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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

岡山大学

ダーウィン、メンデル、ペッファー・・・・・生物は面白い

整理番号 HT3093

実施担当代表者

武田 和義(たけだ かずよし)

資源生物科学研究所・教授

開催日

平成 19年 8月 25日 (土)

開催会場

岡山大学資源生物科学研究所 大会議室

住所:岡山県倉敷市中央二丁目20-1

関連URL

 http://www.rib.okayama-u.ac.jp/seminar/2007tokimeki.html 

実施の様子

 
実施の様子_写真1
 
実施の様子_写真2
ウイルスは葉のどこにいるの?
 
実施の様子_写真3
光る微生物
 
実施の様子_写真4
 
実施の様子_写真5
 
実施の様子_写真6
 

 岡山大学資源生物科学研究所において,「ダーウィン、メンデル、ペッファー ・・・・・生物は面白い」のテーマのもと,講演あり、実験あり、見学あり、自由談義ありの企画を高校生に提供した。その中には遺伝、進化、生理の要素をちりばめた。それらのメニューはベテラン、若手の教員、大学院性、博士研究員が各々担当し、概ねスケジュールどおりにプログラムが遂行できたと思う。午前と午後1日がかりの行事でメニュー過多の嫌いを実施者として持ちましたが、参加者は予想以上にこのプログラムに満足し、興味を持ったようであった。その時の模様の概略を下に記す。
 まず始めに,杉本准教授による講演「宇宙植物研究の最前線」では,ロシア科学アカデミー生物医学研究所と共同研究として行っている、国際宇宙ステーションでの植物実験について説明して頂いた。宇宙ステーションで発芽し、成長したオオムギ、あるいは宇宙旅行し宇宙放射線、温度変化、微少重力等のストレスを受けたオオムギの種が地球で正常に生育するか?将来宇宙ステーションで野菜が自給可能となるか?などについて説明を受けた。夢のある宇宙植物研究に高校生も大いに興味を膨らませたようである。
 午前の実験コーナーでは2班に分かれ、「ウイルスは葉のどこにいるの?」「光る微生物」という実験体験に挑んでもらった。どちらの実験もふつう肉眼では目にすることが不可能なウイルス(近藤助教)と細菌(金原准教授+谷助教)を緑色蛍光蛋白質、あるいは代謝されると蛍光を発する化学物質を利用し各々ミクロの世界の可視化を体験して頂いた。昼食時は当研究所の教員、博士研究員、大学院生と語らいの時間を設けた。「研究者になるにはどうすれば良いか?」「普段研究室ではどういう生活を送っているか?」「研究のどういうところが面白いか?」などの質問を浴びせられたようである。また、職員から逆に「高校ではどういう勉強が好きか?」「どういうクラブ活動を行っているか?」「どこの大学へ入学したいか?」等の質問を高校生に向けたようである。
 午後は、当研究所で数年前から取り組んでいる「屋上緑化プロジェクト」の実情を紹介し、実際に屋上の緑化事業を見学して頂き、緑化部分とコンクリート部分の20度近い温度差を赤外線サーモグラフィーで測定して頂いた(且原准教授+森助教+田中丸准教授)。屋上から全貌できる研究所の歴史、現状を武田所長が説明した。

 午後の実験コーナーは「植物電気」と冠し、オジギソウの活動電位を測定して頂いた。色んな刺激(触れる、熱、湿潤他)をオジギソウに与えた時に、活動電位はどうなるか?
 そもそも葉の先端に触れただけで葉の付け根までお辞儀するのはどういう仕組みか?などの疑問に答えていた(且原准教授+森助教)。
 「見学2」では多くの貴重書(例えば、創刊号からのNature, Science誌、ペッファー文庫)を所蔵する付属図書館/史料館を見学し、説明を受けた(川上係長)。ペッファー文庫の中には著者からペッファー博士に献呈された”The Power of Movement in Plants” (C. R. Darwin 著)を含み、見開き項にDarwin自筆の献辞がある。
 「ガラパゴス諸島の生物」ではダーウィンが立ち寄った当時のガラパゴス諸島生物と現在のそれらについて詳しく紹介された。人を恐れず寄ってくる「ダーウィンフィンチ」ゾウガメの類い等、高校生の興味を引いたようである。また、そこで行われている外来植物の入島を防ぐ試み、それらの防除法、それは日本の小笠原諸島でも問題化していることが紹介された(榎本准教授)。
 最後の「留学生と語ろう」のコーナーでは、英語で話すグループ、日本語で話すグループに分かれて、世界各国からきて資源生物科学研究所で研究している留学生、博士研究員十数名と語らって頂いた。「何故日本で研究しているか?」「研究者になるきっかけは?」などの質問が飛び交い、盛り上がっていたようだ。
 参加者達は,このプログラムを通じ研究の意義や楽しさを十分に体験したようでした。そのことはアンケートの回答あるいは彼等の表情から充分うかがえた。
 終了後は,岡山大学の稲葉副学長から参加者に未来博士号の授与が行われ、最後に正面玄関前で参加者全員の記念撮影が行われた。

実施の様子_7