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ひらめき☆ときめき サイエンス

プログラムの実施の様子
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プログラムの実施の様子

岐阜薬科大学

ノーベル賞の発明を利用して実験してみよう

整理番号 HT3060

実施担当代表者

酒々井 真澄(すずい ますみ)

薬物治療学・教授

開催日

平成 19年 8月 21日(火)

開催会場

岐阜薬科大学

住所:岐阜県岐阜市三田洞東5丁目6-1

関連URL

 http://www.gifu-pu.ac.jp/top.html 

実施の様子

 岐阜薬科大学と日本学術振興会は高校生を対象にしたプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス~ノーベル賞の発明を利用して実験してみよう」を実施しました。高校1~3年生35名と引率の先生2名が参加しました。また、学術振興会より新地博さんが視察に来られました。このプログラムは参加者の皆さんに大学の研究室を訪問してもらい、KAKENHI(科研費)による研究の成果を実際に見て、聞いて、触れて、感じてもらうのが目的です。実施当日は午前9時から午後4時半まで参加者全員が最後までプログラムに取り組みました。最初に永井博弌学長の挨拶があり、次に実施代表者の酒々井真澄教授より日本学術振興会が審査して交付する科研費の説明と「ひらめき☆ときめきサイエンス」の紹介がありました。休憩後、古川昭栄教授と酒々井教授の講義を聴き、マリス博士のすごいアイデアを頭に入れたところで配属された各研究室に分かれて、さあ実験開始。

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永井学長挨拶   古川教授の講義スライド   本日の実験メニューは?

 参加者の皆さんはマイクロリットルなんて少ない量の実験は初めて。全員、ラップの上に水滴を作ることから練習始め!水滴の大きさはそろっているか?スタッフの模範演技の後PCRチューブにDNAとPCR試薬(プライマー、dNTP、DNAポリメラーゼ、緩衝液)を入れて反応液を調製した。サーマルサイクラーに入れて反応START。あとは1時間半お休み?いえいえ。この間にアガロースゲルの作製。アガロースを溶かすのは家の電子レンジと同じ。ゲル板に流し込んで「午前の部」は終了しました。

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スタッフ指導の下でピペット操作の練習中   反応液を仕込みます   アガロースゲルの作成

 ランチョンセミナでは大学院生の百石先生による「PCRはこんなところに応用されています」を聴きフリーディスカッション。

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理解を深めることができたかな   古川教授とディスカッション   永井学長とディスカッション

 薬効解析学研究室では「PCR反応によるマウスの遺伝子型の解析」を行いました。「ヘテロ型のオスとワイルド型のメスより生まれた子供7匹のうち何匹がヘテロ型か?」、この課題を「メンデルの法則」を基にPCRを利用して確認しました。
臨床薬剤学研究室では脂肪細胞が分化する時の遺伝子発現の変化をみる実験を行いました。将来、メタボリック症候群の予防薬開発につながる?目的の遺伝子はアディポネクチン、C/EBPα、PPARγの3種類。
微生物学研究室ではマクロファージという細胞が作る「サイトカイン」に着目しました。マクロファージを細菌成分(エンドトキシン)で刺激し、刺激する前と後でサイトカインの産生が起こるかどうかをPCR法で調べました。
分子生物学研究室では神経細胞の生存や機能の保持に必要な神経成長因子(NGF)の遺伝子を増幅しました。
薬物治療学研究室では細胞増殖に関連する遺伝子(p21、cyclin D1、p53)の発現をみました。抗がん作用が期待される化合物をヒトのがん細胞に作用させた場合の遺伝子発現変化をPCR法により調べました。

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大学院生指導の下、ゲルにアプライ   上達が早く、なかなかの腕前   定量性は保てるか
         
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分化阻害薬は遺伝子発現に影響する   大学院生とディスカッション   発表のうち合わせ中

 ここからがクライマックス。電気泳動ゲルをUVランプに当て、バンドを観察します。実験結果についてスタッフの先生や大学院生とディスカッション。うまくいった場合は結論を、そうでなかった場合はその理由を考えました。全ての研究室で実験は午後3時までに無事終了しました。発表スライドをUSBメモリにセーブして皆、大ホールに集合です。

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初めてのPowerPoint   また新しい未来博士が誕生しました   皆さん、よくがんばりました

 実験結果発表と質疑応答後、35名の参加者全員に一人ずつ永井学長より修了証書が手渡されました。参加者と関係者の皆様、ご協力どうもありがとうございました。