HOPEミーティング

第4回HOPEミーティング開催概要

日時:2012年3月7日(水)~11日(日)
会場: つくば国際会議場(茨城県つくば市)
テーマ: 「未来を創る化学」
主催: (独)日本学術振興会
後援: 読売新聞社

参加者の集合写真


ミーティング会場

第4回となる今回のミーティングは、「未来を創る化学」をテーマに小林誠博士を組織委員長として茨城県つくば市のつくば国際会議場で開催されました。今回から新たにエジプト・モンゴルの参加者も加わり、アジア・太平洋の17の国・地域から100名の大学院生などが参加しました。

根岸博士の講演

講演者として、小林博士のほか、7名のノーベル賞受賞者及び2名の著名研究者が招待され、講演の一部はUstreamで一般にもライブ配信されました。2日目及び4日目のグループ・ディスカッションでは、参加者は各20名前後のグループに分かれて、講演者と身近な距離で科学や研究者のキャリアなどの様々な話題についてディスカッションを行い、貴重なアドバイスを得ました。会期中にはポスターセッションも行われ、参加者は自身の研究について発表・議論する機会を得ると共に、他の参加者の研究成果を共有し、意見交換を行いました。

見学
ディスカッション

3日目に参加者はエーザイ株式会社筑波研究所及びKEK(高エネルギー加速器研究機構)を訪問し、施設見学を行いました。エーザイでは、大和執行役による説明の後、参加者は3つのグループに分かれて、化合物倉庫、HTS、CADD/SBDD、バイオマーカー探索技術を見学しました。KEKでは、Bファクトリー実験施設、放射光科学研究施設、超伝導リニアック試験施設棟を見学しました。

チームプレゼンテーション

最終日には、チームプレゼンテーションが行われました。参加者は12組のチームに分かれ、科学研究の将来や創造的研究に必要な要素などのテーマについて自由に議論した結果を発表しました。発表に向けて各チームとも夕食後などの時間を使って、熱心に話し合いを重ね準備をしてきていました。寸劇を取り入れるなど工夫を凝らした活気溢れる発表が多数あり、ベストプレゼンテーション賞とユニークプレゼンテーション賞のチームが表彰されました。

寸劇

5日間の会期中、参加者は様々な国の同世代の研究者と寝食を共にして相互交流を深めると共に、講演や対話を通じて最先端の研究成果に関する知見を深め、創造的な研究を行う上で重要な考え方や哲学を学びました。プログラムにはチェンバロ・コンサートや生け花・着付け等の日本文化体験も含まれており、このような機会を通じて文化的見識を高めました。

HOPEダイアログ

高校生との質疑応答

 3月9日(金)には日本学術振興会のサイエンス・ダイアログ事業との共同企画として、「HOPEダイアログ」が開催され、講演者のウォーカー博士、マキノン博士、シェヒトマン博士、小林博士と茨城県を中心とした7校から集まった47名の高校生が英語で交流を行いました。前半のパネルディスカッションでは、講演者それぞれが、自身の生い立ち、科学や研究における重要なこと、科学の将来と高校生への期待などについて語った後、高校生との質疑応答を行いました。

グループ・ディスカッション

また、後半のグループ・ディスカッションでは、講演者と高校生が3つのグループに分かれ自由にディスカッションを行いました。高校生はノーベル賞受賞者と対話するという機会に当初は緊張しているようでしたが徐々に打ち解け、科学の将来や、科学者になるために高校生の時にすべきことなど様々な話で大いに盛り上がっていました。参加者からは、「近い距離でノーベル賞受賞者の方のお話をたくさん聞けて貴重な機会だった」「科学の重要性を再認識できた」との感想が寄せられました。

HOPEミーティングJr.

23名の小中学生が参加

 小中学生とHOPEミーティングに参加するノーベル賞受賞者との交流を目的としたHOPEミーティングJr.が3月11日(日)に国立科学博物館との共催で同館にて開催されました。小林誠博士、根岸英一博士と、全国から公募により集まった「将来、科学者になりたい」という夢を持つ23名の小中学生が参加しました。

博士自らが解説

両博士による「科学者を志す子ども達への期待」と題したミニ講演や参加者からの質問コーナーがもうけられました。さらに展示室では、科学博物館館内に展示されている両博士の研究に関連した展示物を前に、博士自らが解説を行いました。参加者からは「身近な例をわかりやすく、おもしろく解説してもらえてよかった」という声が多くあり、科学への親しみを深める良い機会となりました。