこれを用いたグローバル環境問題へのアプローチ方法に関する集中的な研究啓蒙が行われた.例えば,3月8日には京都大学において,Keith W. Hipel 教授 来日記念シンポジウム「コンフリクトとリスク・ガバナンス研究のパースペクティブ」が開催され,Hipel教授によるキーノート講演「複雑世界における責任あるガバナンス- “System of Systems”エンジニアリング・デザイン」をはじめ,本テーマに関連する分野で日本における第一人者の教授による招待講演やパネルディスカッションが行われ,活発な議論を通じて,「コンフリクトとリスク・ガバナンス研究」に関する新しい人的ネットワークが築かれることとなった.また,若手研究者への指導と共に学部生および大学院生への研究指導やグローバル教育に関する指導も行われ,将来の研究者への研究活動に関する指導と共にグローバル教育の視点からの将来の日本人工学研究者および技術者のあり方に関する指導を得ることができた.訪問9大学では,学長ないし学部長,研究科長,所長,センター長等との意見交換の場も多く持ち,今後の教育研究交流の推進についての確認を行うことができ,将来にわたる学生・研究者の相互交流に関して発展的な話し合いを行うことができた.さらに,ハイペル教授は日本学術会議を表敬訪問し,また,カナダ王立協会科学アカデミーの会長としても,日本学士院等を表敬訪問し,今後の我が国とカナダの学術交流の可能性について意見交換を行うことができた.

招へい研究者の受入機関に対する寄与(若手研究者への刺激,受入機関全体の国際化など)

研究講演に加えて,研究者とのコンフリクトやリスク・ガバナンスに関する分野の新しい問題に関する議論が活発に行われた.また,若手研究者への指導や学部生および大学院生への研究指導やグローバル教育に関する指導が行われ,将来の研究者への研究活動に関する指導と共にグローバル教育の視点からの将来の日本人技術者のあり方に関する指導を得ることができた.また受け入れ機関である京都大学との学生交換留学プログラムのさらなる発展について話し合うことができた.

その他

日本学術会議、日本学士院、カナダ大使館において、国レベルの学術機関の在り方や、日本とカナダの間の学術交流の在り方について意見交換を行うことができた.