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小野元之理事長就任のあいさつ

平成15年2月

この度、佐藤禎一前理事長の後任として日本学術振興会の理事長を拝命いたしました小野元之でございます。前理事長をはじめ諸先輩、役職員が築き上げてこられました実績と国民からの信頼を踏まえ、我が国の学術の振興ならびに本会のさらなる発展のために微力を尽くしてまいりたいと存じますので、皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

「知の世紀」といわれる21世紀を迎え、科学技術の急速な発展とともに知識を基盤とした知識社会が到来し、あらためて知の発展とその再構築が求められています。真理の探究を目指して行われる学術研究は、この知の創造と発展そして再構築に決定的な役割を果たすものであり、とりわけ我が国が第2期科学技術基本計画のもとに世界最高水準の「科学技術創造立国」の実現を目指しているとき、創造性豊かで多様な学術研究の推進こそが焦眉の急であります。

本会は我が国の学術振興を担う中核機関として、このような要請に応えるべく科学研究費補助金の審査・交付、特別研究員制度による若手研究者の養成、国際交流・協力のための諸事業に加え、本年度から21世紀COEプログラムの審査を行うなど、年々事業規模を拡大しながら学術研究の振興のための様々な活動を積極的に実施してまいりました。これらの事業とその成果は昨年6月に実施いたしました外部評価におきましても、諸外国の学術研究支援機関の評価委員から高く評価されております。

このような実績を踏まえ、本会は今年10月に独立行政法人に移行することとなっており、今後さらに弾力的・効率的で透明性のある事業運営を行い、日本の学術研究の振興に関しリーダーシップを発揮していくことが求められています。

私は、本会の大きな変革期に理事長に就任するに当たり、研究者はもとより国民各位からの幅広い学術研究への期待に応え、我が国が国際的にも知的存在感を高めていけるよう本会事業と事務体制の一層の改革と充実に努めてまいる所存であります。

今後とも本会に対する皆様方のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。