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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

九州東海大学

熊本地域の地下水の現状とその保全
-湧水の現状と地下水保全のための農地での湛水事業-

整理番号 HT3109

実施担当代表者

市川 勉 (いちかわ つとむ)

工学部・教授

開催日

平成19年 7月 28日(土)

開催会場

九州東海大学熊本校舎、熊本市神水本町、大津町上陣内

住所:熊本県熊本市渡鹿9丁目1番1号

実施の様子

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写真-1 学内の案内板と受付
 
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写真-2 模擬授業風景
 
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写真-3 江津湖湖畔での昼食と野方氏の説明
 
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写真-4 江津湖の中での生物と湧水の観察
 

 好天に恵まれ、福岡県大牟田市からも高校生の参加があり、当日、急遽欠席した4名の高校生・引率の先生を除く、高校生、引率の先生方合計16名の参加を得て、首記のテーマで実施しました。写真-1は学内に設置した案内板と受付の状況です。
 受付終了後、9時35分から、スケジュールの説明と科研費、と「きめきひらめきKAKENHI」の概要について10分ほど説明をした後、1時間目の体験授業、「江津湖の湧水と生物」を45分間行いました。10分の休憩の後、2時間目の、「湧水を守る湛水事業」と題して、体験授業を行いました(写真-2)。
 授業後も高校生からは活発な質問がありました。
 その後、用意したバスに乗り込み、江津湖へと移動しました。移動中に、江津湖の現状と、都市の中にある湧水湖の現状についての補足説明を行いました。
 江津湖到着後、学生と高校生が一緒に用意した昼食をとりました。
 午後1時に、「天然記念物;スイゼンジノリ自生地」に入り、保護活動をしている野方氏に江津湖の生物の現状について説明を受け、生徒達は熱心に聴いていました(写真-3)。
 その後、江津湖の中に入り、湧水の状況と生物採集をし、生物の分布状況を確認しました。湧水の清冽さとその減少、色々な水生生物を直接見てに高校生の皆さんは、一様に驚くと同時に、このきれいな湧水の保全の意味について興味を持っていたようでした。写真-4は、直接、水の中に入った高校生と学生、ウエーダーを着て、生物を採集する高校生です。
 この江津湖の体験では、生徒のほうから、外来生物の状況についての質問や、湧水と生物の生息環境についての質問、湧水量の測り方などに関する質問が多くあり、実際に湧水量観測に参加したいという高校生もいました。
 次に、バスで、白川中流域、大津町にある湛水田に湛水の状況について見学するために移動しました。途中、多くの湛水田があり、バスの中で湛水田の意味を説明しました。高校生は、多くの水田が畑に変わっているのを見て驚いていました。しかし、湛水田では水が張っている状況をしっかりと見ていました。目的地の「水土里ネット大菊」周辺にある湛水田に到着したあと、水土里ネット大菊局長の紫藤氏に白川中流域農業の現状と湛水事業への農家の期待、その実情について説明を聞きました。また、湛水田に設置した「減水深計」を見学し、その記録データを見て、高校生諸君は水のしみ込むスピードの速さに驚いていたようでした。実際に、この湛水田では、朝8時に水深10cmあったものが、到着時の午後2時30分にほとんどなくなっていたのを聞いて、びっくりしていました。写真-5は、湛水田での紫藤氏の話と、私の減水深に関する話の状況です。

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写真-5 大津町白川中流域での紫藤氏の説明と湛水事業の説明

 大津町での湛水事業と農業の現状に関する説明の後、バスで大学へ帰りました。暑い一日中、外で見学をしたので、高校生の皆さんは、疲れた様子でした。しかし、帰りの中のバスでも、質問をしている生徒がおり、興味の高さを感じました。
 大学へ戻り、終了式を行って、生徒の皆さんに「未来博士号」を授与しました。名前を呼ぶと元気な声で返事があり、和やかな状況で終了しました。