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開催日午前10時から約1時間30分,ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI事業推進委員会の大野弘幸委員から科学研究費の説明並びに繊維学部長から繊維学部についての説明があった後,実施担当代表者による模擬講義「ボルタの電池から燃料電池開発の最前線まで」が行われた。講義では会場がいっぱいになり,参加した高校生から,内容は難しかったが,興味のもてる内容であったとの感想が寄せられた。
午後は1時30分から3時30分まで,参加者4~5人のグループに分け,23テーマの体験実習を行った。午前中の模擬講義に参加した者は180名,その内午後の体験実習にも参加したのは108名であった。高校生達は,喜々としてテーマに取り組んでいたのが印象的であった。最後に修了式が行われ,参加した高校生一人々に未来博士号を授与した。
以下に実験テーマの一部を紹介する。
①燃料電池の仕組みを学ぼう 環境問題、エネルギー問題の有効な解決法の一つとして注目を集めている燃料電池の仕組みを学ぶことに主眼を置き、太陽電池による水の分解→水素と酸素の発生→これを用いた燃料電池の駆動→発電 の仕組みを学んだ。
②身体のしくみと感性をはかる 「感性」=「コミュニケーションによって関係性を作る能力」とすると、人間関係の基本が感性ということになります。この実験では、「人を魅了する笑顔」とは何か?を自分の顔を基本として探ることを試してみました。
③プラスチックや有害物質を光で分解する 環境負荷の少ないプラスチックや界面活性剤を最もクリーンなエネルギーである光(太陽光)で分解する実験を行い、廃プラスチックの処理問題、広く環境問題について考えてみました。
④ポリエステル繊維を作ってみよう PETボトルでも良く知られているポリエステルは、化学繊維の4割を占める素材です。実験では溶融紡糸→延伸操作により実際にポリエステル繊維を作ってもらい、さらに、独自の技術であるレーザー延伸によりナノファイバーを作ってみます。産業用繊維についても考えてみました。
⑤クモの糸を吐くカイコ 天然に存在する世界最強の糸として注目を集めている「クモの糸」の量産を目指して、世界中が競争で研究しています。ここでは、カイコの遺伝子組み換え技術を利用してカイコに吐かせる試みを行い、クモの糸を含む絹が生産されています。実験では、カイコのDNAの抽出を行い、DNAについての理解を深めてもらいました。
⑥個別質問 すべての体験実習が終わった後、さらに質問や興味がある学生に関しては、体験実習を受けたか否かにかかわらず、個別質問を受け付けた。多くの学生が熱心に質問・討議を行った。
⑦修了式(未来博士号授与式)
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