平成22年度「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」が実施されています。

 

 「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」は、科学研究費補助金(KAKENHI)から生まれた研究成果を我が国の将来を担う小中高校生に広く伝えることで、人文学・社会科学から自然科学にわたるさまざまな分野の科学の楽しさを身近に感じてもらうための事業です。 小中高校生の皆さんに、最先端の研究を行っている大学等へ実際に出向いていただき、大学等の研究室でしか体験できない最先端の実験や調査をするとともに、第一線で活躍する研究者から直接話を聞くことができる点にポイントがあります。

 本事業は、日本学術振興会が後援し、日本全国の大学等で実施されています。今年度のプログラムは、全国の120機関で1月まで随時実施されています。“ひらめき”と“ときめき”の科学の世界に、皆さんも遊びに行ってみませんか?

 皆さんのご参加をお待ちしています。

ひらめきときめきサイエンス

実施プログラム例の紹介

 


9月19日(日) 国際教養大学 「株式投資で社会貢献をしよう」

 国際教養大学にて「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」によるプログラム「株式投資で社会貢献しよう!!」が、約30名の高校生の参加のうちに、開催されました。

ひらめきときめきサイエンス


皆さんは「株式投資で社会貢献」と聞いて、疑問を感じませんか?

「株式投資」のイメージは、激しく上下する株価を一瞬の判断で売り買いする「ディトレード」や、資産家が資産の運用に使う・・・といったもので、利益を上げるための手段と思っている方が多いのではないでしょうか。一方で「社会貢献」は、利益をあげる活動ではありませんよね。


しかし、このプログラムでは株式投資を使って「社会貢献」もできることが、分かりやすく説明されました。

大学の研究者による講義(企業と資本市場について)

  大学生が行った実際の株式投資実験結果の発表
  パソコンを使った株式取引体験

社会貢献を目的に開発された金融商品の例として、
 
 ・途上国の子供のためにワクチンを購入する資金を調達する「ワクチン債」
 ・貧困層の自立を助ける「マイクロファイナンス債」

・・・といった、社会貢献を目的に開発された金融商品の実例が紹介され、これらがどのように社会貢献になるのかを学ぶとともに、大学の研究者による最先端の 研究の成果を知る機会にもなりました。

グループワーク(社会貢献型投資のアイディアを考える)

 

 


9月22日(水) 石巻専修大学

 平成22年9月22日、石巻専修大学にて「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」によるプログラム「ためしてみよう 電気の力・センサーのはたらき」が開催されました。55名の小学5・6年生のほか、小学校の先生や保護者も参加し、次の4つの実験が行われました。


(1)11円電池・電池になる?!
 十円硬貨(銅)と一円硬貨(アルミ)で電池ができるんです。十円硬貨と一円硬貨の間に塩水でぬらした紙をはさむだけ。これで電池の完成です。
 また、スプーン(ステンレス)とアルミホイル(アルミ)でも電池になります。塩水でぬらした手で、右手にアルミホイル、左手にスプーンやお玉を持ってつなぐと・・・さあ、オルゴールは鳴るかな?

(1)11円電池・電池になる?!

(2)温度差の利用について学ぶ
 温度差によって発生する電気の力を「熱起電力」といいます。
 この原理を使って、装置の一方を氷水で冷やし、もう一方を体温で温めると、その温度差で電気が発生!プロペラが回りました。

(2)温度差の利用について学ぶ

(3)燃料電池・直流交流について学ぶ
 水素と酸素が化学反応を起こすときに発生する電気を蓄えると、「燃料電池」ができあがります。手回し発電機を使って、水を電気分解し、蓄えた水素と酸素が水に戻る時に発生する電気の力で、オルゴールが鳴りました。

(3)燃料電池・直流交流について学ぶ

(4)くるま未来体験 燃料電池自動車を走らせよう!
 上記(3)の実験で勉強した燃料電池を使って、車を走らせる実験をしました。模型の車を組み立て、ガソリンの代わりに水素を入れると、スイスイと車が走りました。

(4)(くるま未来体験 燃料電池自動車を走らせよう!

  

 環境への配慮が叫ばれる中で、新しい電気エネルギーの存在は、ますます注目を浴びるようになっています。燃料電池で走る車は、既に実用化されており、一般に普及する日もそう遠くないかも知れません。

 私たちの生活になくてはならない電気。今回の実験を通して、新しいエネルギーや電池のしくみを楽しく学びながら、最先端の研究成果を知ることが出来ました。

 

もんだい

    下線の部分を選択すると答えが見えるよ→ 答え (1) (2)

 

 


10月24日(日)九州産業大学 「商店街を元気にするアイデアの視覚化」

 10月24日(日)、九州産業大学にて「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」によるプログラム「商店街を元気にするアイデアの視覚化~ソトのデザイン・ウチのデザイン~」が開催されました。
 最近、シャッターが閉まったままのお店や空き店舗・空き地をよく見かけます。一つの小さな店舗のアイデアから商店街を元気にするアイデアへ、自分のデザインを実際に視覚化しながら「まちづくり」につなげていくことをみんなで学びました。


自分のお店を作ってみよう

  ①床と壁のデザインを決めて、お店の概観を作ろう。

 
      
 
  ②商品のミニチュアを並べて、お店のインテリアを考えよう。

 
      
 
  ③アイデアいっぱいのステキなお店が完成!

 
      

自分のお店に入ってみよう

 作った模型が、魔法のスクリーンで本物のお店のようになったよ!\(^_^)/
 自分のお店をみんなに紹介しよう。


       
 
       
  

 参加した高校生たちは、自分たちのアイデアが模型になり、さらに実物大の空間に広がったときは、みんな感動していました。「ものづくり」の体験を通じて、大学の研究室の楽しさを感じてもらえたのではないかと思います。
 諫見先生、諫見研究室の学生の皆さん、どうもありがとうございました。