お問い合わせ先

国際事業部人物交流課
外国人著名研究者招へい担当
TEL03-3263-3443
FAX03-3263-1854

外国人著名研究者招へい事業

研究活動報告

平成25年度外国人著名研究者招へい事業報告書

事業報告書

LEGGETT, Anthony James

滞在中の日程

2013年/年月日
訪問先名称・訪問内容(研究討議・講演・視察等)
5月12日(日)

来日

5月13日(月) 東京大学理学部福山研究室に於いて打合せ
東京から京都へ移動
5月14日(火)

京都大学に於いて特別講議
「超流動ヘリウム3:パズルは如何に解き明かされたか?」
「時間の矢」

5月15日(水) 京都から東京へ移動
5月16日(木) 10:00~12:00 ティーチングアシスタントの学生と打合せ
5月21日(火)

8:40~10:10

大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
5月22日(水)

8:40~10:10

大学院集中講義「トポロジカル量子計算」(Interactive lecture)
5月23日(木) 8:40~10:10 大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
5月28日(火)

8:40~10:10
13:00~15:00

大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
上田研セミナー「Bogoliubovの準粒子に関する問題」
5月29日(水) 8:40~10:10 大学院集中講義「トポロジカル量子計算」(Interactive lecture)
5月30日(木) 8:40~10:10 大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
6月  4日(火)

8:40~10:10

大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
6月  5日(水)

8:40~10:10
13:00~14:30

大学院集中講義「トポロジカル量子計算」(Interactive lecture)
大学院集中講義「トポロジカル量子計算」(Interactive lecture)
6月  6日(木)

8:40~10:10

大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
6月 10日(月) 12:30~14:30 福山研コロキウム
6月 11日(火) 8:40~10:10 大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
6月 12日(水) 8:40~10:10
13:00~14:30
大学院集中講義「トポロジカル量子計算」(Interactive lecture)
大学院集中講義「トポロジカル量子計算」(Interactive lecture)
6月13日(木) 8:40~10:10 大学院集中講義「トポロジカル量子計算」
離日

(注)来日日及び離日日を含めて記入してください

受入体制

福山寛教授(レゲット教授招へい事業の計画・実行・総括、学振提出書類の作成)
上田正仁教授・村尾美緒准教授(レゲット教授招へい事業への協力・学生指導)
福山研究室松井助教(翻訳、通訳)
福山研究室秘書(秘書業務、集中講義ポスターの作成、雑務)
国際化戦略室(レゲット教授招へい事業の計画・打診)
研究支援・外部資金チーム(日本学術振興会との事務連絡および会計全般)
情報システムチーム 広報(レゲット教授招へい事業特設ページ作成・講義ビデオの収録等)
物理学専攻事務室・教務事務室(集中講義関連の事務等)

主な活動

大学院集中講義
授業科目名: 物理学特別講義AII「トポロジカル量子計算」
開講所属: 理学系研究科物理学専攻集中講義(2単位)
講師: Sir Anthony James Leggett教授
(米国イリノイ大学アーバナ・シャンペン校)
開講日: 5月21日(火)~6月13日(木)
8回(レゲット教授による講義)
6回(学生によるプレゼン&質疑応答)
講義の特徴及び成果:

前年度とは異なる題目に関して英語で計14回の集中講義を行った。8回はレゲット教授による通常講義で「トポロジカル量子計算」と題し物理理論について興味深い講義を行った。6回の講義は学生によるプレゼンテーションを教材とし、活発な質疑応答や議論を行うインタラクティブ・レクチャーである。学生プレゼンテーションは大学院の学生によって行われたが、自身の研究テーマがそのまま教材となってノーベル賞学者から直接指導を受けられるという、得難い教育機会であり、海外での研究プレゼンテーションの実践練習ともなった。特に今年度はプレゼン希望者が殺到し、当初5回の予定だったインタラクティブ・レクチャーを急遽1回追加し、6回行った。通常講義の資料作成補助(TEX入力および資料収集)と講義資料や講義ノートを元にした講義録の編纂作業を5名の学生に委託し、レゲット教授とのより緊密な交流によってさらなる教育効果が上がった。今後の編集作業を経て、この講義録は今後の学生指導に用い、また本研究科ホームページに掲載する予定である。また、講義風景をビデオ撮影し、その補助業務も学生アルバイトに委託した。 このビデオは編纂し、今後学生への指導に役立てたい。この他、レゲット教授の専用居室を準備して、講義時間以外にも学生が自由に質問できる環境を整えた。

集中講義以外の活動

今年度、レゲット教授は次に記載する公開講義、コロキウム、セミナーに出席して、講演及び研究討論を行った。これにより、同教授という世界トップレベルの研究者と我が国の研究者との間に膨大な質・量の研究交流がなされ、レゲット教授から有益な助言も多数得られたことで、我が国の物理学分野の進展に非常に大きな寄与があった。

    京都大学に於ける講演2回と意見交換(5月13日~15日)
    大学院生向け 講演題目:”Superfluid 3-He : the early days as seen by a theorist”○○名出席
    学部・大学院生向け 講演題目:Why can’t time run backwards?” ○○名出席
    東京大学理学部上田研究室のセミナー於ける講演と意見交換。(5月28日)○○名出席
    講演題目:”Deceptively trivial looking problem concerning Bogoliubov quasiparticles”
    東京大学理学部福山研究室コロキウムに於いて学生発表に対しての研究討論。(6月10日)15名出席
    招へい事業の広報
    理学部ホームページ(日・英)に事業内容を掲載

    東京大学大学院理学系研究科・理学部 レゲット教授招へい事業特設ページ(英語)
    http://www.s.u-tokyo.ac.jp/en/event/leggett/  

    • 集中講義をビデオ撮影し、編纂後、講義ノートと共に今後の学生指導に役立てる予定

    • 集中講義ポスターの作成と配布
    講義録の編纂と出版
    招へい研究者の受入機関に対する寄与(若手研究者への刺激,受入機関全体の国際化など)
    1. 物性物理学分野の世界的権威であるレゲット教授による大学院集中講義を開講することで、東京大学の大学院生に世界トップレベルの専門教育を提供することができた。日本にいながらにしてこのような専門教育を受けられたことで、学生は国際的な感覚を養えただけでなく、自身の研究についてヒントを得ることができた。また、滞在期間中、集中講義以外の時間にもレゲット教授に自由に質問ができる環境であったため、同教授から個人的な指導を受けることもできた。本プログラムを通して、本学の行動シナリオの一環であるグローバルキャンパス化に大きく寄与することができた。
    2. 本年も学内・外の多数の研究者とのセミナーや研究討議を積極的に行った。これにより東京大学の研究レベルの向上に貢献し、若手研究者に物性物理学分野の最新情報や有益な刺激を提供することができた。
    3. 本年は特に広い分野での学生との交流がなされ、レゲット教授の居室には学生が数多く訪れ個別に指導・意見交換を行った。
    4. 講義ノートを編纂・出版し、講義資料をウェブで公開することで東京大学全体の国際化に貢献した。

その他

最終年度の受入事業も実り多い結果を残し無事に終了した。前年度に続き、レゲット教授から「東京大学被災学生支援等義援金」としてご寄附をいただいたことを付記する。