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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

甲南大学

10億分の1への旅
-DNAワールドへの招待状-

整理番号 HT3089

実施担当代表者

杉本 直己(すぎもと なおき)

甲南大学先端生命工学研究所・所長(理工学部 教授)

開催日

平成 19年 8月 26日(日)

開催会場

甲南大学 先端生命工学研究所

住所: 兵庫県神戸市東灘区西岡本6-71-1

関連URL

 http://fiber.konan-u.ac.jp/hirameki_tokimeki/index.html 

実施の様子

 本プログラムでは、甲南大学先端生命工学研究所(FIBER)の行うナノバイオテクノロジーの研究を中学生にも理解できるように、内容を分かりやすく工夫した講義と実験を行いました。参加者は、中学生23名、高校生1名の計24名で、他にご家族・学校の教諭等13名が見学されました。
 冒頭の杉本FIBER所長の挨拶、日本学術振興会による科学研究費補助金のご説明のあと、本プログラムに参加したテクニカルアシスタント(FIBER教員と大学院生)の紹介をしました。その後1時間に亘り10億分の1のナノの世界とDNAについて説明し、最先端の研究であるナノバイオテクノロジーに関する講義を行いました。

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 続いて参加者全員が白衣に着替え、ゴム手袋のつけ方外し方やDNAを格納した容器の取り扱いの説明の後に、マイクロピペッターの操作について教わり、操作の練習として、蒸留水を吸い上げパラフィルムへ押し出す作業を繰り返しました。慣れない手袋・マイクロピペッターに悪戦苦闘の参加者でしたが、最後には真剣なまなざしで実験器具を取り扱う姿が見受けられました。説明と作業を段階ごとに繰り返すことにより、理解と体験のサイクルが実験への興味をかき立て、学習への姿勢に表れたものと思われます。
 参加者がマイクロピペッターの操作に慣れた頃に、DNAを規定の量分正確に取り出し、金ナノ粒子の水溶液へ加える作業を行いました。金ナノ粒子とDNAの結合の仕組みについては、パズルを使用して説明するなど工夫をこらし、最先端の研究内容を平易に理解できるよう努めました。

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 昼休みには、全員で大学生協にて食事を撮ると共に、大学の各施設を見学するなど大学のキャンパスライフに触れる機会を設けました。 日頃目にすることの少ない大学の各施設に、参加者からティーチングアシスタントへの質問が多数寄せられました。

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 午後からは班別に分かれ、金ナノ粒子を加えたDNAがどのような状態でいるかを確認するために、目視確認、分光光度計による測定、電子顕微鏡による直接観測  の3つの方法を説明し、それぞれ班毎に観察を行いました。特に、電子顕微鏡については、その原理や性能、用途など参加者から多数の質問が寄せられました。

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 実験終了後のクッキータイムでは、FIBERの教員・大学院生が、研究者への道のりを歩みだしたきっかけなどを参加者に話す機会がありました。またあわせて研究所の施設見学を行い、最新鋭の設備を備えた大学研究所の雰囲気を体験してもらいました。最後に、杉本FIBER所長より参加者全員に「DNA博士号」が授与され、記念撮影を行いました。

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 プログラム終了後は、参加者のみが閲覧できる研究所のホームページに実験データを公表し、また参加者からの質問を受け付けるなどインターネットを使用した事後学習に取り組みました。