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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

奈良先端科学技術大学院大学

光を感じ、光を放つ分子たち

整理番号 HT3071

実施担当代表者

河合 壯 (かわい つよし)

物質創成科学研究科・教授

開催日

平成 19年 11月 17日(土)

開催会場

奈良先端科学技術大学院大学

住所:生駒市高山町8916-5

関連URL

 http://www.naist.jp/news/detail_j/topics/263/ 

実施の様子

実施の様子_写真1
 
実施の様子_写真2
 
実施の様子_写真3
 

 奈良先端科学技術大学院大学と独立行政法人日本学術振興会による「ひらめき☆ときめき サイエンス?ようこそ大学の研究室へ?KAKENHI・光を感じ、光を放つ分子たち」が11月17日に行われました。本プログラムには小学校高学年から高校生・一般と幅広い参加者があり、秋深まる奈良において本体験プログラムは13時から始まりました。

 はじめに河合教授から本プログラムの概要について紹介があり(写真1)、続いて長谷川准教授による15分の講演「博士を目指そう!」が行われました。博士になりたいという小学生や熱心にメモをする中学生も見られ、サイエンスを体験する雰囲気が高まってきました。

 講演の後、参加者は白衣に着替えました。初めて着た白衣姿を記念写真におさめる参加者も見られました。サイエンス体験の臨場感が高まる中、本体験プログラムが13時30分からスタートしました。

「光を感じ、光を放つ分子たち」の体験プログラムは以下の6つが行われました。
(1体験テーマ:10分)
1)視覚の原理でもある、光で色がかわる分子(フォトクロミズム)
2)特殊な光を当てると、強く発光する分子(希土類発光)
3)ホタルのように、自然に発光する分子(ルミノール反応)
4)日焼け止めクリームによる紫外線吸収実験
5)偏光板を使った光のしくみ
6)ろ紙を用いたカラーインクの色成分分解

本プログラムでは、初めて目にする美しい発光や最新の研究成果に基づく分子の楽しさに歓声があがっていました。さらに光を使った犯罪捜査や日焼け止めクリームの原理などを熱心にメモする参加者も見られました(写真2)。また、「偏光板」を使った手品に興味を持つ参加者も多く見られ、サイエンスの不思議と楽しさを実感していました。本体験プログラムは光化学を基盤とした実演によって構成されており、最先端の研究成果による「光を感じ、光を放つ分子」の面白さを味わっていただけたと思います。
 体験プログラムで勉強した後、参加者と大学院生によるティータイムを行いました。「面白かった?」と問いかける大学院生に対して、参加者は楽しそうに答えていました。このティータイムは参加者と研究者が交流できる絶好の機会になったと思います。

 ティータイムの後は奈良先端科学技術大学院大学が誇る最新設備の見学を行いました。見学した施設は以下の通りです。

1) 大学院の研究室見学(有機化学研究室)
2) クリーンルームの設備見学
3) 研究棟の屋上に設置してある太陽電池パネル

 巨大な実験装置や太陽電池の話などに参加者は熱心に耳を傾け、「この太陽電池はどのくらい発電しているの?」「この太陽電池でどのくらい二酸化炭素を削減できるの?」など多くの質問が寄せられました(写真3)。説明者と参加者が将来のサイエンスにおける夢などを語り合うよい機会となりました。

 本体験プログラムの最後に修了式が行われ、垣内・物質創成科学研究科長から参加者全員に「未来博士号」が贈呈されました。この「未来博士号」の裏面には、フルカラー発光する周期表(最新研究成果)が印刷されており、未来博士号をもらった参加者から「おっー!」という歓声が聞こえてきました。

 以上、3時間弱の体験プログラムでしたが、時間を感じさせない有意義なものとなりました。この体験プログラムでサイエンスの楽しさと重要性を伝えることができたと思います。このような体験型科学教室は重要と感じました。