平成25年度「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」

平成25年度「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」が実施されています。

  「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」は、科学研究費助成事業(KAKENHI)から生まれた研究成果を我が国の将来を担う小中高校生に広く伝えることで、人文学・社会科学から自然科学にわたるさまざまな分野の科学の楽しさを身近に感じてもらうための事業です。
  小中高校生の皆さんに、最先端の研究を行っている大学等へ実際に来ていただき、大学等の研究室でしか体験できない最先端の実験や調査をするとともに、第一線で活躍する研究者から直接話を聞くことができる点にポイントがあります。
  今年度のプログラムは、全国の136機関で1月まで随時実施されています。皆さんのご参加をお待ちしています。
  また、平成26年度の実施プログラムは平成26年1月に申請を受け付ける予定です。

ひらめきときめきサイエンス
■実施プログラム例の紹介

12月8日(日)北海道大学「ようこそ不思議な細菌の世界へ2013-身の周りの細菌を見てふやして感じてみよう!!」


実施プログラム例の紹介




  平成25年12月8日(日)、北海道大学にて「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」によるプログラム「ようこそ不思議な細菌の世界へ2013-身の周りの細菌を見てふやして感じてみよう!!」が開催されました。


  今回は道内各地の高校生が20名参加し、身の回りの細菌を採取し、増殖させたものを染色・観察することにより、人間はたくさんの目には見えないものと暮らしているという自然の不思議を垣間見ることに挑戦しました。


 
講師

  今回指導して下さったのは北海道大学の松尾淳司先生です。

  私たちの周りにはたくさんの細菌がいます。机の上にも、携帯電話にも、そしてあなたの手にも!細菌達はどうやっていろいろな環境で生きているのでしょう?
  そして、一部の細菌は人間のからだの中にもぐり込み、病気を引き起こします。その時細菌はからだの中ではなにをやっているのでしょう?
  先生はこのような謎を探るため、原始的なクラミジアの一種を使って実験を進めています。

  午前中は松尾先生から今日の実験についてお話を伺いました。ヨーグルトや納豆は細菌の働きによっておなかの調子を整えてくれたり、そのものがおいしくなったりします。目には見えないけれど私たちの日々の暮らしとは切り離せない細菌やアメーバ、カビを「光学顕微鏡」を使って見てみます。


実験中の生徒
万が一、細菌がついてしまわないようにきちんと白衣を着ます。靴も履き替えるよ。


 


北海道大学の松尾淳司先生
吹き出しセリフ好きなものはパソコン、甘いもの!細菌を使って研究しているけれど納豆は食べられないんだ。
実験開始!

  細菌を見るためには、少なくとも1日以上培養する必要があります。今回は、細胞を培養するためのキットを参加者に事前に送付して、①口の中(綿棒でこすります!)、②自分の部屋の中、③手のひら、を培地につけて送り返してもらいました。参加者は犬を触ったあとの手や、空気清浄機の上のほこり、など気になるところを採取してきました。

実験中の生徒
最初はじっくり観察してみます。

私のにはピンク色のがあるのにそっちにはないね。もやもやしているのはカビなのかな。
変なにおい!実験中の生徒
   
実験中の生徒
培地から気になる菌を採取します。少しだけ採れば良いんだけど難しいね。このあと細菌を「殺す」”固定”という作業をしてから染色します。

ぼくの手のひらについていた細菌を1000倍にして見ています!
実験中の生徒
   
実験中の生徒 すごくきれいな形の細菌だよ!いっぱいいるよ!


細菌がかわいく見えてきました!
実験中の生徒
   
実験中の生徒お気に入りの細菌を大きな画面で見てみましょう!写真も撮ってプレゼントするよ。
   

発表会

どういう構成にしようかな?誰から発表しようか?
実験中の生徒

  細菌を見るためには、少なくとも1日以上培養する必要があります。今回は、細胞を培養するためのキットを参加者に事前に送付して、①口の中(綿棒でこすります!)、②自分の部屋の中、③手のひら、を培地につけて送り返してもらいました。参加者は犬を触ったあとの手や、空気清浄機の上のほこり、など気になるところを採取してきました。

  参加者は、半日をかけて細菌と向き合い、その形、大きさ、形状を観察しました。身近にはあるものの、目には見えないものを顕微鏡を通して確認することで、自然や生命の不思議を目の当たりにすることができました。“染色と観察”、という一見単純な作業であっても、その一つ一つの作業に意味があり、ちょっとした加減で最後の見え方が変わってしまう、といったようにやり応えのある奥の深い実験でした。  高校生達はたくさんの発見と感動に刺激を受けて、ますます科学に対する関心が深まったのではないでしょうか。