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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

関西学院大学

分子性酸化物って何だろう

整理番号 HT3088

実施担当代表者

矢ケ崎 篤 (やがさき あつし)

理工学部・教授

開催日

平成 19年 8月 4日 (土)

開催会場

関西学院神戸三田キャンパス 理工学部内教室

住所:兵庫県三田市学園2-1

実施の様子

実施の様子_写真1
 
実施の様子_写真2
 
実施の様子_写真3
 
実施の様子_写真4

 関西学院大学理工学部では、時代をリードする最新の施設と設備を備えた研究室や実験室を開放し、各学科のスタッフ(大学院生を含む)が準備した各種の実験を高校生が体験して、「実験の面白さ、楽しさ」に触れてもらい「理科大好き人間」を育てたい。自然科学が果たしている役割や、我々の日常の身近な生活との関わりを知り、自然科学に親しみを持つとともに自然科学を学ぶことに夢をもってもらいたい」との願いを持って2001年度から過去6回、7月末から8月初旬の土曜日に高校生を対象として「オープンラボ(理工学部一日体験入学)」を開催し、これまでに延べ1,000名にも及ぶ高校生が参加しています。参加者は物理学科、化学科、生命科学科、情報科学科の4学科が各々提供するプログラムの中から希望する学科のプログラムに参加し、高校では体験できない実験や演習を充実した設備、機械・器具を使って体験し、最新の研究に基づく興味深い講義、実験に大いに満足してもらっています。

 今年の「オープンラボ(理工学部一日体験入学)」は8月4日(土)に開催しました。4学科あわせて158名の高校生が参加し、外の焼け付くような暑さの中、快適な環境で一日体験入学を楽しんでもらいました。このたびの「ひらめき☆ときめき  サイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」には化学科の矢ケ崎篤教授が担当するプログラム「分子性酸化物って何だろう -酸素の作るちょっと変わった化合物-」が採択され、定員いっぱいの20名が講義、実験を体験しました。

 午前10時から、一日のオリエンテーションの後、矢ケ崎教授による「分子性酸化物って何だろう -酸素の作るちょっと変わった化合物-」の講義が行われ、酸化物なのに分子をつくる、ちょっと変わった化合物である分子性酸化物の性質や反応を詳しく調べることによって、その結果を普通の酸化物に応用でき、新しい分子性酸化物を作れば世界制覇も夢ではないとの講義に、参加した高校生は聞き入っていました。

 昼食休憩の後、国内でも有数の設備を備えた「化学学生実験室」で「ケギン型の分子性酸化物の合成」というテーマで、矢ケ崎教授、三成教育技術主事、補佐の学生の指導のもと、「モリブドケイ酸グアニジウム塩の合成」を体験してもらいました。少し難しい実験でしたが、失敗を繰り返しながらも教員や学生の丁寧な説明やサポートを得て、最後に完成したときには思わず感動の声を上げる生徒も。楽しい実験を体験できたことに参加者の多くが大満足でした。

 その後、矢ケ崎教授の研究室を訪問し、どんなところで、どんな研究をどのような方法で行っているか、見学してもらいました。教授の説明を聞き、研究室の学生の実際の研究の様子を目の当たりにして、ますます化学に興味を持ってもらうことができたことと思います。

 最後に、参加者全員と指導に当たった教員や学生たちとともにクッキータイムです。当日初めて出会い、いっしょに実験を体験した高校生同士や教員・学生と和やかな懇談の時を持ち、実験のあの部分が難しかったとか、あそこは思ったよりも簡単にできたなど、口々に感想を語り合っていました。そして最後に未来博士号の証書をひとりひとり受け取り、午後4時にすべてのプログラムが終了しました。参加した高校生の皆さんは、それぞれに感想を持ったことと思いますが、科学に関する興味は確実に増したことと期待しています。