HOPEミーティング

第5回HOPEミーティング開催概要

日時:2013年2月26日(火)~3月2日(土)
会場:グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)
対象分野:生命科学(及び関連分野)
主催:(独)日本学術振興会
後援:読売新聞社



  第5回となる今回のHOPEミーティングは、「生命科学」を対象分野に小林誠博士を運営委員長として東京都港区で開催されました。今回から新たに南アフリカからの参加者も加わり、アジア・太平洋アフリカの16の国・地域から98名の大学院生・若手研究者が参加しました。講演者として、利根川進博士、マリオ・カペッキ博士を含む7名のノーベル賞受賞者及び2名の著名研究者が招待され、講演の一部はUstreamで一般にもライブ配信されました。また、初日に行われたレセプションでは2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥博士から寄せられた若手研究者へのメッセージがビデオ上映されました。

  グループ・ディスカッションでは、参加者は各20名前後のグループに分かれて、講演者と身近な距離で研究内容や進路などの様々な話題についてディスカッションを行い、貴重なアドバイスを得ました。また、研究テーマの概要を1分間で説明する「フラッシュトーク」やポスタープレゼンテーションを通じて、参加者は自身の研究について発表する機会を得ると共に、他の参加者の研究成果を共有し、意見交換を行いました。

  3日目に参加者は理化学研究所の和光研究所を訪問し、施設見学を行いました。情報基盤センター、基幹研究所、仁科加速器研究センター、社会知創成事業の中からグループごとに2カ所を見学し、各施設の説明に熱心に耳を傾けていました。

  最終日には、多国籍のグループによるチームプレゼンテーションがあり、「生命科学と地球の未来」をテーマに多彩な発表が行われました。映像や寸劇を取り入れるなど工夫を凝らした活気溢れる発表が多数あり、ベストプレゼンテーション賞とユニークプレゼンテーション賞のチームが表彰されました。

  5日間の会期中、参加者は様々な国・地域の同世代の研究者と寝食を共にして交流を深めると共に、世界トップレベルの研究者の講演や対話を通して大きな刺激を得ました。また、和楽器のコンサートや書道や生け花等の日本文化体験を通じて文化的視野を広げる機会を得ました。

 

HOPEダイアログ

 2月28日(木)には、HOPEミーティング講演者が高校生と英語で交流する「HOPEダイアログ」が開催されました。マリオ・カペッキ博士、アーロン・チカノーヴァー博士、小林誠博士を講師として東京とその周辺の3校から48名の高校生が参加しました。全体で各講演者の紹介が行われた後、参加者は講演者ごとに3部屋に分かれ、

グループ・ディスカッション

講演者と自由に英語でのディスカッションを行いました。高校生たちはノーベル賞受賞者と対話するという貴重な機会を十分活用し、講演者の研究内容に関すること、科学者になるために高校生の時にすべきこと、講演者の学生時代の進路選択の方法などさまざまな質問を投げかけ、活発な質疑応答が続きました。

 

HOPEミーティングJr.

 3月2日(土)には、小中学生に科学の楽しさを知ってもらう機会を提供する「HOPEミーティングJr.」が日本科学未来館との共催で同館にて開催されました。白川英樹博士、小林誠博士と公募で集められた19名の小中学生が参加し、館内展示の前で両博士によるノーベル賞受賞テーマの解説が行われた後、白川英樹博士の指導のもと、小林誠博士と一緒に導電性プラスチック二次電池を作る実験教室が行われました。

その後、質問コーナーも設けられ、「実験がうまくいかない時はどうすれば良いですか」「学校の勉強は役に立ちますか」等 参加者から寄せられた質問に両博士が答え、これらの機会を通じて参加者たちは科学への親しみを深めていました。