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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

鹿屋体育大学

スポーツ科学がいざなうドリームステージ
~オリンピックは科学で闘う~

整理番号 HT3102

実施担当代表者

竹倉 宏明 ( たけくら ひろあき )

体育学部・教授

開催日

平成 19年 11月 23日(金)

開催会場

鹿屋体育大学 実験研究棟、スポーツトレーニング教育研究センター

住所:鹿児島県鹿屋市白水町1番地

実施の様子

実施の様子_写真1
 
実施の様子_写真2
 

① プログラムの内容

 オリンピックなどの国際競技会に参加するトップ選手の記録向上のためには、ナノ・マイクロレベルの最先端科学の研究がフルに活用され、1000分の1秒、1mmを争う究極の闘いが繰り広げられています。私たちが行う「スポーツ科学がいざなうドリームステージ~オリンピックは科学で闘う~」というプログラムは、人間の身体能力を極限にまで高め、人間の限界に挑戦するスポーツ科学の最先端テクノロジーを紹介し、様々な実験を通してスポーツのパフォーマンス向上に科学が果たす役割について理解を深めてもらうことを狙いとしています。また、パフォーマンスを向上させるために行われている最先端のスポーツ科学の研究が、一般の人たちの健康づくりにも広く応用されている事を紹介し、全ての国民の健康づくりにスポーツ科学の研究が大きく役立っている事を知ってもらうことも大きな狙いの一つです。鹿屋体育大学では、最先端科学を基本としてスポーツの記録向上や健康作りのための生涯スポーツの発展などに関係する数多くの研究を行っています。このプログラムは、スポーツ科学における最先端の技術に関する情報を紹介するだけではなく、最先端のスポーツ科学を通じた健康作りの意識改革に大きく役立つと思います。

② 当日のプログラム実施状況

 参加予定の7名(親子参加1組)から、当日の朝に急遽5名のキャンセルが出たため、残念ながら大幅なプログラム内容の変更を行わざるを得ませんでした。複数の人数で実施する予定だった様々な実験を行うことができなくなってしまったため、本学が所有する研究施設の見学(一部体験)を中心としたプログラムに変更しました。プログラムの実施前に測定・収集しておいた映像データや電子顕微鏡試料の観察も併せて行うことにしました。各部門の責任者は、参加者の皆さんに楽しんで頂けるように事前に完璧な準備を行い、当日を心待ちにしていたのでとても残念でした。
 プログラムの最初に、本物の金メダルと銅メダル(1972年のミュンヘンオリンピックにおいて本学の田口信教教授が獲得したメダル)を手に取ってその感触を確かめながら、最先端スポーツ科学の概略についての解説がありました。参加者は、実際の金メダルに触れて、とても感激した様子でした。その後、実験プールに移動し、プール内の様々な実験装置や、世界に2台しか設置されていない低圧流水プールの見学を行いました。スポーツ情報センターでは、超高速高感度ビデオカメラを用いて、参加者がクラブ活動として実施しているテニス動作の撮影を行いました。高速度撮影された画像データは、今後の参考にして頂けるようにすぐにCDに記録され参加者に渡されました。
 同センターのスタジオ内ではスポーツ動作の3次元分析方法や、競技への応用方法についての簡単な説明を行いました。参加者は、スタジオ内で撮影されたヒトの動作が即座にコンピューターのモニターに様々な種類の画像として映し出され、任意の方向に自由に回転する画像に興味深く見入っていました。
 電子顕微鏡による筋細胞の観察を行った際には、トレーニングによって筋のパフォーマンスが向上する仕組みを明らかにするために電子顕微鏡を利用したり、疾病状態にある筋では細胞の微細構造が乱れたりするなどの変化が観察されることなどの説明が行われました。参加者は電子顕微鏡で初めて細胞を観察しながら、電子顕微鏡本体の大きさに驚いた様子でした。
 プログラム最後のまとめでは、本学の柴田亜衣選手(アテネオリンピック、水泳女子800m自由形金メダリスト)の映像分析から得られた様々なデータを簡単に解説しながら、柴田選手の強さの秘密を科学的に解説しました。また、持久力と寿命の関係についても簡単な説明があり、日々の生活の中で行う簡単な運動の大切さを理解して頂きました。午後5時過ぎまでのプログラムを大幅に短縮して、昼前に全てのプログラムを終了し、修了証を授与しました。